- 編 吉海 直人
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2023年04月24日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 352
- ISBN:
- 9784044007232
住吉物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典
- 編 吉海 直人
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2023年04月24日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 352
- ISBN:
- 9784044007232
紫式部、清少納言も愛読! 平安貴族が夢中になったシンデレラストーリー。
輝くように美しい姫君の幸せを意地悪な継母が妬み、迫害する。苛めを逃れて、都から遠く離れた住吉に隠れ住む姫君のもとへ、霊験あらたかな長谷観音の夢告と琴の音に導かれ、男君の四位少将がやってくる。再会したふたりを待ち受ける結末は――? 『源氏物語』よりもわかりやすく、物語性に富んだ平安時代の傑作『住吉物語』。紫式部や清少納言ら平安貴族たちを夢中にさせた、日本版「シンデレラ・ストーリー」の全文を丁寧に解説。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
『源氏物語』よりもずっとわかりやすく読みやすくしかも面白い。
「シンデレラ」より長編でストーリー性に富んだ作品が、平安時代に書かれていたことはご存じでしょうか。それが『住吉物語』です。(「はじめに」より)
【目次】
一、姫君誕生
二、母宮病死
三、姫君の悲しみ
四、姫君成長
五、姫君引き取り
六、継母の登場
七、初時雨
八、女郎花の露重げ
九、立ち帰り
一〇、筑前の裏切り
一一、男君三の君と結婚
一二、琴の音
一三、甲斐のしらね
一四、嵯峨野逍遥
一五、美人くらべ
一六、松の縁
一七、男君の嘆き
一八、乳母の死
一九、暁の鐘
二〇、草葉の露
二一、玉鬘
二二、善知識
二三、玉鬘
二四、入内準備
二五、むくつけ女
二六、縁談
二七、主計助
二八、住吉の尼君
二九、尼君の手紙
三〇、露の身
三一、別離
三二、住吉退去
三三、姫君出奔
三四、うす紅葉
三五、住吉の情景 以下古活字本では下巻になっている
三六、住吉と都─回り舞台─
三七、冬籠り
三八、姫君の文
三九、つがはぬ
四〇、長谷寺の霊夢
四一、暁の夢
四二、住吉下向
四三、邂逅
四四、契り
四五、召還
四六、浮きたる船
四七、帰京
四八、若君誕生
四九、除目の後
五〇、袴着
五一、老いたる大納言
五二、小袿の謎
五三、父娘再会
五四、継母離別
五五、後日譚
五六、大団円
〈コラム1 「妻」について〉
〈コラム2 母宮のについて〉
〈コラム3 継母と継子の仲〉
〈コラム4 本文異同〉
〈コラム5 「乳母」のいる風景〉
〈コラム6 シグナルとしての琴の音〉
〈コラム7 「藤襲」に注目〉
〈コラム8 「むくつけ女」について〉
〈コラム9 「住吉の尼君」について〉
〈コラム10 「心寄せの式部」について〉
〈コラム11 岩木ならねば〉
〈コラム12 臥しまろぶ〉
「シンデレラ」より長編でストーリー性に富んだ作品が、平安時代に書かれていたことはご存じでしょうか。それが『住吉物語』です。(「はじめに」より)
【目次】
一、姫君誕生
二、母宮病死
三、姫君の悲しみ
四、姫君成長
五、姫君引き取り
六、継母の登場
七、初時雨
八、女郎花の露重げ
九、立ち帰り
一〇、筑前の裏切り
一一、男君三の君と結婚
一二、琴の音
一三、甲斐のしらね
一四、嵯峨野逍遥
一五、美人くらべ
一六、松の縁
一七、男君の嘆き
一八、乳母の死
一九、暁の鐘
二〇、草葉の露
二一、玉鬘
二二、善知識
二三、玉鬘
二四、入内準備
二五、むくつけ女
二六、縁談
二七、主計助
二八、住吉の尼君
二九、尼君の手紙
三〇、露の身
三一、別離
三二、住吉退去
三三、姫君出奔
三四、うす紅葉
三五、住吉の情景 以下古活字本では下巻になっている
三六、住吉と都─回り舞台─
三七、冬籠り
三八、姫君の文
三九、つがはぬ
四〇、長谷寺の霊夢
四一、暁の夢
四二、住吉下向
四三、邂逅
四四、契り
四五、召還
四六、浮きたる船
四七、帰京
四八、若君誕生
四九、除目の後
五〇、袴着
五一、老いたる大納言
五二、小袿の謎
五三、父娘再会
五四、継母離別
五五、後日譚
五六、大団円
〈コラム1 「妻」について〉
〈コラム2 母宮のについて〉
〈コラム3 継母と継子の仲〉
〈コラム4 本文異同〉
〈コラム5 「乳母」のいる風景〉
〈コラム6 シグナルとしての琴の音〉
〈コラム7 「藤襲」に注目〉
〈コラム8 「むくつけ女」について〉
〈コラム9 「住吉の尼君」について〉
〈コラム10 「心寄せの式部」について〉
〈コラム11 岩木ならねば〉
〈コラム12 臥しまろぶ〉
「住吉物語 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典」感想・レビュー
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『住吉物語』の文庫本は本書が初とのこと。私も読者の一人として嬉しく思う。継子苛めの物語としては『落窪物語』も有名であるが、『住吉物語』と比較しながら読むと面白い。たとえば、『住吉』では父が姫君に愛情を …続きを読む2023年12月14日13人がナイス!しています
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「住吉物語」という古典を最近知って早速ビギナーズで初読み。ある本でも有名な継子譚。「落物語語」みたいで面白かった。女性作家が書いたといわれているから父親の愛情が違う。けど住吉に赴くまでがなかなかじらさ …続きを読む2023年11月23日13人がナイス!しています
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継子いじめのドキドキ感や、シンデレラストーリー感も落窪物語のほうがたぶん強いような気がする。男君も女君も乳母子も泣いてばかりだし、継母以外はみんな良い人っぽいし。ちょっと自分的には、これで十分です、ハ …続きを読む2023年05月16日11人がナイス!しています