遠野物語

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カドコミ

※1話の無料公開となる場合があります

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2024年09月20日
判型:
A5判
商品形態:
コミック
ページ数:
216
ISBN:
9784046059277
カドコミ

※1話の無料公開となる場合があります

遠野物語

  • 漫画 鯨庭
  • 原作 柳田 国男
  • 監修・解説 石井 正己
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2024年09月20日
判型:
A5判
商品形態:
コミック
ページ数:
216
ISBN:
9784046059277

これらはすべて、本当にあった実話である。

雪女、ザシキワラシ、天狗、河童、オクナイサマーー遠野の郷に伝わるさまざまな民間信仰や伝承を収めた『遠野物語』。遠野地方出身の佐々木喜善が語り、柳田国男が筆記し、現地での調査を経て編纂する形で出版された。
日本人の死生観や自然観が凝縮され、「日本民俗学の出発点になった」とも称される作品を大胆コミカライズ。「オシラサマ」「河童」「狐」「御犬」といった神や妖怪・動物たちの物語を四篇結び直し、現代に蘇らせる。

■「馬と花冠」ーーオシラサマ
その昔、ある娘が馬と恋に落ちた。その恋の行方は……?
東北地方に古くから伝わるオシラサマ信仰。オシラサマは養蚕の神、狩りの神、女性の病気の神、よいことやわるいことを知らせてくれる神などとして崇められている。その由来の物語。

■「河童の子」ーー河童
ある村の娘が河童の子を生んだ。河童の子の運命は?
今日でも誕生したばかりの赤ちゃんに関する悲しいニュースが後を絶たない。子どもの命をどう考えるかは、最も重要な課題である。現代にまで続く、『遠野物語』が描き出す人間社会の姿。

■「狐は夢」ーー狐
船越にとても仲の良い夫婦がいた。夫の漁師が吉里吉里へ出かけたが、その帰りが遅くて妻は心配になり……。
その昔、狐は人間に化けて人を騙すと信じられていた。また、思いが募るとすぐに浮遊してしまう魂の「軽やかさ」を描いた、二重に怪しい物語。

■「おおかみがいた」ーー御犬
『遠野物語』が発刊された明治末期には、ニホンオオカミはすでに絶滅していたが、遠野あたりでは御犬と呼んだ狼の話が伝わった。御犬の経立は年を取った狼のことで、特に恐れられた。
なぜ、御犬は滅びることになったのか。人間と自然の関係が失われ始めた頃の物語。
雪女、ザシキワラシ、天狗、河童、オクナイサマーー遠野の郷に伝わるさまざまな民間信仰や伝承を収めた『遠野物語』。遠野地方出身の佐々木喜善が語り、柳田国男が筆記し、現地での調査を経て編纂する形で出版された。
日本人の死生観や自然観が凝縮され、「日本民俗学の出発点になった」とも称される作品を大胆コミカライズ。「オシラサマ」「河童」「狐」「御犬」といった神や妖怪・動物たちの物語を四篇結び直し、現代に蘇らせる。

■「馬と花冠」ーーオシラサマ
その昔、ある娘が馬と恋に落ちた。その恋の行方は……?
東北地方に古くから伝わるオシラサマ信仰。オシラサマは養蚕の神、狩りの神、女性の病気の神、よいことやわるいことを知らせてくれる神などとして崇められている。その由来の物語。

■「河童の子」ーー河童
ある村の娘が河童の子を生んだ。河童の子の運命は?
今日でも誕生したばかりの赤ちゃんに関する悲しいニュースが後を絶たない。子どもの命をどう考えるかは、最も重要な課題である。現代にまで続く、『遠野物語』が描き出す人間社会の姿。

■「狐は夢」ーー狐
船越にとても仲の良い夫婦がいた。夫の漁師が吉里吉里へ出かけたが、その帰りが遅くて妻は心配になり……。
その昔、狐は人間に化けて人を騙すと信じられていた。また、思いが募るとすぐに浮遊してしまう魂の「軽やかさ」を描いた、二重に怪しい物語。

■「おおかみがいた」ーー御犬
『遠野物語』が発刊された明治末期には、ニホンオオカミはすでに絶滅していたが、遠野あたりでは御犬と呼んだ狼の話が伝わった。御犬の経立は年を取った狼のことで、特に恐れられた。
なぜ、御犬は滅びることになったのか。人間と自然の関係が失われ始めた頃の物語。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「遠野物語」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 遠野物語の代表的なエピソードを融合させて漫画化した作品。作画が秀逸であり遠野物語の内容を際立たせている。「オシラサマ」、「河童」、「狐」、「御犬」を元にした四話で構成。特に「河童の子」と「おおかみがい 遠野物語の代表的なエピソードを融合させて漫画化した作品。作画が秀逸であり遠野物語の内容を際立たせている。「オシラサマ」、「河童」、「狐」、「御犬」を元にした四話で構成。特に「河童の子」と「おおかみがいた」が好み。「河童の子」はかつての時代背景が読み取れる。奇形があり産まれた子や間引き。医療の発達していない時代では、「普通」と異なる存在は穢れや忌みと思ったのだろう。その原因を想像の異形による影響とした。貧困からの間引きもあったろう。「おおかみがいた」は「もののけ姫」を想起させる。現実味を持たせた内容。良作。 …続きを読む
    yoshida
    2024年10月14日
    78人がナイス!しています
  • 鯨庭さんは「言葉の獣」で知り、言葉に対する感性がとても好みで注目してる漫画家さんだ。今まで遠野物語をおとぎ話だとは一回も思ったことはないけれど、漫画として落とし込むことで人間と妖の間の距離感がぐっと縮ま 鯨庭さんは「言葉の獣」で知り、言葉に対する感性がとても好みで注目してる漫画家さんだ。今まで遠野物語をおとぎ話だとは一回も思ったことはないけれど、漫画として落とし込むことで人間と妖の間の距離感がぐっと縮まり生々しくなっていて、初めて怖いと思った。原作の「オシラサマ」「河童」「狐」「御犬」の持つ余白に鯨庭さんの補足を加えて描かれる4編だが、本を閉じて心にまず浮かんだのは自然からとり残される人間の姿だ。人間から自然が去っていく、とり残される。なぜかそう感じてとてつもなく寂しくなってしまった。 …続きを読む
    東谷くまみ
    2024年11月27日
    32人がナイス!しています
  • とても綺麗なお話でした。遠野物語はいくつかの話は読んだことがあるけど漫画で見ると本当に美しいと感じました。 とても綺麗なお話でした。遠野物語はいくつかの話は読んだことがあるけど漫画で見ると本当に美しいと感じました。
    2024年10月03日
    30人がナイス!しています

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