- 著者 岩井 志麻子
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2022年07月27日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 216
- ISBN:
- 9784041128336
煉獄蝶々
- 著者 岩井 志麻子
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2022年07月27日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 216
- ISBN:
- 9784041128336
忌まわしき蝶が乱れ舞う、灼熱無惨浪漫紀行。
明治三十八年、岡山。名家・大鹿家に拾われた一人の赤子。保和と名付けられた彼は、大鹿の養子として乳母の春に育てられることに。春の語る残酷な怪異譚を聞きながら、愛憎渦巻く名家で青年となった彼は、この世ならざるものを感じることができた。昭和三年、失踪していた文学の師で放蕩者の作家・金光から保和に帳面が届く。そこには、自ら殺し、そして蘇らせた妻とのおぞましくも妖しい旅行記がつづられていた。金光の記録に魅せられ、読みこんでいくうちに精神を浸食される保和。日常さえも次第に歪められていく中、彼はことの真相を確かめるべく、金光夫妻が逗留しているという新嘉坡へ向かう。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「煉獄蝶々」感想・レビュー
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岩井 志麻子は、新作中心に読んでいる作家です。久々の著者の新作は、著者らしい岡山が舞台のエログロな幻想譚でした。若い頃に比べると少しインパクトに欠ける気がします。 https://www.kadokawa.co.jp/topics/8129 …続きを読む2022年09月03日197人がナイス!しています
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岩井志麻子という作家、岡山を舞台におぞましく不思議な世界を作り上げて読み手をゾワリとさせながらその世界に引き込んでいく。それは大好き!しかし、本作はそのゾワリ感がない、不思議な世界は志麻子さんの中にの …続きを読む2022年08月24日88人がナイス!しています
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図書館の新刊コーナーで見つけて。冒頭の血生臭くおどろおどろしい雰囲気に惹かれたが、その後の展開は、主人公から作家や女中の話に移行し、なんともまとまりない印象。岡山では、可哀想と可愛いが同義だというのは …続きを読む2022年09月11日79人がナイス!しています