武蔵 残日の剣

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2022年08月26日
判型:
四六変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
368
ISBN:
9784041127544

武蔵 残日の剣

  • 著者 稲葉 稔
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2022年08月26日
判型:
四六変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
368
ISBN:
9784041127544

最強の剣豪、宮本武蔵はなぜ「五輪書」を書いたのか?

「今、時が求め導く真の境地。深き人間味溢れる剣豪武蔵の兵法の極意。己磨きの武の道を求めて止まない私の心は、この一冊に一気に引き込まれ時を忘れた・・・まさに渾身作」――俳優・武道家 藤岡弘、
時代小説の雄が、知られざる晩年の武蔵を活写した本格剣豪歴史小説!

徳川家康の天下統一により太平を迎えた世――戦国の動乱を剣士として生き抜いてきた宮本武蔵も老境に達していた。将軍家剣術指南役となった柳生宗矩に対抗心を燃やし、生半可な仕官の道は選ばなかった武蔵も、島原の乱に従軍し負傷したことで老いを実感し、終の棲家を求めていた。熊本藩主・細川忠利から客分として招かれた武蔵は、当地で指南役を務めつつ、手伝いの清に支えられながら安らかな日々を送るようになる。やがて、自らが究めてきた兵法の極意を伝えるべく、岩戸・霊巌洞に籠もり『五輪書』の執筆を始めた。武蔵が最後に到った境地とは?
「今、時が求め導く真の境地。深き人間味溢れる剣豪武蔵の兵法の極意。己磨きの武の道を求めて止まない私の心は、この一冊に一気に引き込まれ時を忘れた・・・まさに渾身作」――俳優・武道家 藤岡弘、
時代小説の雄が、知られざる晩年の武蔵を活写した本格剣豪歴史小説!

徳川家康の天下統一により太平を迎えた世――戦国の動乱を剣士として生き抜いてきた宮本武蔵も老境に達していた。将軍家剣術指南役となった柳生宗矩に対抗心を燃やし、生半可な仕官の道は選ばなかった武蔵も、島原の乱に従軍し負傷したことで老いを実感し、終の棲家を求めていた。熊本藩主・細川忠利から客分として招かれた武蔵は、当地で指南役を務めつつ、手伝いの清に支えられながら安らかな日々を送るようになる。やがて、自らが究めてきた兵法の極意を伝えるべく、岩戸・霊巌洞に籠もり『五輪書』の執筆を始めた。武蔵が最後に到った境地とは?

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

目 次
島原の乱
武蔵の影
熊本入り
花畑屋敷
厚き情誼
一期一会
霊巌洞
五輪書
孤高の剣

「武蔵 残日の剣」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 宮本武蔵に一時期のめり込みまして。吉川英治全8巻、笹沢左保全8巻、井上雄彦バガボンド37巻、そして五輪の書など関連本も読みましたし、岡山·京都·福岡·熊本などゆかりの地も旅しました。そんな男にとって、当 宮本武蔵に一時期のめり込みまして。吉川英治全8巻、笹沢左保全8巻、井上雄彦バガボンド37巻、そして五輪の書など関連本も読みましたし、岡山·京都·福岡·熊本などゆかりの地も旅しました。そんな男にとって、当作はとてつもなく感動作。人生の終盤、熊本時代の武蔵。藩主細川忠利との心の交流、兵法指南役としの充実した日々。そして、血気盛んだった頃の決闘についても後悔の念をもって振り返ります。もっとも泣かせるのが、生活の世話をするお清との優しい交流です。武蔵の新たな一面を見た気がします。武蔵ファン必読の書でございます。 …続きを読む
    旅するランナー
    2023年01月14日
    227人がナイス!しています
  • 図書館本。島原の乱鎮圧に参戦した宮本武蔵は己の衰えと人を斬る虚しさを覚え、隠遁を決意。ちょうど熊本藩細川氏から客分として迎えられ、そこで穏やかな日々を送る。/晩年の宮本武蔵を描く。佐藤賢一さんの「チャ 図書館本。島原の乱鎮圧に参戦した宮本武蔵は己の衰えと人を斬る虚しさを覚え、隠遁を決意。ちょうど熊本藩細川氏から客分として迎えられ、そこで穏やかな日々を送る。/晩年の宮本武蔵を描く。佐藤賢一さんの「チャンバラ」で描かれた闘いの業から逃れられなかった武蔵とは違い、思慮深く穏やかで政道にも通じた「剣聖」とも言うべき様が描かれる。五輪書の内容は寡聞にも知らないのだが、本当に政について論じてもいるのだろうか。藩主細川忠利との交流など、ちょっと本当かな?という部分もあるが、少し変わった武蔵像をゆるりと楽しめた。 …続きを読む
    イトノコ
    2023年07月23日
    23人がナイス!しています
  • 肥後熊本藩初代藩主、細川忠利に心服した武蔵はこの地を最後の地に決めた。細川家は藩主以下が柳生新陰流で、忠利が武蔵に新陰流の指南役と対戦させ、武蔵が勝つと、藩士は続々と弟子入りし、その数も千人を越えた。 肥後熊本藩初代藩主、細川忠利に心服した武蔵はこの地を最後の地に決めた。細川家は藩主以下が柳生新陰流で、忠利が武蔵に新陰流の指南役と対戦させ、武蔵が勝つと、藩士は続々と弟子入りし、その数も千人を越えた。忠利から兵法書を求められ、「兵法三十五箇条」を著した。忠利亡き後、若き2代藩主、光尚から柳生宗矩の著した「兵法家伝書」を見せられ、これよりすぐれたものを書いてくれと言われた。武蔵はこれこそ自分の最後の仕事と、雲巌寺近くの窟に籠って「五輪書」に取り組む。だが、冬の寒さは厳しく、寿命を縮めてしまった。★3.3 …続きを読む
    ソババッケ
    2022年10月24日
    13人がナイス!しています

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