- 著者 古野 まほろ
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2022年08月24日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 432
- ISBN:
- 9784041127407
老警
- 著者 古野 まほろ
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2022年08月24日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 432
- ISBN:
- 9784041127407
加害者は警察官の息子。世間は犯人を、親を、どう断罪するのか!?
A県の小学校で起きた前代未聞の無差別大量殺人。犯行後、犯人の男は居合わせた警官から奪った拳銃で自殺する。現役警官である男の父もまた、直後に自死。県警本部は混乱の坩堝【るつぼ】と化した。謎多きこの事件の解明に乗り出したキャリア女警の由香里は、捜査の末、驚きの真実を見つける。ベテラン警察官達の矜持と保身、組織の理不尽と世間の無情、引きこもりとその家族の実情――数々の問題提起を孕んだ社会派警察ミステリー。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
序 章
第1章 老警の鬼子
第2章 老警の自決
第3章 老警の偽計
第4章 老警の投了
終 章
解 説 東えりか
第1章 老警の鬼子
第2章 老警の自決
第3章 老警の偽計
第4章 老警の投了
終 章
解 説 東えりか
「老警」感想・レビュー
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元・警察組織の一員だった小説家の中でも独特の視座がある気がする。左を見ても、右を見ても警察という感覚の小説。2022年09月20日30人がナイス!しています
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これまでに読んだ警察小説の中で、白眉といってよいのではなかろうか。「老警」とは地味なタイトルだが、読み進むにつれてその含むところが見えてくるのは味わい深い。著者の少しクセのある文体は好みが分かれるよう …続きを読む2022年09月25日12人がナイス!しています
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物語の結末は、あるべき社会のために重要なことを闇の中に落とし込んでしまうような感じだ。「引きこもり」は、様々な要因で生じており、社会問題化している。しかし、解決の糸口はなかなか見つからず、行政の手も行 …続きを読む2022年09月04日9人がナイス!しています