あさとほ

あさとほ

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

作品特設サイト
  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2022年07月01日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
288
ISBN:
9784041126097

あさとほ

  • 著者 新名 智
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2022年07月01日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
288
ISBN:
9784041126097

横溝賞受賞第一作。「人を消す物語」の正体は。長編ホラーミステリの神髄!

「わたしの周りでは、よく人がいなくなるらしい」幼い頃、夏日(なつひ)の目の前で双子の妹・青葉(あおば)は「消失した」。両親を含めた誰もが青葉のことを忘れ、彼女を覚えているのは、夏日と、消失の瞬間を一緒に目撃した幼馴染の明人(あきと)だけだった。青葉を忘れられないまま大学生になった夏日は、研究室の教授が失踪したとの報せを受ける。先生は、平安時代に存在したがその後失われてしまった「あさとほ」という物語を調べていたらしい。先生の行方と未詳の物語「あさとほ」を追う夏日は、十数年ぶりに明人と再会し、共に調査を始めるが――。二人が「行方不明の物語」の正体に辿り着くとき、現実は大きくその姿を変える。
「わたしの周りでは、よく人がいなくなるらしい」幼い頃、夏日(なつひ)の目の前で双子の妹・青葉(あおば)は「消失した」。両親を含めた誰もが青葉のことを忘れ、彼女を覚えているのは、夏日と、消失の瞬間を一緒に目撃した幼馴染の明人(あきと)だけだった。青葉を忘れられないまま大学生になった夏日は、研究室の教授が失踪したとの報せを受ける。先生は、平安時代に存在したがその後失われてしまった「あさとほ」という物語を調べていたらしい。先生の行方と未詳の物語「あさとほ」を追う夏日は、十数年ぶりに明人と再会し、共に調査を始めるが――。二人が「行方不明の物語」の正体に辿り着くとき、現実は大きくその姿を変える。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

横溝正史ミステリ&ホラー大賞、受賞後第一作!

「あさとほ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 横溝正史ミステリ&ホラー大賞大賞受賞後第一作ということで読みました。本書は、パラレルワールド双子幻想譚でした。受賞作「虚魚」よりも好みです。 しかし「あさとほ」が平安文学の幻の作品だとは思いませんでした 横溝正史ミステリ&ホラー大賞大賞受賞後第一作ということで読みました。本書は、パラレルワールド双子幻想譚でした。受賞作「虚魚」よりも好みです。 しかし「あさとほ」が平安文学の幻の作品だとは思いませんでした。 https://book.asahi.com/article/14713657 …続きを読む
    starbro
    2022年12月12日
    255人がナイス!しています
  • 夏日と青葉が双子の時間と、夏日だけと青葉だけの時間。この3つの並行世界を、ひとりの魂が不思議な布を媒介に次々と転生していく。夏日(たち)だけが同じ記憶を持ち、明人や藤枝をはじめ周囲の状況や過去は少しず 夏日と青葉が双子の時間と、夏日だけと青葉だけの時間。この3つの並行世界を、ひとりの魂が不思議な布を媒介に次々と転生していく。夏日(たち)だけが同じ記憶を持ち、明人や藤枝をはじめ周囲の状況や過去は少しずつ異なる物語を紡ぐ。この時の扉の役目を果たす布は謎の物語「あさとほ」と結びつき、古くからそれに気付いた者だけが信じ難い真実に辿り着く。知らずに接触すると狂気に陥ったり、逆に謎に取り憑かれ人生を棒に振ってしまう「あさとほ」と布の力に疲れた夏日は、最後は物語のない世界を選び自分が新たな物語を創ろうと決意するのだ。 …続きを読む
    パトラッシュ
    2022年12月05日
    216人がナイス!しています
  • ゆらめきの一冊。"消失"を軸に描かれるなんとも不思議な物語。消えた人を追って、消えた書物を追って、掴みどころのない不思議な世界がかげろうのようにゆらめいて心を誘う。今、自分が居る、見せられている世界はど ゆらめきの一冊。"消失"を軸に描かれるなんとも不思議な物語。消えた人を追って、消えた書物を追って、掴みどころのない不思議な世界がかげろうのようにゆらめいて心を誘う。今、自分が居る、見せられている世界はどちら?不安定な足元のゆらめきを感じ、霧の向こうにある出口を彷徨い、思わず確かなカタチあるものに触れたくなる感覚になる。この世は物語の絡み合い⁇縦糸、横糸がゆらめき、めくるめく結びつきの物語。眠る支配者から生まれる物語。最後はゆらめかない、ゆるぎない"好き"が美の布に包まれて確実に残る。うん、理屈抜きに好き。 …続きを読む
    ちょろこ
    2022年09月23日
    152人がナイス!しています

powered by 読書メーター

この著者の商品

最近チェックした商品