拝啓、桜守の君へ。

拝啓、桜守の君へ。

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

label
  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2022年05月13日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784040745367
label

拝啓、桜守の君へ。

  • 著者 久生 夕貴
  • イラスト 白谷 ゆう
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2022年05月13日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784040745367

異なる時の流れを生きる、人と木花に宿る精霊による優しい現代ファンタジー

 恋と友情を同時に失い、落ち込み気味だった大学生の咲は、早春の朝、近所の庭園に赴いた。純白の花を咲かせる木の傍に、佇む人影――白木蓮の精霊が、何故かため息をついている。咲は幼いころから花木に宿る精霊を視ることができた。美しい姿の精霊たちは、長い時を生き人を見守っている。
 白木蓮にため息の理由を尋ねると、ある少女を捜してほしいと頼まれた。咲は昔なじみの精霊・楠と協力し、望みを叶えるため街を奔走する。やがて木精が抱き続けていた本心を知ったとき、咲の中でも何かが変わり始めていく――。
 恋と友情を同時に失い、落ち込み気味だった大学生の咲は、早春の朝、近所の庭園に赴いた。純白の花を咲かせる木の傍に、佇む人影――白木蓮の精霊が、何故かため息をついている。咲は幼いころから花木に宿る精霊を視ることができた。美しい姿の精霊たちは、長い時を生き人を見守っている。
 白木蓮にため息の理由を尋ねると、ある少女を捜してほしいと頼まれた。咲は昔なじみの精霊・楠と協力し、望みを叶えるため街を奔走する。やがて木精が抱き続けていた本心を知ったとき、咲の中でも何かが変わり始めていく――。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「拝啓、桜守の君へ。」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 幼い頃から花木に宿る精霊を視ることができる大学生の東平咲。恋と友情を同時に失って落ち込み気味だった彼女が、木花に宿る精霊の願いを叶えてゆく現代ファンタジー。白木蓮の少女を捜してほしいという依頼、槐の根 幼い頃から花木に宿る精霊を視ることができる大学生の東平咲。恋と友情を同時に失って落ち込み気味だった彼女が、木花に宿る精霊の願いを叶えてゆく現代ファンタジー。白木蓮の少女を捜してほしいという依頼、槐の根本に埋められていたタイムカプセル、金木犀が明かす在りし日の想い、満天星が見守ってきた親子の絆、大切な相手を思い続けてきた江戸彼岸桜。積み重ねてきた伏線を回収して繋がってゆくひとつの結末も見事でしたが、周囲の人々の優しさに癒やされる中で、いつの間にか育まれていた想いを自覚する二人にもぐっと来るものがありました。 …続きを読む
    よっち
    2022年08月02日
    39人がナイス!しています
  • 面白かったです。花木の木精が見える女の子が家の木の楠と一緒に皆さんのお悩みを解決していく話。最後は吉乃おばあちゃんの物語ですね。受賞されるのは何となくわかる。伏線が結構あってそれを最後で全部わかる感じ 面白かったです。花木の木精が見える女の子が家の木の楠と一緒に皆さんのお悩みを解決していく話。最後は吉乃おばあちゃんの物語ですね。受賞されるのは何となくわかる。伏線が結構あってそれを最後で全部わかる感じが最高でした。いや〜まさか。最後の結末には驚き。姿を変えられるとかが結構鍵になってくる。表紙の2人が結ばれるのだとずっと思ってけど違ったね。まさかですよ。でも楠カッコいいね。ずっと思い続けたって凄いよ。西橋さんカッコいいよ(笑)ちゃんと恋愛もあったので良かったです。西橋さんがどんな姿なのか気になる。最後泣ける …続きを読む
    はづき
    2022年07月04日
    25人がナイス!しています
  • 長い年月を生きた木に宿るという木精。ヒロインは幼い頃から木精が見えていたが初めて話したのは五歳の春、家の縁側にいた楠のそれだった。以来、楠は家での話し相手で、一度は町を離れたが、大学進学を機に楠のいる 長い年月を生きた木に宿るという木精。ヒロインは幼い頃から木精が見えていたが初めて話したのは五歳の春、家の縁側にいた楠のそれだった。以来、楠は家での話し相手で、一度は町を離れたが、大学進学を機に楠のいる曾祖母の家に戻り、今二度目の春を迎えようとしているが…。 あらすじと表紙に惹かれ購入した作品。誰かを大切に思うこと、誰かに寄り添うこと、誰かに手を差し延べること、そういう思い遣りや優しさが詰まったお話。一章ごとに鼻の奥がツンとする場面があったけれど、最終章の丘のシーンではついに涙を堪えられなくなった。 …続きを読む
    ころころ
    2022年05月29日
    24人がナイス!しています

powered by 読書メーター

最近チェックした商品