人間

人間

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

label
  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2022年04月21日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
448
ISBN:
9784048974202
label

人間

  • 著者 又吉 直樹
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2022年04月21日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
448
ISBN:
9784048974202

大人になっても青春は、痛い。

38歳の誕生日に一通のメールが届いた。
呼び起こされる痛恨の記憶と目前に立ち上がるあの日々の続き。

漫画家を目指し上京した永山が住んだ、美術系の学生が集う共同住宅・通称「ハウス」。
飯島、田村、仲野、めぐみ、奥……住人達との生活の中で降って湧いた希望と、
すべてを打ち砕いたある騒動。そして「おまえは絶対になにも成し遂げられない」という仲野の予言。

神様はなんで才能に見合った夢しか持てへんように設定してくれんかったんやろ。
それかゴミみたいな扱い受けても傷つかん精神力をくれたらよかったのに。

何者かになろうとあがいた青春と何者にもなれなかった現在、
上京以降20年の歳月を経て永山が辿り着いた境地は? そして「人間」とは?

又吉直樹の初長編小説に、単行本では描かれなかった新たなエピソードを加えて待望の文庫化!
38歳の誕生日に一通のメールが届いた。
呼び起こされる痛恨の記憶と目前に立ち上がるあの日々の続き。

漫画家を目指し上京した永山が住んだ、美術系の学生が集う共同住宅・通称「ハウス」。
飯島、田村、仲野、めぐみ、奥……住人達との生活の中で降って湧いた希望と、
すべてを打ち砕いたある騒動。そして「おまえは絶対になにも成し遂げられない」という仲野の予言。

神様はなんで才能に見合った夢しか持てへんように設定してくれんかったんやろ。
それかゴミみたいな扱い受けても傷つかん精神力をくれたらよかったのに。

何者かになろうとあがいた青春と何者にもなれなかった現在、
上京以降20年の歳月を経て永山が辿り着いた境地は? そして「人間」とは?

又吉直樹の初長編小説に、単行本では描かれなかった新たなエピソードを加えて待望の文庫化!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「人間」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • やっぱり凄いな~。若いころ手に余った自尊心の塊のようなものを料理するの、本当に上手いですよね。太宰治にも通ずる感覚。個人的にだけど、たとえば飲食店とかの内装工事やるときに、オシャレで素敵な感じの施工を やっぱり凄いな~。若いころ手に余った自尊心の塊のようなものを料理するの、本当に上手いですよね。太宰治にも通ずる感覚。個人的にだけど、たとえば飲食店とかの内装工事やるときに、オシャレで素敵な感じの施工を求められたりすると、奇をてらった感じにするのがダサいと思っちゃってついセオリーにはしってしまう事が大人になってからよくあるけど、俺が作ったもんなんだからもっと自由で良いんだろうね。めんどくさそうだけど又吉さんと飲んでみたい気がする(笑) …続きを読む
    H!deking
    2022年07月12日
    82人がナイス!しています
  • 又吉直樹が本を読むことと文章をかくことと「人間」が好きだということが伝わってくる一冊でした。ただ太宰治やキリスト教など内容は影響力が強いので、ある程度、批判的に読まないと危険な本だと思いました。私は今 又吉直樹が本を読むことと文章をかくことと「人間」が好きだということが伝わってくる一冊でした。ただ太宰治やキリスト教など内容は影響力が強いので、ある程度、批判的に読まないと危険な本だと思いました。私は今の日本における、お笑い芸人の役割が好きではないので、この本は面白かったですが、又吉直樹に対しては少し抵抗して自分の人生を歩んでいこうと決意しました。 …続きを読む
    クプクプ
    2022年05月02日
    81人がナイス!しています
  • 何者かになりたい、自分ならなれるはずだと思う。だけど、何者にもなれない、何も成し遂げていない。そんな自意識との葛藤に苦しくなる。創作とは自分と向き合う作業の連続で、自分の中にあると信じた才能が見当たら 何者かになりたい、自分ならなれるはずだと思う。だけど、何者にもなれない、何も成し遂げていない。そんな自意識との葛藤に苦しくなる。創作とは自分と向き合う作業の連続で、自分の中にあると信じた才能が見当たらず、その片鱗を見せる人にどうしようもなく嫉妬する。所々に又吉さん自身を思わせる描写がある。「生きるために書いたから」又吉さんの葛藤をのぞきみることで、読者である私も、自分の何者でもなさに諦念し、それでも生きていけばいいじゃないと思った。悩むのが人間、著名人で遠い存在のはずの作者の人間らしさを感じる作品だった。 …続きを読む
    mayu
    2022年10月09日
    76人がナイス!しています

powered by 読書メーター

この著者の商品

最近チェックした商品