- 著者 清水 裕貴
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2023年01月30日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 272
- ISBN:
- 9784041125267
海は地下室に眠る
- 著者 清水 裕貴
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2023年01月30日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 272
- ISBN:
- 9784041125267
謎の絵画に秘められた、戦時を生きた女たちの過去。
稲毛海岸近くの古い洋館・伝兵衛邸の地下から、正体不明の絵画が発見された。ドレスを翻し踊る女を描いたその絵は、過去にこの地域で流行っていた“赤いドレスの女”の怪談を思い出させるという。
学芸員のひかりは、絵について調べようとしていたところに映像作家の黒砂からある資料を預かる。千葉一の花街として栄えた蓮池にまつわるインタビューを集めたその資料では、ひかりの祖母が”流転の王妃”として知られる嵯峨浩との戦前戦中期の交流について語っていた。
地下室の絵画と祖母の過去、そして“赤いドレスの女”の怪談。欠片をひとつずつ紐解くと、運命に翻弄された女たちの秘められた過去が明らかになる――。
学芸員のひかりは、絵について調べようとしていたところに映像作家の黒砂からある資料を預かる。千葉一の花街として栄えた蓮池にまつわるインタビューを集めたその資料では、ひかりの祖母が”流転の王妃”として知られる嵯峨浩との戦前戦中期の交流について語っていた。
地下室の絵画と祖母の過去、そして“赤いドレスの女”の怪談。欠片をひとつずつ紐解くと、運命に翻弄された女たちの秘められた過去が明らかになる――。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「海は地下室に眠る」感想・レビュー
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学芸員ひかりが目にした赤いドレスの女の絵。誰の手によるものか誰を描いたものなのか。千葉の海辺に漂うセピア。由緒ある邸宅の地下室で眠り続けた絵画のエピソード。静かな探求のうちに垣間見えてきた戦前戦後の混 …続きを読む2023年04月16日112人がナイス!しています
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古い洋館の地下室で発見された謎の油絵の素性を美術館学芸員が調査し,意外な事実に行きつく。実在の芸術作品や現存する歴史的建造物,そして歴史上実在した人物を織り交ぜながら語られる物語はフィクションと知りつ …続きを読む2023年10月04日65人がナイス!しています
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千葉美術館で学芸員として働く「松本ひかり」。美術館の所蔵作品と若手芸術家のコラボ企画が持ち上がり、慌ただしくなる中、明治の実業家の別荘の地下室に眠っていた絵と出会う。作家・経緯も不明の絵に魅せられた「 …続きを読む2023年11月02日62人がナイス!しています