梅雨物語

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2023年07月14日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
328
ISBN:
9784041125083

梅雨物語

  • 著者 貴志 祐介
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2023年07月14日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
328
ISBN:
9784041125083

貴志祐介が描くホラーミステリの極北 。あなたの罪が、あなたを殺す。

・命を絶った青年が残したという一冊の句集。元教師の俳人・作田慮男は教え子の依頼で一つ一つの句を解釈していくのだが、やがて、そこに隠された恐るべき秘密が浮かび上がっていく。(「皐月闇」)
・巨大な遊廓で、奇妙な花魁たちと遊ぶ夢を見る男、木下美武。高名な修験者によれば、その夢に隠された謎を解かなければ命が危ないという。そして、夢の中の遊廓の様子もだんだんとおどろおどろしくなっていき……。(「ぼくとう奇譚」)
・朝、起床した杉平進也が目にしたのは、広い庭を埋め尽くす色とりどりの見知らぬキノコだった。輪を描き群生するキノコは、刈り取っても次の日には再生し、杉平家を埋め尽くしていく。キノコの生え方にある規則性を見いだした杉平は、この事態に何者かの意図を感じ取るのだが……。(「くさびら」)

想像を絶する恐怖と緻密な謎解きが読者を圧倒する三編を収録した、貴志祐介真骨頂の中編集。
・命を絶った青年が残したという一冊の句集。元教師の俳人・作田慮男は教え子の依頼で一つ一つの句を解釈していくのだが、やがて、そこに隠された恐るべき秘密が浮かび上がっていく。(「皐月闇」)
・巨大な遊廓で、奇妙な花魁たちと遊ぶ夢を見る男、木下美武。高名な修験者によれば、その夢に隠された謎を解かなければ命が危ないという。そして、夢の中の遊廓の様子もだんだんとおどろおどろしくなっていき……。(「ぼくとう奇譚」)
・朝、起床した杉平進也が目にしたのは、広い庭を埋め尽くす色とりどりの見知らぬキノコだった。輪を描き群生するキノコは、刈り取っても次の日には再生し、杉平家を埋め尽くしていく。キノコの生え方にある規則性を見いだした杉平は、この事態に何者かの意図を感じ取るのだが……。(「くさびら」)

想像を絶する恐怖と緻密な謎解きが読者を圧倒する三編を収録した、貴志祐介真骨頂の中編集。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

「皐月闇」
「ぼくとう奇譚」
「くさびら」

カドブン記事一覧

【2023年07月24日】常識を転覆させる不穏な読み心地——貴志祐介『梅雨物語』レビュー【評者:千街晶之】


【2023年07月18日】『近畿地方のある場所について』著者、背筋が選ぶ「今読むべきホラー&ミステリ」5選


【2023年07月07日】貴志祐介『梅雨物語』所収、戦慄の俳句ホラーミステリ「皐月闇」に書店員さんから驚愕と興奮の感想相次ぐ!


「梅雨物語」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 貴志 祐介は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。半年前に読んだ『秋雨物語』に続く第二弾は、ホラー&ミステリ中編集でした。オススメは「皐月闇」です。 https://www.kadokawa.co.jp/topics/10134/ 貴志 祐介は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。半年前に読んだ『秋雨物語』に続く第二弾は、ホラー&ミステリ中編集でした。オススメは「皐月闇」です。 https://www.kadokawa.co.jp/topics/10134/
    starbro
    2023年07月27日
    277人がナイス!しています
  • じめじめじくじく、じわじわと。頁を捲っただけで嫌な予感しかない話が3つ。最初の2つは読み進めるうちに、その気持ち悪い結末が何となく予想できてしまったが、その調子のままに読んだ最終話は予想外!妻子が家出 じめじめじくじく、じわじわと。頁を捲っただけで嫌な予感しかない話が3つ。最初の2つは読み進めるうちに、その気持ち悪い結末が何となく予想できてしまったが、その調子のままに読んだ最終話は予想外!妻子が家出してしまった、という男。ある日、庭に一面の茸が生えてきたと訴える。が、駆けつけた従兄には全くそれが見えないのだ。いかにも、な展開と思わせておいてからの。驚いた。ただ、全編を通して作者の蘊蓄のあれこれが長かった…ついつい斜め読みしてしまったよ。 …続きを読む
    みっちゃん
    2023年10月22日
    145人がナイス!しています
  • 抜粋:P.143 ただ、深い悲しみと底しれぬ喪失感のような感情だけが、残像のように漂っている。 所感:3つの短編集。前作同様、瞬間的な恐怖ではなく、真相に迫るにつれて、じわりじわりと息苦しくなってくる。読後感 抜粋:P.143 ただ、深い悲しみと底しれぬ喪失感のような感情だけが、残像のように漂っている。 所感:3つの短編集。前作同様、瞬間的な恐怖ではなく、真相に迫るにつれて、じわりじわりと息苦しくなってくる。読後感もモヤッとしている。「皐月闇」と「ぼくとう奇譚」では記憶の曖昧さ、夢なのか現実なのかに恐怖を覚えた。「くさびら」ではストーリーの面白さはさることながら、著者のキノコへのマニアックな蘊蓄に驚く。キノコとか虫とか好きだよね。あれ?このキャラなんか知ってる!となる、貴志先生作品のファンサービス?が嬉しい。 …続きを読む
    yasunon
    2023年12月10日
    126人がナイス!しています

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