全文現代語訳 維摩経・勝鬘経

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2022年03月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
416
ISBN:
9784044006990
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全文現代語訳 維摩経・勝鬘経

  • 訳・解説 大角 修
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2022年03月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
416
ISBN:
9784044006990

在家の聖人、聖徳太子の真髄がここに。口語訳とコラムで読み解く二経典。

聖徳太子による日本最初の経典注釈書「三経義疏」で知られる維摩経と勝鬘経。出家修行者に対する在家信徒の優位が徹底して説かれ、日本の仏教の出発点となった。まさにここから仏の教えは日々の暮らしに浸透し、日本は世界で唯一といえる在家仏教の国となったのである――。二経典の全文および「三経義疏」の抜粋を読み下し文とわかりやすい口語訳で収録。また経典が与えた影響を多彩なコラムで紹介。文庫オリジナルの本格入門! 聖徳太子による日本最初の経典注釈書「三経義疏」で知られる維摩経と勝鬘経。出家修行者に対する在家信徒の優位が徹底して説かれ、日本の仏教の出発点となった。まさにここから仏の教えは日々の暮らしに浸透し、日本は世界で唯一といえる在家仏教の国となったのである――。二経典の全文および「三経義疏」の抜粋を読み下し文とわかりやすい口語訳で収録。また経典が与えた影響を多彩なコラムで紹介。文庫オリジナルの本格入門!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

はじめに 維摩経と勝鬘経の世界
凡例

第一部 維摩経 維摩詰所説経

聖徳太子の維摩経義疏〔総序〕
[第一章]釈迦如来の国のこと 仏国品第一
[第二章]人々をさとりに近づけるために 方便品第二
[第三章]弟子と菩薩らの慚愧 1 弟子品第三
[第四章]弟子と菩薩らの慚愧 2 菩薩品第四
[第五章]文殊菩薩の見舞い 問疾品第五
[第六章]不可思議解脱の法門 不思議品第六
[第七章]世の人々と天女 観衆生品第七
[第八章]如来の種子 仏道品第八
[第九章]不二の法門に入る 入不二法門品第九
[第十章]香積仏の鉢 香積仏品第十
[第十一章]菩薩道の修行 菩薩行品第十一
[第十二章]仏身と浄土を見る 見阿シュク仏品第十二
[第十三章]経典の供養 法供養品第十三
[第十四章]法の委託 嘱累品第十四

[コラム]
仏の国々
維摩経十喩の和歌
ゴータマ・ブッダの病と入滅
最澄の大乗菩薩戒と十善戒
空の探究と禅
空海の密教
最澄・源信の善悪不二と本覚法門
道元の黄金国
写経と供養
居士と上人
金粟如来と維摩経の霊験

第二部 勝鬘経 勝鬘師子吼一乗大方便方広経

聖徳太子の勝鬘経義疏〔総序〕
[第一章]ある王妃のこと 如来真実義功徳章第一
[第二章]王妃の十項目の誓い 十受章第二
[第三章]三つの誓願 三大願章第三
[第四章]大乗の菩薩道 摂受正法章第四
[第五章]三乗から一乗へ 一乗章第五
[第六章]四諦から八聖諦へ 無辺聖諦章第六
[第七章]さとりの胎 如来蔵章第七
[第八章]如来蔵と法身 法身章第八
[第九章]二つの如来蔵 空義隠覆真実章第九
[第十章]四聖諦の第一義 一諦章第十
[第十一章]唯一の依りどころ 一依章第十一
[第十二章]人々の誤解 顛倒真実章第十二
[第十三章]煩悩と清浄心 自性清浄章第十三
[第十四章]信仰者たち 真子章第十四
[第十五章]経名の説示 勝鬘章第十五

[コラム]
栄西・叡尊らの令法久住
法華経の一乗
女性と仏教
聖徳太子の『法華義疏』

おわりに 和を尊ぶ
参考・引用文献
索引

「全文現代語訳 維摩経・勝鬘経」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 超訳でしか知らなかった「維摩経」を現代語訳で読んだ。鳩摩羅什訳の漢訳仏典からの現代語訳。名訳だった。前半はなかなか笑える経典だ。「勝鬘経」は、王妃シュリマーラーによる仏説の説明だ。 超訳でしか知らなかった「維摩経」を現代語訳で読んだ。鳩摩羅什訳の漢訳仏典からの現代語訳。名訳だった。前半はなかなか笑える経典だ。「勝鬘経」は、王妃シュリマーラーによる仏説の説明だ。
    記憶喪失した男
    2022年10月11日
    12人がナイス!しています
  • 《読書のための読書》第四弾了。『法華経』『浄土三部経』までではないながら、なんとかお話として読み終えられた感じ。お経って結構物語になってるなんて知らなかったので、このシリーズ(?)で色々読めて好かった 《読書のための読書》第四弾了。『法華経』『浄土三部経』までではないながら、なんとかお話として読み終えられた感じ。お経って結構物語になってるなんて知らなかったので、このシリーズ(?)で色々読めて好かった――キッカケは《100分de名著・法華経》だったんだけど。 今回改めて感じたのは言葉について。日頃普通に使ってる言葉でもその意味が違っていたりするのにかなり戸惑うので要注意と。他にも、ちゃんと理解するにはお経ならではの表現に慣れなきゃいけないなとも。でもやっぱり物語として読む経典はSFファンタジーだと思う。 …続きを読む
    SOLVEIG
    2023年09月05日
    2人がナイス!しています
  • 本当に大角さん現代語訳は毎度編集が秀逸で、コラムの配置と内容にもほれぼれします。両書とも在家信者の優越を誉れとしてるだけあって、世俗感との地続きを強く意識してて、大乗入門としてふさわしく、三経義疏とし 本当に大角さん現代語訳は毎度編集が秀逸で、コラムの配置と内容にもほれぼれします。両書とも在家信者の優越を誉れとしてるだけあって、世俗感との地続きを強く意識してて、大乗入門としてふさわしく、三経義疏として採用したのもむべかるなか、という印象でした。 …続きを読む
    鬱僧
    2023年10月21日
    0人がナイス!しています

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