万葉考古学

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2022年11月24日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
264
ISBN:
9784047037106
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万葉考古学

  • 編 上野 誠
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2022年11月24日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
264
ISBN:
9784047037106

万葉学×考古学から、新たなる学問が生まれる!

近年、あいつぐ古代遺跡の発見。多くの遺跡は、奈良と大宰府へと続く道沿いに点在している。その遺跡や道は、万葉集の舞台でもある。都が置かれた奈良はもちろん、大伴旅人・山上憶良らが活躍した九州では、「筑紫歌壇」ともいうべき文芸サロンの花が咲いた。大宰府や松浦などの地名が歌に詠まれるのは、そのためだ。考古学の視点で万葉集を読み解くと、どのような風景が見えてくるのか。都市や交通、境界をテーマとして、第一線の研究者が、今、万葉の世界に迫る画期的な試み。
近年、あいつぐ古代遺跡の発見。多くの遺跡は、奈良と大宰府へと続く道沿いに点在している。その遺跡や道は、万葉集の舞台でもある。都が置かれた奈良はもちろん、大伴旅人・山上憶良らが活躍した九州では、「筑紫歌壇」ともいうべき文芸サロンの花が咲いた。大宰府や松浦などの地名が歌に詠まれるのは、そのためだ。考古学の視点で万葉集を読み解くと、どのような風景が見えてくるのか。都市や交通、境界をテーマとして、第一線の研究者が、今、万葉の世界に迫る画期的な試み。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

はじめに 万葉考古学事始

第1章 都市と山越えの万葉考古学
都市と郊外の万葉考古学
山越えの万葉考古学
万葉の都、久邇・難波・紫香楽

第2章 筑紫の万葉考古学
旅立ちの万葉考古学
大宰府の内と外の万葉考古学

第3章 神仙郷の万葉考古学
神仙郷の世界
旅する大宰府長官
大伴旅人が旅した松浦郡
補論 吉野宮の発掘

おわりに 万葉考古学の課題

万葉考古学小事典

参考文献

あとがき

「万葉考古学」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 万葉集を歴史学・歴史地理学領域から(コト)、考古学(モノ)、国文学(アヤ)の三領域から捉え直した研究ガイドブックである。取り上げられている遺跡は都城、地方官衙、古代山城、古代官道などである。著者たちの専門も 万葉集を歴史学・歴史地理学領域から(コト)、考古学(モノ)、国文学(アヤ)の三領域から捉え直した研究ガイドブックである。取り上げられている遺跡は都城、地方官衙、古代山城、古代官道などである。著者たちの専門もバラバラであり、関心領域も異なっているため、少し章同士の関連性が薄い面も見られる。 めでたく、感想文800件達成である。面白くとも何ともないものを読んで頂き、六点、感謝以外の何物もありません。本当に有難うございました。これからは900、1000を目指し楽しく行きたいと思います。 …続きを読む
    六点
    2023年03月29日
    114人がナイス!しています
  • 2022年初版。新しい研究分野としての『万葉考古学』を提示し、そのケーススタディとして、数本の論文を収録するもの。これまで、考古学、地理学、古代史、古代文学はそれぞれ独立して研究され、時々、連携したりして 2022年初版。新しい研究分野としての『万葉考古学』を提示し、そのケーススタディとして、数本の論文を収録するもの。これまで、考古学、地理学、古代史、古代文学はそれぞれ独立して研究され、時々、連携したりしていましたが、万葉考古学ではその連携というか、個々の研究者が横断・越境しつつ研究を進めるのが前提になっています。そのあたりが「旅の学問」と称するゆえんかも。今後の展開に期待大。 …続きを読む
    おらひらお
    2023年03月12日
    4人がナイス!しています
  • 奈良の土地勘がないのでいまいちピンとこない部分もありますが、言葉の問題だけじゃなく考古学としてというのは面白い視点。実際にここにいた人達が万葉集の歌を詠んだという実感がわきそう。 奈良の土地勘がないのでいまいちピンとこない部分もありますが、言葉の問題だけじゃなく考古学としてというのは面白い視点。実際にここにいた人達が万葉集の歌を詠んだという実感がわきそう。
    ゆずこまめ
    2024年10月18日
    2人がナイス!しています

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