• 『華やかな野獣』派手な乱行パーティーに意識が持っていかれそうだけど、しっかり本格してました。あんなところに隠れてたら、いくらでもどうにかなりそう！って思いながら、気になって読んでたのにきっちり回収され 『華やかな野獣』派手な乱行パーティーに意識が持っていかれそうだけど、しっかり本格してました。あんなところに隠れてたら、いくらでもどうにかなりそう！って思いながら、気になって読んでたのにきっちり回収されてて面白かったです。『暗闇の中の猫』等々力警部と初仕事。最近読んだのにもあったからか、もうこれは必須アイテム👁(笑)『睡れる花嫁』作名からは静かな印象だったのに、横溝先生の手にかかると…。感想考えるのもおっかないです。◆没後40年の復刊ラッシュで色々読めて楽しい(^_^*) …続きを読む
  いっくん

  2022年03月31日
  30人がナイス！しています
• 表題作に『暗闇の中の猫』『睡れる花嫁』を収録。『華やかな野獣』は経営者としての手腕を発揮しながらも、夜な夜な享楽的な宴を開く高杉奈々子が殺害された事件。もう一つの殺人事件が発覚してからの展開はスピーデ 表題作に『暗闇の中の猫』『睡れる花嫁』を収録。『華やかな野獣』は経営者としての手腕を発揮しながらも、夜な夜な享楽的な宴を開く高杉奈々子が殺害された事件。もう一つの殺人事件が発覚してからの展開はスピーディであり、犯人の目星が早く付きやすいのはやや難あり。『暗闇の中の猫』は金田一耕助が東京で戦後初めて手掛けた事件。等々力警部との交流始まりが読みどころ。『睡れる花嫁』はいわくつきのアトリエで巡査が殺害されたことから始まる陰残で奇妙な事件。死体を犯すことに快楽を覚えた犯人と金銭欲に狂った犯人が何ともおぞましい。 …続きを読む
  nishiyan

  2023年01月21日
  13人がナイス！しています
• 「幽霊男」以来再びボーイに扮する金田一耕助。そんな彼が潜入する今度の舞台は、戦後成金から多額の遺産を継承した享楽的な娘が主催する、富裕層を相手とした会員制の男女のお楽しみパーティー。主催者の娘自らお楽 「幽霊男」以来再びボーイに扮する金田一耕助。そんな彼が潜入する今度の舞台は、戦後成金から多額の遺産を継承した享楽的な娘が主催する、富裕層を相手とした会員制の男女のお楽しみパーティー。主催者の娘自らお楽しみの翌朝、殺害されているのが発見されるが、被害者と一夜をともにした男はパーティーには初顔で誰も面識がなく、忽然と姿を消していた。テーマがテーマだけに割と露骨で、殺人に至るまでの過程も苦笑を禁じ得ないが、伏線の張られた状況、以外な動機などはきちんとミステリである。 …続きを読む
  marty@もぶおん学

  2023年12月14日
  9人がナイス！しています

powered by