86―エイティシックス―Ep.11 ―ディエス・パシオニス―

86―エイティシックス―Ep.11 ―ディエス・パシオニス―

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

購入する
試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

label
  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2022年02月10日
判型:
文庫判
ページ数:
360
ISBN:
9784049141498
label

86―エイティシックス―Ep.11 ―ディエス・パシオニス―

  • 著者 安里 アサト
  • イラスト しらび
  • メカニックデザイン I-IV
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2022年02月10日
判型:
文庫判
ページ数:
360
ISBN:
9784049141498

降りかかるは、かつてない厄災。滅びゆく共和国に憎悪の絶叫が渦巻き――。

 それはあまりにも突然だった。
 全てを無に帰する、咆哮、閃光、衝撃。
〈レギオン〉の攻勢に人類全てが後退を余儀なくされる中、シンとレーナたちに命じられたのは絶望的な撤退作戦だった。
 そして共和国へと再び足を踏み入れた彼らが目にするのは、確実な滅びを前にしても変わらぬ、変われない、かの国の姿。
 それでも、作戦は始まる。
 諸国を転戦し、帰る場所を知った彼らは暗闇の中を一歩ずつ進むが、しかし――。
 眼前に立ちはだかる亡霊の群れ。
 洞のように空虚な銀色の双眸。
 なぜ助ける。赦すな。鏖せ。復讐を。
 なぜ助けない。薄汚い色付きどもめ。

 憎悪と怨嗟の絶叫が響き渡る、Ep.11。

”鋼鉄の軍靴は血塗られたマグノリアを踏みつけ、受難の火が彼らを焼く。”
 それはあまりにも突然だった。
 全てを無に帰する、咆哮、閃光、衝撃。
〈レギオン〉の攻勢に人類全てが後退を余儀なくされる中、シンとレーナたちに命じられたのは絶望的な撤退作戦だった。
 そして共和国へと再び足を踏み入れた彼らが目にするのは、確実な滅びを前にしても変わらぬ、変われない、かの国の姿。
 それでも、作戦は始まる。
 諸国を転戦し、帰る場所を知った彼らは暗闇の中を一歩ずつ進むが、しかし――。
 眼前に立ちはだかる亡霊の群れ。
 洞のように空虚な銀色の双眸。
 なぜ助ける。赦すな。鏖せ。復讐を。
 なぜ助けない。薄汚い色付きどもめ。

 憎悪と怨嗟の絶叫が響き渡る、Ep.11。

”鋼鉄の軍靴は血塗られたマグノリアを踏みつけ、受難の火が彼らを焼く。”

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

同じシリーズの作品

「86―エイティシックス―Ep.11 ―ディエス・パシオニス―」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 戦争を終わらせる光明が見え、ここら反転攻勢!と思っていたけど一夜にして形勢逆転。そして共和国民退避の救援へ向かってみれば、待っていたのは”86"vs"86"の悲劇的構図。本当にこの作品の神<作者>は悪魔だな、と。 戦争を終わらせる光明が見え、ここら反転攻勢!と思っていたけど一夜にして形勢逆転。そして共和国民退避の救援へ向かってみれば、待っていたのは”86"vs"86"の悲劇的構図。本当にこの作品の神<作者>は悪魔だな、と。とはいえ、今回全体を通してシンたち"86"の共和国民への蟠りに一区切りついたことは、彼らにとって一歩前進できたのかなと思いました。そして前巻でシンの過去を掘り下げたエピソードを挟んだからこそ、今回の救援作戦で遭遇した一連の出来事に対し、シンがどういう思いを抱いて行動したかが強く伝わってきました。 …続きを読む
    芳樹
    2023年04月21日
    54人がナイス!しています
  • 物語の終盤は近いと思われた矢先にレギオンが大攻勢に出るという。今まで着々と人間の領域を奪還していたはずが一気にひっくり返される。しかし共和国はどこまで腐っているのか。早々に逃げ出す軍人たち。エイティシ 物語の終盤は近いと思われた矢先にレギオンが大攻勢に出るという。今まで着々と人間の領域を奪還していたはずが一気にひっくり返される。しかし共和国はどこまで腐っているのか。早々に逃げ出す軍人たち。エイティシックスを罵倒する市民。こんな状況でも置かれた状況が理解できない共和国民ども。レーナの心情を想うと泣けてくる。復讐をするのか、しないのかエイティシックスはどちらを選択したのか、それが問われる巻でもあった。過去を振り返り今の彼等に繋がる話でもある。~続く~ …続きを読む
    なっぱaaua
    2022年08月17日
    50人がナイス!しています
  • やられた…9巻で『反撃に転ずる』で終わったので怒涛の逆襲が始まる!と思ってたら…全てを覆して来るのが『86』だと分かっているのにこの展開…本巻は色々アッテ(ぶっちゃけ其処が核心の部分なのですが、敢えてふせる やられた…9巻で『反撃に転ずる』で終わったので怒涛の逆襲が始まる!と思ってたら…全てを覆して来るのが『86』だと分かっているのにこの展開…本巻は色々アッテ(ぶっちゃけ其処が核心の部分なのですが、敢えてふせる。いや、ふせざる追えない💧)共和国の人員撤退作戦(分かり易く言えば民族大移動→滅亡)にシン達が参加。『どうして、自分のことさえ、守れないままでいられたんですか――…!』→誰でもそう思う。物凄く人の汚い部分(これが人の本幹だとさえ思う)をこれでもかっ!と描く本巻。一言で言えば、【狩り場】でしたね…😱 …続きを読む
    如水
    2022年03月08日
    48人がナイス!しています

powered by 読書メーター

最近チェックした商品