16歳で帰らなくなった弟

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2021年10月22日
判型:
A5判
商品形態:
コミック
ページ数:
144
ISBN:
9784046809223

16歳で帰らなくなった弟

  • 著者 きむら かずよ
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2021年10月22日
判型:
A5判
商品形態:
コミック
ページ数:
144
ISBN:
9784046809223

弟が突然死んだ。崩れゆく家族の中で…

ほんの2分ほどのお昼のニュースで流れたのは、弟の死を伝えるものでした。

職人気質でお酒を飲むと財布のヒモがゆるくなる父、
肝が据わっていてよその子でも平気でしかり飛ばす母、
思春期をこじらせて素直になれない姉、
そして自由奔放でヤンチャだけど誰からも好かれた弟。

どこにでもあるような家族の風景が、
警察からの一本の電話によって一瞬にしてもろく崩れ去ることに…。
肉親を突然失ったある家族が、
再び歩き出せるようになるまでをつづった
描きおろしオリジナルコミックエッセイです。
ほんの2分ほどのお昼のニュースで流れたのは、弟の死を伝えるものでした。

職人気質でお酒を飲むと財布のヒモがゆるくなる父、
肝が据わっていてよその子でも平気でしかり飛ばす母、
思春期をこじらせて素直になれない姉、
そして自由奔放でヤンチャだけど誰からも好かれた弟。

どこにでもあるような家族の風景が、
警察からの一本の電話によって一瞬にしてもろく崩れ去ることに…。
肉親を突然失ったある家族が、
再び歩き出せるようになるまでをつづった
描きおろしオリジナルコミックエッセイです。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

●1章 弟が突然死んだ
1話 4人家族だった時のこと
2話 死ぬほど後悔していたこと
3話 弟の突然の死
4話 息苦しいと感じた町
5話 荒れていく弟
6話 毎日戦う家族
7話 行方不明になった祖父と弟の話
8話 身元不明の女の子
9話 加害者の青年

●2章 崩れていく家族の中で…
10話 弟の通夜
11話 出棺のときに出会った青年
12話 事故の詳細
13話 街を歩けない母
14話 崩れていく家族
15話 弟の気配
16話 支えてくれる人たち

●3章 証言、疑惑、真実
17話 事故を見た青年
18話 衝撃的な真実
19話 知りたい
20話 身元不明人の処置
21話 調書に記載された真実
22話 真実がひっくり返る

●4章 再び歩き出す私たち
23話 孝くんが出た
24話 死なせてごめん
25話 父を支えてくれた地域
26話 父の思い
27話 弟の過信
28話 母が地元を離れなかったわけ
29話 おねえおれを描け
30話 2021年コロナ禍の夏

「16歳で帰らなくなった弟」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 弟を失った女性によるエッセイマンガです。彼女と家族、友人たちの悲しみと混乱がそのまま表現されていて、とても辛かったです。夜中に病院に駆け付けた家族が見たのが、血も拭き取られていない全裸の遺体だった…と 弟を失った女性によるエッセイマンガです。彼女と家族、友人たちの悲しみと混乱がそのまま表現されていて、とても辛かったです。夜中に病院に駆け付けた家族が見たのが、血も拭き取られていない全裸の遺体だった…という描写に呆然としました。ヤンキーの子たちへの風当たりが強かったあの時代。田舎の息苦しさ。読んでいるものが「もっとこうならなかったんだろうか?」と思うんだから、ご家族はいかばかりか…。夫もバイクで転倒し、あばらを四本折ったばかり。怖いなあ…バイクはやっぱり…。出がけのあいさつのエピソード、よくわかります。 …続きを読む
    たまきら
    2023年05月12日
    43人がナイス!しています
  • (2023年52冊目)作者の実弟がバイク事故で亡くなった実話について、やっと向き合えるようになり書いたとの事。事故の詳細について思い出しながら書く作業はとても辛かったと思う。当たり前に生きていた家族が突然い (2023年52冊目)作者の実弟がバイク事故で亡くなった実話について、やっと向き合えるようになり書いたとの事。事故の詳細について思い出しながら書く作業はとても辛かったと思う。当たり前に生きていた家族が突然いなくなり歯車がかわる。交通事故は本当に悲しい。現在は結婚して子供がいる作者は、夫と喧嘩をしても出かける時は必ず「いってらっしゃい」と見送る、後悔しないように。今を大切に生きようと気づかせてくれる。(2021年/KADOKAWA) …続きを読む
    ゆるまる子
    2023年02月23日
    12人がナイス!しています
  • 読了しました。 "「最後」は普通の日常と地続きで突然やってくる"という一言がとても重く印象に残りました。 当たり前の日常がずっと永遠に続くなんてことはなく、だからこそこれが「いってきます」「いってらっしゃ 読了しました。 "「最後」は普通の日常と地続きで突然やってくる"という一言がとても重く印象に残りました。 当たり前の日常がずっと永遠に続くなんてことはなく、だからこそこれが「いってきます」「いってらっしゃい」の挨拶は喧嘩をしていても大切にしなきゃいけないのだなと改めて思いました。 遺族だからこそ描けるリアルな話であるし、親ってやっぱり強いんだなと感じました。 …続きを読む
    ☆ミント☆
    2021年10月25日
    5人がナイス!しています

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