- 著者 長野 まゆみ
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2021年12月02日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 256
- ISBN:
- 9784041120002
その花の名を知らず 左近の桜
- 著者 長野 まゆみ
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2021年12月02日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 256
- ISBN:
- 9784041120002
消えた茶碗とみずからのルーツを追って、桜蔵の異界めぐりの旅がはじまる。
武蔵野の隠れ宿を実家に持つ桜蔵(さくら)は、霊園行きのバスの中で奇妙な出来事に遭遇する。祖父の遺品に導かれるように、消えた茶碗の行方とみずからのルーツを追って異界めぐりの旅がはじまる。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「その花の名を知らず 左近の桜」感想・レビュー
-
今回は長編。表紙がストラヴィンスキーの『春の祭典』と重なったのでそれをBGMにして読んでいました。ある箇所で桜蔵が学生服を着ているという記述に首を傾げていました。後に時間軸が曖昧な彼岸が侵食しているとい …続きを読む2022年04月14日71人がナイス!しています
-
霊園に向かう現在の桜蔵とここではないどこかへのワープが何度も繰り返されつつ、祖父たちの時代へと遡ってゆく。 長野まゆみさんの世界観、強烈です。 この世ならぬものとシンクロし、此岸と彼岸の境目をひょいと超 …続きを読む2022年01月18日65人がナイス!しています
-
美しい世界観に魅せられます。夢と現を行き来しているような空気が輝いているような気がしました。着地点がないせいか、物語の余韻に浸れます。この世ならざるものに引き込まれる桜蔵の感情は相変わらずでしょうね。 …続きを読む2021年12月15日58人がナイス!しています