死者殺しのメメント・モリア

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2021年09月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
304
ISBN:
9784049140583
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死者殺しのメメント・モリア

  • 著者 夢見里 龍
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2021年09月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
304
ISBN:
9784049140583

時を渡り、永遠の命を生きる、少女と死神。二人が巡る、死と葬送の物語。

 死は平等である。富める者にも貧しき者にも。だが時に異形となる哀れな魂があり、それを葬る少女がいた。
 モリア=メメント。かつて術師の血を継ぐ王族の姫だった娘。特別な力をもち、今は刻渡りの死神シヤンとともに、あるものを捜して旅をしていた。
 シヤンのもつテンプス・フギトの時計に導かれ、あらゆる時と場に彼らは出向く。現代ニューヨーク、17世紀パリ、時代と場所が変わっても、そこには必ず、死してなお悪夢を見続ける悲しい亡霊たちがいた――。
 死は等しく安らかに――祈りをこめてモリアは死者を葬る。永遠を生きる時の旅人がつむぐ、祈りと葬送の幻想譚。

【登場人物】
◆モリア=メメント
 青い喪服を着た美少女。術師の血をひく王家の娘だったが、過酷な運命にもまれ、死神と契約をして永遠の命を得る。あるものを探すため、死者を弔いながら旅をする。
◆シヤン=ラウエレウム
 美形の死神。「時」をつかさどり、テンプス・フギトの懐中時計を操って時空を移動する。強大な力を持つ存在だが、モリアの従者に。人間を哀れみ、時に面白がっている。
 死は平等である。富める者にも貧しき者にも。だが時に異形となる哀れな魂があり、それを葬る少女がいた。
 モリア=メメント。かつて術師の血を継ぐ王族の姫だった娘。特別な力をもち、今は刻渡りの死神シヤンとともに、あるものを捜して旅をしていた。
 シヤンのもつテンプス・フギトの時計に導かれ、あらゆる時と場に彼らは出向く。現代ニューヨーク、17世紀パリ、時代と場所が変わっても、そこには必ず、死してなお悪夢を見続ける悲しい亡霊たちがいた――。
 死は等しく安らかに――祈りをこめてモリアは死者を葬る。永遠を生きる時の旅人がつむぐ、祈りと葬送の幻想譚。

【登場人物】
◆モリア=メメント
 青い喪服を着た美少女。術師の血をひく王家の娘だったが、過酷な運命にもまれ、死神と契約をして永遠の命を得る。あるものを探すため、死者を弔いながら旅をする。
◆シヤン=ラウエレウム
 美形の死神。「時」をつかさどり、テンプス・フギトの懐中時計を操って時空を移動する。強大な力を持つ存在だが、モリアの従者に。人間を哀れみ、時に面白がっている。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

二十一世紀の人狼は眠らない AD2003 New York
ヴェルサイユ宮殿の魔女は歌う AD1756‐1773 Paris
ペンシルベニアの吸血鬼は誰がために AD2017 Pennsylvania
アゾフ海の隠者と死の血裔 AD1778 Wild Field

「死者殺しのメメント・モリア」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 死者を殺す少女が時と場所をかえ彷徨う短編連作。美に拘った物語で、文章なども非常に凝られていたので、その分読み難さもありました。続けようと思えれば続けれそうですが、ここで終わっていても問題ない作りなので 死者を殺す少女が時と場所をかえ彷徨う短編連作。美に拘った物語で、文章なども非常に凝られていたので、その分読み難さもありました。続けようと思えれば続けれそうですが、ここで終わっていても問題ない作りなのでどうなるか …続きを読む
    しぇん
    2021年10月10日
    21人がナイス!しています
  • 表紙とタイトル、内容全て好みだった。建物や周囲の風景細かく描写が書き込まれていて文字の羅列が心地よい。話が一つ進むごとにモリアの秘密が明かされていき心躍る。死を扱う話なので綺麗で終わる訳ない、後半は惨 表紙とタイトル、内容全て好みだった。建物や周囲の風景細かく描写が書き込まれていて文字の羅列が心地よい。話が一つ進むごとにモリアの秘密が明かされていき心躍る。死を扱う話なので綺麗で終わる訳ない、後半は惨い遺体や虐殺死体が増えて少ししんどいがそれでもモリアが死者を葬る場面は美しいと思う。読了感はあれだけ死体が蠢いていたのにスッキリとして嫌悪感が全くない。仮に続きがあっても困らない程度にはフラグがあり、モリアの最終目的が果たされて無いので可能であれば父の亡骸を葬るまで見てみたいと思う。面白かったし満足した。 …続きを読む
    雪苺
    2021年09月26日
    20人がナイス!しています
  • ふわっとしているのに重い、な印象。地の文の言葉の装飾が多すぎて個人的には合わない。六割くらい読み飛ばしました。 シヤンは結局なんなんだ。固定観念ではない存在、とすると『死』ってわけでも無さそうだし。そ ふわっとしているのに重い、な印象。地の文の言葉の装飾が多すぎて個人的には合わない。六割くらい読み飛ばしました。 シヤンは結局なんなんだ。固定観念ではない存在、とすると『死』ってわけでも無さそうだし。その時点で人間の理解出来る範疇に固定・定義付けをしているわけだからね。世界の機構そのものとか?ともあれ姫様とのやり取りが好きだし、食べない系が多い中いっぱい食べるの可愛い。 ふと思ったけれど、この時間移動に矛盾は生じないのかな?過去を少し弄ったところで最終的に元の未来に収束するタイプの世界なのか。 …続きを読む
    虚と紅羽
    2022年03月05日
    19人がナイス!しています

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