展覧会の「怖い絵」

展覧会の「怖い絵」

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

label
  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2022年02月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
256
ISBN:
9784041118931
label

展覧会の「怖い絵」

  • 著者 中野 京子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2022年02月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
256
ISBN:
9784041118931

社会現象を巻き起こした、異色の美術展の「恐怖」と「興奮」がよみがえる!

美女の口元から垂れた生贄の血が、点々と羽毛に染みを作る『飽食のセイレーン』──作品に込められた重要なダブル・イメージとは? その酒を飲めば豚に変えられてしまう『オデュッセウスへ杯を差し出すキルケ―』──妖艶な魔女の背景に描かれた、数々のアイテムが示す意味とは? 入場者数68万人超、最長3時間半待ちの大行列。美術史に残る大ヒットとなった「怖い絵」展を監修者の著者が解説。リアルに匹敵する、永久保存版「読む」展覧会!
美女の口元から垂れた生贄の血が、点々と羽毛に染みを作る『飽食のセイレーン』──作品に込められた重要なダブル・イメージとは? その酒を飲めば豚に変えられてしまう『オデュッセウスへ杯を差し出すキルケ―』──妖艶な魔女の背景に描かれた、数々のアイテムが示す意味とは? 入場者数68万人超、最長3時間半待ちの大行列。美術史に残る大ヒットとなった「怖い絵」展を監修者の著者が解説。リアルに匹敵する、永久保存版「読む」展覧会!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

作品1 彼女
作品2 オデュッセウスに杯を差し出すキルケー
作品3 ソロモンの審判
作品4 殺人
作品5 ミズガルズの大蛇を殴ろうとするトール
作品6 娼婦一代記 ロンドン到着のモル
作品7 チャールズ一世の幸福だった日々
作品8 ベルシャザールの饗宴
ロンドン塔 ジェーン 夏目漱石
作品9 ソドムの天使
作品10 行為
作品11 フォルモススの審判
作品12 ドルバダーン城
作品13 発見された溺死者
作品14 そして妖精たちは服を持って逃げた
作品15 オイディプスの死
作品16 切り裂きジャックの寝室
作品17 マドンナ
怖い絵展のできるまで

「展覧会の「怖い絵」」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 2017年8月に兵庫県立美術館で観た『怖い絵展』いつもは文庫でその余りにも小さなプリントに残念な思いをしていたが…実物が目の前に!三白眼でねめつけるモッサの『彼女』の妖しい美しさと、ベッキー似の『飽食のセイ 2017年8月に兵庫県立美術館で観た『怖い絵展』いつもは文庫でその余りにも小さなプリントに残念な思いをしていたが…実物が目の前に!三白眼でねめつけるモッサの『彼女』の妖しい美しさと、ベッキー似の『飽食のセイレーン』いずれもアニメの美少女のようなわかりやすさが眼を惹いたが、何よりも衝撃的だった作品はドラローシュの『レディ・ジェーン・グレイの処刑』描かれた史実の残酷さに印象深く記憶に残っていたその作品の実物の存在感と、サイズの迫力に圧倒された。今は文庫本の限られた紙面のプリントにも当時の記憶が刺激される。 …続きを読む
    sin
    2023年01月05日
    63人がナイス!しています
  • 2019年11月刊行『もっと知りたい「怖い絵」展』(KADOKAWA 刊行の単行本)の文庫版。単行本を読んだのは2年前。覚えているが、濃淡はある。「切り裂きジャックの寝室」は強烈な印象で残っている。当人がいないところ 2019年11月刊行『もっと知りたい「怖い絵」展』(KADOKAWA 刊行の単行本)の文庫版。単行本を読んだのは2年前。覚えているが、濃淡はある。「切り裂きジャックの寝室」は強烈な印象で残っている。当人がいないところが恐怖を増す。画家も有力容疑者。視点にいるのが本人なのか。殺されたのは売春婦たち。ウォータールー橋から身を投げるのも娼婦たち。「発見された溺死者」も覚えている。落ちるところまで落ち、追い詰められ至った姿。それは美しくなければならない。落ちる瞬間、切り裂かれる瞬間、何を思ったろう。 …続きを読む
    読特
    2022年04月19日
    44人がナイス!しています
  • 2017年「怖い絵展」の展示作品を当時の反響などエピソードも交え解説。カバーのモッサの絵「飽食のセイレーン」は強烈!アニメチックな絵柄が100年前の物とは思えず、鮮やかな色彩が毒々しく異彩を放っていました。 2017年「怖い絵展」の展示作品を当時の反響などエピソードも交え解説。カバーのモッサの絵「飽食のセイレーン」は強烈!アニメチックな絵柄が100年前の物とは思えず、鮮やかな色彩が毒々しく異彩を放っていました。セザンヌが描いたのが意外な「殺人」、切り裂きジャックの犯人との説(パトリシア・コーンウェルが7億かけて検証)もあるシッカートの絵も怖い。しかしなんと言ってもドラローシュ「レディ・ジェーン・グレイの処刑」!実物の迫力は凄かった。漱石も感慨に耽ったこの絵を観ることが出来て本当によかった。感動が甦りました。 …続きを読む
    shio
    2022年03月24日
    44人がナイス!しています

powered by 読書メーター

この著者の商品

最近チェックした商品