• 買ったまま読んでいなかった忍法帖。六文銭の鉄を快男児と思えるかは現代の感覚では微妙なところで、むしろ嫌悪感抱く読者の方が多い気がするが、あまりにも弱すぎるのに大物ぶっている伊賀忍者が気の毒で、しかも無 買ったまま読んでいなかった忍法帖。六文銭の鉄を快男児と思えるかは現代の感覚では微妙なところで、むしろ嫌悪感抱く読者の方が多い気がするが、あまりにも弱すぎるのに大物ぶっている伊賀忍者が気の毒で、しかも無駄に個々の背景をしっかり紹介してくるものだからだんだん楽しくなってきてしまう。冒頭でいきなり長安の妾に完敗してるのは、あまりにもひどい扱い。修行による技術の習得に継続性がないという、長安の口を借りた風太郎の考え方はかなり先進的ではないか。散々馬鹿やった後のしんみりする結末も山風作品でしか味わえない良さ。 …続きを読む
  W-G

  2024年12月11日
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• 【再読】自分のランキングでは、山風の忍法帖でもベスト5に入ると思える傑作。大久保石見守長安に六文銭の鉄と朱鷺が挑む。六文銭の鉄の正体とその明かされ方が好き。鉄と朱鷺は純愛だったんだなぁ。 【再読】自分のランキングでは、山風の忍法帖でもベスト5に入ると思える傑作。大久保石見守長安に六文銭の鉄と朱鷺が挑む。六文銭の鉄の正体とその明かされ方が好き。鉄と朱鷺は純愛だったんだなぁ。
  けやき

  2023年06月22日
  47人がナイス！しています
• 徳川家稀代の怪物大久保石見守長安を倒すべく佐渡に向かった六文銭の鉄と朱鷺。長安を護るは5人の伊賀忍者と5人のおんな衆。果たして残虐非道を繰返す長安に鉄の拳は届くのか…。破茶滅茶な六文銭の鉄とは一体何者な 徳川家稀代の怪物大久保石見守長安を倒すべく佐渡に向かった六文銭の鉄と朱鷺。長安を護るは5人の伊賀忍者と5人のおんな衆。果たして残虐非道を繰返す長安に鉄の拳は届くのか…。破茶滅茶な六文銭の鉄とは一体何者なのか？女性にも滅法強くてあれよあれよと絡め取って危機を乗り越えていく様が豪快。どうやって思いつくのかけったいな技を繰り出す忍者たちは相変わらず楽しくて、楽しくて(笑)水母頭の毛利算法もどこか憎めないキャラでいい味出してました。ラストはちょっぴり湿っぽくなりましたが、やっぱり忍法帖は面白かったです(^_^*) …続きを読む
  いっくん

  2021年12月29日
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