• なんちゃって中華風後宮ファンタジー。奴隷から一気に寵妃へと昇り詰めたグラマーなヒロインがほんもんの悪女。傾国の美女のそのまま、他の貴姫を次々へと陥れ、己の欲望のまま男を貪っては、最後には傾国の通り、国 なんちゃって中華風後宮ファンタジー。奴隷から一気に寵妃へと昇り詰めたグラマーなヒロインがほんもんの悪女。傾国の美女のそのまま、他の貴姫を次々へと陥れ、己の欲望のまま男を貪っては、最後には傾国の通り、国も滅びてしまうという。下町の花街よりも後宮の争いのほうが怖いわ。噂に惑わされていくのも怖い。ネタバレのオチがまさかの近親相姦がまさしく丸木さんらしさがあって、面白かった。そして、どこかへと姿を消えたヒロインがまた生きていたという余韻もこれがまた良い。この清々しいくらいのドロドロさ、嫌いじゃない。 …続きを読む
  辺辺

  2022年04月25日
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• 香華の皇帝・天徳帝はあらゆる娯楽に飽きていたが、ある日奴隷商人が連れてきた娘・雹華を一目で気に入り、後宮に迎えることに。日々深まっていく雹華への寵愛を快く思わない寵妃たちがいたが、一人また一人と…。愛 香華の皇帝・天徳帝はあらゆる娯楽に飽きていたが、ある日奴隷商人が連れてきた娘・雹華を一目で気に入り、後宮に迎えることに。日々深まっていく雹華への寵愛を快く思わない寵妃たちがいたが、一人また一人と…。愛を求めるカメレオン型サイコパス雹華の華麗なる後宮生活といった感じ。寵妃たちが信用できない書き手だとわかるのは面白いけれど、後宮モノに求めるホットシーンやドロドロ展開があっさりしていて物足りない。知らぬ間に近親相姦云々のところは現実にもある話なのでなるほどねという感じ。 …続きを読む
  アカツキ

  2022年10月20日
  14人がナイス！しています
• 熟れきった果実に例えられた大国が一人の女に壊されるまでの物語。 これはこれは、稀代の悪女。そも彼女は"悪"であったのか。滅ぼされた側からしてみれば悪そのものでしかないけれど、彼女は愛を求めただけ。そこに 熟れきった果実に例えられた大国が一人の女に壊されるまでの物語。 これはこれは、稀代の悪女。そも彼女は"悪"であったのか。滅ぼされた側からしてみれば悪そのものでしかないけれど、彼女は愛を求めただけ。そこに富や名声、地位なんてものは必要なく。ただただ愛だけを。余計な思考がないからこそより狡猾さが光る。これは良い悪女。 凶星、厄災、夥しい骸を踏みつけ血の海で微笑む女。ゾクリとした妖しさすらも魅力の内なのだから。果たしてこの凶星に焼かれる国はこの一国で終わるのか。まあ無理だろうなぁ。 …続きを読む
  虚と紅羽

  2022年07月18日
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