歌集 輪をつくる

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2021年10月27日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
160
ISBN:
9784048844406

歌集 輪をつくる

  • 著者 竹中 優子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2021年10月27日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
160
ISBN:
9784048844406

キン肉マンの肉だけ漢字であることの正しさにより押しひらく夏

角川短歌賞受賞者の待望の第一歌集。「傷つくこと」をひらりとかわすために短歌はある。だが、竹中さんは違う。むしろ、無数のこまかな傷を己の心に刻印するかのように重く、鋭く、歌を詠む。(黒瀬珂瀾) 角川短歌賞受賞者の待望の第一歌集。「傷つくこと」をひらりとかわすために短歌はある。だが、竹中さんは違う。むしろ、無数のこまかな傷を己の心に刻印するかのように重く、鋭く、歌を詠む。(黒瀬珂瀾)

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「歌集 輪をつくる」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 短歌教室で紹介された竹中さんの第一歌集。第62回角川短歌賞受賞。詩や小説にも取り組んでいるという。 黒瀬河瀾さん、東直子さんが応援解説を寄せている。 言葉のセンスと表現力には学ぶべき点が多い。 一方で正直 短歌教室で紹介された竹中さんの第一歌集。第62回角川短歌賞受賞。詩や小説にも取り組んでいるという。 黒瀬河瀾さん、東直子さんが応援解説を寄せている。 言葉のセンスと表現力には学ぶべき点が多い。 一方で正直(なのか、虚飾なのか?)に周囲の人を短歌に詠めば、摩擦や軋轢が生じてしまうのではないか。 それとも意識的にこうしているのか。 組織人として勤務している先の人を実名(仮名?)で出したりして大丈夫なんだろうか。 という居心地の悪さがあった。 フィクションなんだろうね、たぶん。 …続きを読む
    だいだい(橙)
    2022年01月02日
    14人がナイス!しています
  • 未来短歌会の歌人の方。職場詠も家族詠も旅行詠も良い。唯一無二の表現が光る。栞文も良い。 未来短歌会の歌人の方。職場詠も家族詠も旅行詠も良い。唯一無二の表現が光る。栞文も良い。
    あや
    2022年05月05日
    11人がナイス!しています
  • 「片耳が聞こえなくなったと父が言う松ぼっくりを手渡すように●あじさい畑をゆく行列を見てごらん足が濡れているのが獣だよ●花を生かすために捨て去る水がある銀色の真夜中のシンクに●ゆっくりと動くものだけ見えな 「片耳が聞こえなくなったと父が言う松ぼっくりを手渡すように●あじさい畑をゆく行列を見てごらん足が濡れているのが獣だよ●花を生かすために捨て去る水がある銀色の真夜中のシンクに●ゆっくりと動くものだけ見えないという複眼に沈みゆく夏●触るたび同じページがひとりでにひらくからだと生きる夕暮れ●湖に沈める肺のすずしさの白菜ひとたま買い求めたり」連作で読ませる短歌だから、引きにくい。読んでいるときにちょうど、TwitterのTLに、著者が新潮新人賞取ったという書き込みが流れてきた。 …続きを読む
    hakootoko
    2024年10月26日
    7人がナイス!しています

powered by 読書メーター

最近チェックした商品