権記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2021年09月18日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
336
ISBN:
9784044006624
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権記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典

  • 著 藤原 行成
  • 編 倉本 一宏
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2021年09月18日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
336
ISBN:
9784044006624

平安貴族たちの多忙で勤勉な毎日。藤原道長の側近が残した宮廷日記。

天皇の側近である蔵人頭に抜擢され、一条天皇や東三条院、藤原道長の篤い信任を得て昇進を重ね、権大納言にまで上りつめた藤原行成。彼が書き残した摂関期の日記が『権記』である。宮廷の政治や儀式がこと細かく記録されており、当時の政務運営や権力中枢の深奥、秘事までが把握できる貴重な史料といえる。貴族たちの知られざる日常生活を記した興味深い出来事を厳選し、原文・現代語訳と書き下し文、コラムと解説を収載する。 天皇の側近である蔵人頭に抜擢され、一条天皇や東三条院、藤原道長の篤い信任を得て昇進を重ね、権大納言にまで上りつめた藤原行成。彼が書き残した摂関期の日記が『権記』である。宮廷の政治や儀式がこと細かく記録されており、当時の政務運営や権力中枢の深奥、秘事までが把握できる貴重な史料といえる。貴族たちの知られざる日常生活を記した興味深い出来事を厳選し、原文・現代語訳と書き下し文、コラムと解説を収載する。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

正暦二年(九九一) 地下人からの眼差し
正暦三年(九九二) 行成、召問される
正暦四年(九九三) 中関白家の栄光
長徳元年(九九五) 蔵人頭に抜擢
長徳三年(九九七) 高麗との折衝
長徳四年(九九八) 藤原道長と一条天皇との連絡
長保元年(九九九) 藤原彰子入内・敦康親王誕生
長保二年(一〇〇〇) 藤原定子崩御
長保三年(一〇〇一) 浄土への思い
長保四年(一〇〇二) 妻と子の死
長保五年(一〇〇三) 能書の自覚
寛弘元年(一〇〇四) 炎旱と改元
寛弘二年(一〇〇五) 内裏焼亡と伊勢勅旨
寛弘三年(一〇〇六) 興福寺大衆の強訴
寛弘四年(一〇〇七) 藤原道長金峯山詣
寛弘五年(一〇〇八) 敦成親王誕生・行成男児死去
寛弘六年(一〇〇九) 敦良親王誕生
寛弘七年(一〇一〇) 一条天皇の名代で石山詣
寛弘八年(一〇一一) 一条天皇に敦成立太子を進言
長和元年(一〇一二) 不吉な長和改元
寛仁元年(一〇一七) 東宮敦明親王遜位
治安元年(一〇二一) 女の死去
治安二年(一〇二二) 藤原道長の法成寺造営
治安三年(一〇二三) 藤原彰子所望の屏風和歌
万寿元年(一〇二四) 法成寺供養の願文
万寿三年(一〇二六) 藤原彰子、上東門院に

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「権記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 日本の古典を高校時代などにかなり勉強したのですがこのような資料があるとは思いませんでした。大鏡や栄花物語の一部は読んでいたのですが。それこそ御畳奉行の日記やピープス氏の日記などとも比肩されるのでしょう 日本の古典を高校時代などにかなり勉強したのですがこのような資料があるとは思いませんでした。大鏡や栄花物語の一部は読んでいたのですが。それこそ御畳奉行の日記やピープス氏の日記などとも比肩されるのでしょう。三蹟の一人だといわれているようですが、個々には毎日の出来事や自分の感情などが書かれていてひとりの人間としての記録で楽しめました。 …続きを読む
    KAZOO
    2022年06月02日
    78人がナイス!しています
  • 平安貴族の中で誰が一番好きかと言われたら、真っ先に「藤原行成!」と答える(←こんな質問されたことないけど(笑))。私の中のイメージは堅物で真面目で字が上手な貴公子、だったけど、この本の解説を読むと野心家な 平安貴族の中で誰が一番好きかと言われたら、真っ先に「藤原行成!」と答える(←こんな質問されたことないけど(笑))。私の中のイメージは堅物で真面目で字が上手な貴公子、だったけど、この本の解説を読むと野心家な一面や独特の宗教観を持っていたことが分かった。平安貴族はとにかく雅で宴や歌会を開催していた印象が強いけど、政権の実務を担う公卿公達はとにかく忙しいということがも良くわかる。今とは風俗が違い過ぎるところも興味深い。解説と共に読む日記はとにかく面白い!現存する権記の全てについて解説して欲しいな。 …続きを読む
    しゅてふぁん
    2021年10月02日
    61人がナイス!しています
  • 一条朝研究のよりどころ『権記』の入門書。定子が亡くなったときの天皇の述懐、彰子が道長を恨んだこと、すべてこの本から。行成個人の事ではやはり妻子を失ったときの記述が胸に迫る。天皇の側近として穢れに触れる 一条朝研究のよりどころ『権記』の入門書。定子が亡くなったときの天皇の述懐、彰子が道長を恨んだこと、すべてこの本から。行成個人の事ではやはり妻子を失ったときの記述が胸に迫る。天皇の側近として穢れに触れるわけにはいかないから、その臨終を庭からうかがうしかなかったのだ。没落していく道長の系統以外の藤原氏その中でも没落が速いのは子供の代からイマイチだったから? 倉本さんも不甲斐なく思っているのか、その思いが息子行経に対する唐突な「こいつ」呼ばわりに現れている、かも。道長と同日の死。こき使われたボスと同日って😭 …続きを読む
    Hiroh
    2023年03月10日
    24人がナイス!しています

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