急がなくてもよいことを

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2021年05月12日
判型:
A5判
商品形態:
コミック
ページ数:
256
ISBN:
9784047366596
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急がなくてもよいことを

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2021年05月12日
判型:
A5判
商品形態:
コミック
ページ数:
256
ISBN:
9784047366596

変わっていく、変わらない日々が、確かにここに在りました。

子どもたちだけで映画を観に行った思い出。
ひとり給食を食べるのが遅い、あの子のこと。

久しぶりに帰った実家での母との会話。
僕のことを忘れてしまった、おばあちゃんとのおしゃべり。

動物園デートの思い出。
結婚1年目に夫婦で見た景色。

子どもと歩いた散歩道での出来事。
子どもが寝静まった後の帰宅。
ビニールプールで遊んだ夏のこと。
家族で見た海の情景。



著者のひうち棚さんが2009年から2021年まで、毎日少しずつ丁寧に描いてきた随筆マンガ作品を一冊に。

恥ずかしくもある「昔」の記憶、いろいろある「今」の情景、そしてまだ見ぬ「未来」への願いの詰まった作品集は、たっぷり250ページの分厚い単行本になりました。
それでも、人の人生を、毎日を描ききるには充分な枚数ではないのかもしれません。
ですがきっと、忘れていた大事な時間や大切な人たちのことを、思い出すことはできます。
美しい線で光が描かれ、コマとコマの間に流れ始める時間は、私たちの人生の記憶と穏やかに重なります。

家のどこかにある、忘れていたアルバムの写真を眺めるように、ゆっくり少しずつ、楽しんで読んでいただきたい一冊ができました。

●●●収録作品●●●
「映画の思い出」「おてがみ」「ひとごと」
「ユートピア」「城山」「デジカメ」
「父の母」「デート」「フォトグラフ」
「遠回り」「一年目」「きんかん」
「急がなくてもよいことを」「空白期間」
「まだ今日」「夏休み」「柿の木」「海」

●●●コミックビーム 公式ツイッター●●●
@COMIC_BEAM
子どもたちだけで映画を観に行った思い出。
ひとり給食を食べるのが遅い、あの子のこと。

久しぶりに帰った実家での母との会話。
僕のことを忘れてしまった、おばあちゃんとのおしゃべり。

動物園デートの思い出。
結婚1年目に夫婦で見た景色。

子どもと歩いた散歩道での出来事。
子どもが寝静まった後の帰宅。
ビニールプールで遊んだ夏のこと。
家族で見た海の情景。



著者のひうち棚さんが2009年から2021年まで、毎日少しずつ丁寧に描いてきた随筆マンガ作品を一冊に。

恥ずかしくもある「昔」の記憶、いろいろある「今」の情景、そしてまだ見ぬ「未来」への願いの詰まった作品集は、たっぷり250ページの分厚い単行本になりました。
それでも、人の人生を、毎日を描ききるには充分な枚数ではないのかもしれません。
ですがきっと、忘れていた大事な時間や大切な人たちのことを、思い出すことはできます。
美しい線で光が描かれ、コマとコマの間に流れ始める時間は、私たちの人生の記憶と穏やかに重なります。

家のどこかにある、忘れていたアルバムの写真を眺めるように、ゆっくり少しずつ、楽しんで読んでいただきたい一冊ができました。

●●●収録作品●●●
「映画の思い出」「おてがみ」「ひとごと」
「ユートピア」「城山」「デジカメ」
「父の母」「デート」「フォトグラフ」
「遠回り」「一年目」「きんかん」
「急がなくてもよいことを」「空白期間」
「まだ今日」「夏休み」「柿の木」「海」

●●●コミックビーム 公式ツイッター●●●
@COMIC_BEAM

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「急がなくてもよいことを」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 著者が結婚したあたりまでの作品は、その都度発表された同人誌で読んだ記憶があったが、こうして改めてまとめて読むと、ほとんど漂うように静かに移ろう時間が、作品に合わせた絵の変化とともに感じられた。写真のよ 著者が結婚したあたりまでの作品は、その都度発表された同人誌で読んだ記憶があったが、こうして改めてまとめて読むと、ほとんど漂うように静かに移ろう時間が、作品に合わせた絵の変化とともに感じられた。写真のような静的なコマが一つ一つ重ねられて一つの作品となり、その作品が一つ一つ重ねられて一冊の本となっているミルクレープみたいな作り。「ユートピア」の山坂の二人が何だか懐かしい。個人的には、著者等のこどもの頃の話が好み。特に「おてがみ」は傑作だと思う。 …続きを読む
    内島菫
    2021年06月27日
    20人がナイス!しています
  • 作者の日常を切り取った短編集。著者初読み。7/10点  とても静かな日常が丁寧な筆致でノスタルジー豊かにつづられている。デビュー前に同人誌で発表していたのをまとめたものらしい。 つげ忠雄を思わせるド直球の 作者の日常を切り取った短編集。著者初読み。7/10点  とても静かな日常が丁寧な筆致でノスタルジー豊かにつづられている。デビュー前に同人誌で発表していたのをまとめたものらしい。 つげ忠雄を思わせるド直球の「ガロ漫画」なのだが、本作がガロのアックスでなくコミックビームから出てることに、時代の変遷というか漫画業界の変化を感じる …続きを読む
    akihiko810/アカウント移行中
    2021年11月17日
    18人がナイス!しています
  • 日常マンガの極致。写真で撮ったら忘れてしまうような家族との思い出を、ひとつひとつ、丁寧に、これでもかと細密かつ濃密なタッチで刻みつけている。時に狂気的な程ののハッチングや点描は、本当に「刻む」という表 日常マンガの極致。写真で撮ったら忘れてしまうような家族との思い出を、ひとつひとつ、丁寧に、これでもかと細密かつ濃密なタッチで刻みつけている。時に狂気的な程ののハッチングや点描は、本当に「刻む」という表現が正しい。もう亡くなってしまった両親との帰省時の会話、新婚時に住んでいた街、辿々しさが可愛い幼いわが子、家族4人で訪れる初めての海水浴。忘れたくない、忘れてやるもんか、という筆者の眼差しが切実で、何でもない情景にもかかわらず、胸の奥がじーーーんとする。これだよ、本当の幸せってのは。 …続きを読む
    Nishiumi
    2024年07月05日
    17人がナイス!しています

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