Babel IV 言葉を乱せし旅の終わり

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2021年07月16日
判型:
B6判
商品形態:
単行本
ページ数:
484
ISBN:
9784049138276
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Babel IV 言葉を乱せし旅の終わり

  • 著者 古宮 九時
  • イラスト 森沢 晴行
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2021年07月16日
判型:
B6判
商品形態:
単行本
ページ数:
484
ISBN:
9784049138276

言葉と人間を巡るロードファンタジー、堂々完結。

 キスクでの激動を経てファルサスに帰還し、子供用の言語教材を作成する仕事についた雫。エリクと協力して引き続き日本帰還の手立てを探り続けていたが、その鍵となるはずの外部者の呪具、秘された歴史を記した本の一冊が予想外な場所から見つかることに。
 一方、もう一冊の呪具を保持する邪悪な魔法士アヴィエラは、突如として大陸全土に向けて宣戦布告する。

「私の名はアヴィエラ。七番目の魔女。時代の終わりと始まりでお前を待っている」

 決戦の地は、禁呪によって異界化した亡国ヘルギニス跡地。ファルサス王ラルス率いる連合軍が結成され、呪具の片割れを所持する雫も否応なく戦いに巻き込まれていく。

 神話の時代に遡る言語の由来、子供達が言葉を失う流行病、この世界を観測する外部者の存在、そして現代日本からやってきた雫が言葉を解する意味。その全ての謎が一点に収束して明かされていく。長い長い旅の果てに、少女が知る真実とは――。

 言葉と人間を巡るロードファンタジー、堂々完結。
 キスクでの激動を経てファルサスに帰還し、子供用の言語教材を作成する仕事についた雫。エリクと協力して引き続き日本帰還の手立てを探り続けていたが、その鍵となるはずの外部者の呪具、秘された歴史を記した本の一冊が予想外な場所から見つかることに。
 一方、もう一冊の呪具を保持する邪悪な魔法士アヴィエラは、突如として大陸全土に向けて宣戦布告する。

「私の名はアヴィエラ。七番目の魔女。時代の終わりと始まりでお前を待っている」

 決戦の地は、禁呪によって異界化した亡国ヘルギニス跡地。ファルサス王ラルス率いる連合軍が結成され、呪具の片割れを所持する雫も否応なく戦いに巻き込まれていく。

 神話の時代に遡る言語の由来、子供達が言葉を失う流行病、この世界を観測する外部者の存在、そして現代日本からやってきた雫が言葉を解する意味。その全ての謎が一点に収束して明かされていく。長い長い旅の果てに、少女が知る真実とは――。

 言葉と人間を巡るロードファンタジー、堂々完結。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

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「Babel IV 言葉を乱せし旅の終わり」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • キスクでの激動を経てファルサスに帰還し、子供用言語教材を作成する仕事についた雫。一方、邪悪な魔法士アヴィエラが突如として大陸全土に向けて宣戦布告する第四弾。子供に言語を教えながらエリクと帰還の手立てを キスクでの激動を経てファルサスに帰還し、子供用言語教材を作成する仕事についた雫。一方、邪悪な魔法士アヴィエラが突如として大陸全土に向けて宣戦布告する第四弾。子供に言語を教えながらエリクと帰還の手立てを探り続ける雫、意外な場所から見つかった秘された歴史を記す一冊の本を巡る因縁、そして七番目の魔女を名乗るアヴィエラとの決戦。相変わらず雫は無茶するな…と思いながら読んでましたけど、これまで積み重ねられてきた伏線が徐々に収束して明らかになるひとつの真実は鮮烈で、長い旅の果てに下した雫の決断が印象に残る物語でした。 …続きを読む
    よっち
    2021年07月15日
    36人がナイス!しています
  • 最終巻。雫の言葉が通じる謎と、その他気になる事がほぼ判明した。彼女の、大切なものを諦めない強さが世界を変えたけれど、周りは、特にエリクはどれだけやきもきさせられたんだろう。この世界にやってきてから選択 最終巻。雫の言葉が通じる謎と、その他気になる事がほぼ判明した。彼女の、大切なものを諦めない強さが世界を変えたけれど、周りは、特にエリクはどれだけやきもきさせられたんだろう。この世界にやってきてから選択の連続で、雫が最後に選んだことが正しかったか間違っていたか、判断するのは雫自身が決めることでこちらが何かを言うのは野暮。ただ、幸せだった?とこっそり聞いてみたい。 …続きを読む
    陸抗
    2021年11月15日
    26人がナイス!しています
  • 旅の終わりは唐突に。三冊の本は外の呪物だった。そして、雫が何度も死の危機にひんしていたのに、死ななかったのは、雫の魂を呪物が寄生したから。統一言語にすることにより、人の進化を止めるというのは観察者たち 旅の終わりは唐突に。三冊の本は外の呪物だった。そして、雫が何度も死の危機にひんしていたのに、死ななかったのは、雫の魂を呪物が寄生したから。統一言語にすることにより、人の進化を止めるというのは観察者たちからすれば良かったのかな。観察者たちは結局この世界の何を知りたいのか。三冊の本と雫が揃ったとき、魂の欠損だと思われていた言語の喪失は病ではないと分かったけれど、今度は雫の魂に呪物の核があるだなんて本当に皮肉な展開。全ての伏線が雫が呪物という真実に向かっていて、雫がどう選択するかの道筋もできていた。(続 …続きを読む
    かなで
    2021年09月05日
    23人がナイス!しています

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