黒牢城

第166回直木賞 受賞作
2022年本屋大賞ノミネート
第12回山田風太郎賞 受賞作
『このミステリーがすごい! 2022年版』(宝島社)国内編 1位
週刊文春ミステリーベスト 10(週刊文春 2021年 12月 9日号)国内部門 1位
「ミステリが読みたい! 2022年版」(ハヤカワミステリマガジン 2022年 1月号)国内篇 1位
『2022本格ミステリ・ベスト10』(原書房)国内ランキング 1位
「第22回本格ミステリ大賞」受賞

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2021年06月02日
判型:
四六変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
448
ISBN:
9784041113936

第166回直木賞 受賞作
2022年本屋大賞ノミネート
第12回山田風太郎賞 受賞作
『このミステリーがすごい! 2022年版』(宝島社)国内編 1位
週刊文春ミステリーベスト 10(週刊文春 2021年 12月 9日号)国内部門 1位
「ミステリが読みたい! 2022年版」(ハヤカワミステリマガジン 2022年 1月号)国内篇 1位
『2022本格ミステリ・ベスト10』(原書房)国内ランキング 1位
「第22回本格ミステリ大賞」受賞

黒牢城

  • 著者 米澤 穂信
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2021年06月02日
判型:
四六変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
448
ISBN:
9784041113936

祝 第166回直木賞受賞!

本能寺の変より四年前、天正六年の冬。織田信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起きる難事件に翻弄される。動揺する人心を落ち着かせるため、村重は、土牢の囚人にして織田方の智将・黒田官兵衛に謎を解くよう求めた。事件の裏には何が潜むのか。戦と推理の果てに村重は、官兵衛は何を企む。デビュー20周年の集大成。『満願』『王とサーカス』の著者が辿り着いた、ミステリの精髄と歴史小説の王道。

【受賞・ランキング入賞結果】
第12回山田風太郎賞
『このミステリーがすごい! 2022年版』(宝島社)国内編第1位
週刊文春ミステリーベスト10(週刊文春2021年12月9日号)国内部門第1位
「ミステリが読みたい! 2022年版」(ハヤカワミステリマガジン2022年1月号)国内篇第1位
『2022本格ミステリ・ベスト10』(原書房)国内ランキング第1位
「2021年歴史・時代小説ベスト3」(週刊朝日2022年1月14日号)第1位
『この時代小説がすごい! 2022年版』(宝島社)単行本第3位
本能寺の変より四年前、天正六年の冬。織田信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起きる難事件に翻弄される。動揺する人心を落ち着かせるため、村重は、土牢の囚人にして織田方の智将・黒田官兵衛に謎を解くよう求めた。事件の裏には何が潜むのか。戦と推理の果てに村重は、官兵衛は何を企む。デビュー20周年の集大成。『満願』『王とサーカス』の著者が辿り着いた、ミステリの精髄と歴史小説の王道。

【受賞・ランキング入賞結果】
第12回山田風太郎賞
『このミステリーがすごい! 2022年版』(宝島社)国内編第1位
週刊文春ミステリーベスト10(週刊文春2021年12月9日号)国内部門第1位
「ミステリが読みたい! 2022年版」(ハヤカワミステリマガジン2022年1月号)国内篇第1位
『2022本格ミステリ・ベスト10』(原書房)国内ランキング第1位
「2021年歴史・時代小説ベスト3」(週刊朝日2022年1月14日号)第1位
『この時代小説がすごい! 2022年版』(宝島社)単行本第3位

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

戦と推理、劇的人間ドラマ

信長に叛した荒木村重と智将・黒田官兵衛、閉ざされた城での推理戦

「黒牢城」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 米澤 穂信は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。著者初の歴史小説、荒木村重は知っていますが、村重が主人公の小説は、初読です。大河ドラマ「軍師官兵衛」を観ていたので、黒田官兵衛は岡田准一、荒木村重 米澤 穂信は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。著者初の歴史小説、荒木村重は知っていますが、村重が主人公の小説は、初読です。大河ドラマ「軍師官兵衛」を観ていたので、黒田官兵衛は岡田准一、荒木村重は田中哲司のイメージで読みました。息詰まる籠城戦での群像劇、著者ならではの緊迫した歴史小説でした。歴史を紐解くと毛利を当てにして戦を行った武将は皆惨敗しています。毛利(長州)は明治維新で漸く天下を取りました。 https://www.kadokawa.co.jp/product/322101000890/ …続きを読む
    starbro
    2021年06月23日
    1139人がナイス!しています
  • 史実に基づいた戦国ミステリー。脳内では、「軍師官兵衛」のキャストで再生されていた(笑)。官兵衛の推理や、一連の真相には驚いたが、自身としては、村重が徐々に孤独になっていく姿に感じるものがあった。こういった 史実に基づいた戦国ミステリー。脳内では、「軍師官兵衛」のキャストで再生されていた(笑)。官兵衛の推理や、一連の真相には驚いたが、自身としては、村重が徐々に孤独になっていく姿に感じるものがあった。こういった事は現代でも多々起こっていると思う。リーダーの孤独、哀愁に心が苦しくなった。 …続きを読む
    kou
    2021年10月12日
    1115人がナイス!しています
  • 戦国時代を舞台にした安楽椅子探偵ミステリとは、よくぞ考えたものだ。しかも探偵役は有岡城の地下牢に幽閉された黒田官兵衛で、城の内外で起きた事件に悩む謀反人荒木村重に手掛かりを与えて解決していくのだ。明日 戦国時代を舞台にした安楽椅子探偵ミステリとは、よくぞ考えたものだ。しかも探偵役は有岡城の地下牢に幽閉された黒田官兵衛で、城の内外で起きた事件に悩む謀反人荒木村重に手掛かりを与えて解決していくのだ。明日の見えない2人が交わす言葉は研ぎ澄まされたナイフが触れ合うようで、一歩誤れば何があるかわからない緊迫感に満ちている。官兵衛が謎解きのヒントを出していたのは深いたくらみがあってのことで、戦国の謎のひとつである村重の有岡城からの単独逃亡の結末へつながっていくのだ。圧倒的な迫力と重厚さで読まされてしまう今年の収穫。 …続きを読む
    パトラッシュ
    2021年07月05日
    1111人がナイス!しています

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