彼女の背中を押したのは

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2022年02月18日
判型:
四六変形判
ページ数:
288
ISBN:
9784041113899

彼女の背中を押したのは

  • 著者 宮西 真冬
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2022年02月18日
判型:
四六変形判
ページ数:
288
ISBN:
9784041113899

使えないやつは、生きてちゃダメですか?

書店に勤めていた妹が、ビルから飛び降りた。相談したいことがあるとメールをしてきたその日に。結婚と同時に上京し平穏に暮らしていた姉・梢子は、妹に何があったのかを探るため、地元に戻り同僚たちに会いに行く。妹を追い詰めたものは何なのか? 母の過剰な期待と父の無関心、同僚からぶつけられた心ない言葉、思うようにいかない恋愛……。妹の過去を辿ることは、梢子自身の傷に向き合うことでもあって――。 書店に勤めていた妹が、ビルから飛び降りた。相談したいことがあるとメールをしてきたその日に。結婚と同時に上京し平穏に暮らしていた姉・梢子は、妹に何があったのかを探るため、地元に戻り同僚たちに会いに行く。妹を追い詰めたものは何なのか? 母の過剰な期待と父の無関心、同僚からぶつけられた心ない言葉、思うようにいかない恋愛……。妹の過去を辿ることは、梢子自身の傷に向き合うことでもあって――。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

第一章 聞かなかった相談は
第二章 ぶつけられた一言が
第三章 ヒーローはどこに
第四章 答えはすぐそこまで
第五章 彼女が背中を押したのは

著者・宮西真冬のインタビュー記事はこちら(カドブン)

「彼女の背中を押したのは」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ここのどこかに私がいた。全部では無い。だが、確かにいつかの私がいたのだ。だから苦しいし、今なら分かるかつての自分にドキドキするのだ。親子あるある。姉妹あるある。職場あるある。あの時言えなかった言葉でも ここのどこかに私がいた。全部では無い。だが、確かにいつかの私がいたのだ。だから苦しいし、今なら分かるかつての自分にドキドキするのだ。親子あるある。姉妹あるある。職場あるある。あの時言えなかった言葉でも、今なら言える。いや、今言わなきゃ。事故かそれとも・・ビルの屋上から転落して意識が戻らぬたった一人の妹の真相を知るために、姉・梢子は自分とも向き合いつつ過去を辿るのだ。宮西真冬だものこのタイトルだもの一気読みだった。この書店だけではないだろう現実を私たちはどう読む? …続きを読む
    いつでも母さん
    2022年03月14日
    187人がナイス!しています
  • 妹がビルから転落したと連絡があり東京に住む梢子は実家に帰る。意識不明の妹は事故か、自殺を図ったのか。生まれながらに美しく誰をも魅了した妹だが、頭も要領も悪く勤めていた書店でも使えない人と言われていた。 妹がビルから転落したと連絡があり東京に住む梢子は実家に帰る。意識不明の妹は事故か、自殺を図ったのか。生まれながらに美しく誰をも魅了した妹だが、頭も要領も悪く勤めていた書店でも使えない人と言われていた。梢子は妹に何があったのか過去を探る。家事が苦手、自分第一の母、無関心な父、足手まといな妹、そんな家族から逃れるため家を出た梢子は妹の知られざる一面を見る。パワハラ、女性蔑視などの問題もあるが、この娘を思い通りにしようとする毒母がきつい。妹を知ることで自身にも向き合えた梢子、最後に少しほっとする。 …続きを読む
    モルク
    2022年10月08日
    136人がナイス!しています
  • ★★★★☆ 妹は地元で書店で働いていた。姉も同じ書店で結婚するまで働いて店長以下知り合いが多い。そんななか、妹が店の忘年会のビルから飛び降りた。意識不明。結婚して東京に引っ越した姉は急いで帰ってくる。お互 ★★★★☆ 妹は地元で書店で働いていた。姉も同じ書店で結婚するまで働いて店長以下知り合いが多い。そんななか、妹が店の忘年会のビルから飛び降りた。意識不明。結婚して東京に引っ越した姉は急いで帰ってくる。お互いに罵り会う父と母。子供の頃からモデルをしていた妹。勉強だけしてきた姉。「あんたの代わりは沢山いる」どの場面でも、女性として、仕事場でも言われて。それは時代を越えて言われ続けている言葉であった。今の時代でも言っている驚き、だって何人もあなたの代わりなどいないのだから。 …続きを読む
    ゆりあす62
    2022年04月28日
    108人がナイス!しています

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