でえれえ、やっちもねえ

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2021年06月15日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
194
ISBN:
9784041113196
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でえれえ、やっちもねえ

  • 著者 岩井 志麻子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2021年06月15日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
194
ISBN:
9784041113196

この地獄に、魅せられる。『ぼっけえ、きょうてえ』待ち望まれた正統後継作

コレラが大流行する明治の岡山で、家族を喪った少女・ノリ。
ある日、日清戦争に出征しているはずの恋人と再会し、契りを交わすが、それは恋人の姿をした別の何かだった。
そしてノリが生んだ異形の赤子は、やがて周囲に人知を超える怪異をもたらしはじめ……(「でえれえ、やっちもねえ」)。
江戸、明治、大正、昭和。異なる時代を舞台に繰り広げられる妖しく陰惨な4つの怪異譚。
あの『ぼっけえ、きょうてえ』の恐怖が蘇る。
コレラが大流行する明治の岡山で、家族を喪った少女・ノリ。
ある日、日清戦争に出征しているはずの恋人と再会し、契りを交わすが、それは恋人の姿をした別の何かだった。
そしてノリが生んだ異形の赤子は、やがて周囲に人知を超える怪異をもたらしはじめ……(「でえれえ、やっちもねえ」)。
江戸、明治、大正、昭和。異なる時代を舞台に繰り広げられる妖しく陰惨な4つの怪異譚。
あの『ぼっけえ、きょうてえ』の恐怖が蘇る。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「でえれえ、やっちもねえ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • この表紙の女、明らかに尋常ではない。それに岡山弁のこのタイトルが重なるとさらに凄味を増すような。あの『ぼっけえ、きょうてえ』に比べるとホラー感は薄いように感じるけれど、たっぷりと水気を含んでねっとりと この表紙の女、明らかに尋常ではない。それに岡山弁のこのタイトルが重なるとさらに凄味を増すような。あの『ぼっけえ、きょうてえ』に比べるとホラー感は薄いように感じるけれど、たっぷりと水気を含んでねっとりと濃ゆい。息苦しくなるような。事の真相も、これからどんな結末が待っているのかもはっきりしないけど、明らかに嫌な予感しかない4つのラスト。人ならざる怪異よりも、生きてそこに実体のある人間の方がよっぽど恐ろしい。そう実感できる。 …続きを読む
    みっちゃん
    2021年06月29日
    159人がナイス!しています
  • 4編収録の怪異譚短編集。それぞれに江戸、明治、大正、昭和、と異なる時代が舞台。作品も岡山という土地柄や岡山弁が効果的に使われており、語りで読ませる。土着的で妖しい雰囲気が漂う。怖かったという意味では最 4編収録の怪異譚短編集。それぞれに江戸、明治、大正、昭和、と異なる時代が舞台。作品も岡山という土地柄や岡山弁が効果的に使われており、語りで読ませる。土着的で妖しい雰囲気が漂う。怖かったという意味では最初の「穴掘酒」が白眉。書簡形式で進み狂ったものが見えてくるが、活字が太くなるところで寒気が走る。表題作は全体的に薄気味悪く、話の落とし方が不安になる。必ずしも文章の効果が恐怖だけではないのが「大彗星愈々接近」。ユーモラスな味が濃い。最後の「カユ・アピアピ」は後半になるにつれ、どんどん幻想的になり悪夢感が強し。 …続きを読む
    海猫
    2022年08月24日
    133人がナイス!しています
  • 久しぶりに岩井さんの本を読みました。「ぼっけえ、きょうてえ」と同じような部類の本かと思いましたがそれほど怖さはありませんでした。岡山弁がおどろしさをより効果的似させています。短い短編ですが中身が濃く江 久しぶりに岩井さんの本を読みました。「ぼっけえ、きょうてえ」と同じような部類の本かと思いましたがそれほど怖さはありませんでした。岡山弁がおどろしさをより効果的似させています。短い短編ですが中身が濃く江戸川乱歩の作品を思い浮かべました。 …続きを読む
    KAZOO
    2021年09月25日
    126人がナイス!しています

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