もし、プロのスコアラーがあなたの野球チームにいたら何をやるか?

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2022年03月09日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
304
ISBN:
9784041112847

もし、プロのスコアラーがあなたの野球チームにいたら何をやるか?

  • 著者 三井 康浩
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2022年03月09日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
304
ISBN:
9784041112847

一戦必勝、短期決戦における勝負のポイントはどこにある?

元・読売巨人軍&侍ジャパン・・・伝説のスコアラーが明かす総300ページ超の1冊!

<アマチュア野球にはデータ分析への「誤解」がある>

プロ野球ならいざしらず、アマチュア野球に関していえばデータ分析を取り入れるのが難しいというのも理解できます。まず、そもそも人手が足りません。もちろん、時間もお金もないでしょう。状況的に、データ分析すること自体が難しいのです。「データがあれば有利になるけれど、とてもじゃないが手がつけられない」というのが実情だと推測します。

確かにそのとおりです。後述しますが、わたしはこのなかでも、特にデータ分析を担う人手を確保することについては、もっともハードルが高いと考えています。

その一方、「最初からあきらめるのは、もったいないことではないか?」とも思っています。なかなか一歩目を踏み出すことができない背景には、「そこまでする重要性や必然性はないのでは?」と思ってしまう「誤解」があるからだと見ています。これまでに、わたしがよく耳にしてきたものをいくつか挙げてみましょう。

1、アマチュア野球の多くはリーグ戦ではなくトーナメント方式による一発勝負なので、データを取る意味がそこまでない。
2、データ分析をするには、ひとつの相手に対して複数の試合データを取らなくてはならないので、とてもやりきれない。
3、映像がないとデータは取れない。映像を撮るための道具や設備がない。あるいは、ルール上、映像を撮ることが禁止されている。
4、そもそも、正確なデータを取れない。そういった能力を持った人材がチームにいない。
5、データ分析をして攻略のプランを立てたとしても、そのとおりに選手が動けない。

これらの誤解に対して、本書で一つひとつクリアにしていきます――(第1章より)
元・読売巨人軍&侍ジャパン・・・伝説のスコアラーが明かす総300ページ超の1冊!

<アマチュア野球にはデータ分析への「誤解」がある>

プロ野球ならいざしらず、アマチュア野球に関していえばデータ分析を取り入れるのが難しいというのも理解できます。まず、そもそも人手が足りません。もちろん、時間もお金もないでしょう。状況的に、データ分析すること自体が難しいのです。「データがあれば有利になるけれど、とてもじゃないが手がつけられない」というのが実情だと推測します。

確かにそのとおりです。後述しますが、わたしはこのなかでも、特にデータ分析を担う人手を確保することについては、もっともハードルが高いと考えています。

その一方、「最初からあきらめるのは、もったいないことではないか?」とも思っています。なかなか一歩目を踏み出すことができない背景には、「そこまでする重要性や必然性はないのでは?」と思ってしまう「誤解」があるからだと見ています。これまでに、わたしがよく耳にしてきたものをいくつか挙げてみましょう。

1、アマチュア野球の多くはリーグ戦ではなくトーナメント方式による一発勝負なので、データを取る意味がそこまでない。
2、データ分析をするには、ひとつの相手に対して複数の試合データを取らなくてはならないので、とてもやりきれない。
3、映像がないとデータは取れない。映像を撮るための道具や設備がない。あるいは、ルール上、映像を撮ることが禁止されている。
4、そもそも、正確なデータを取れない。そういった能力を持った人材がチームにいない。
5、データ分析をして攻略のプランを立てたとしても、そのとおりに選手が動けない。

これらの誤解に対して、本書で一つひとつクリアにしていきます――(第1章より)

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

Chapter0 なぜデータ分析が重要なのか?
野球は準備のスポーツ。「事前の準備が勝敗の6割を握る」
アマチュア野球にはデータ分析への「誤解」がある
たとえ1試合でもデータがあれば有利になる
映像がなくてもデータ分析は可能
選手兼任でもいい。「できないからやらない」ではダメ
漠然と野球をやっていると力関係であきらめてしまう 他

Chapter1 「地の利」を得る試合前の準備
《光(太陽光・照明)》
《風》
《グラウンド》
《フェンスとの距離》
《ファウルゾーン》
《マウンド》
《バッターボックス》

Chapter2[攻撃編] 1点でも多く得点を奪うためにできること
《配球チャート》
《投手分析》
《投手攻略》
《盗塁》 
《守備力分析》

Chapter3[守備編] 失点を未然に防ぐためにできること
《打者分析》
《打者攻略(配球)》
《守備》
《走塁》

Chapter4 チームを勝利に導くデータの伝え方
プロよりもアマのほうがデータでアドバンテージを得られる
ミーティングでは10ある情報の1か2程度を伝える
個別で選手に伝えたいことはあとから補足する
「~するな」という伝え方は選手のプレーを窮屈にする
テクニカルなアドバイスは、伝え方の工夫が必要
代打への指示はピンポイントにとどめる
リリーフ投手の役割は、プロとアマで大きな違いがある 他

「もし、プロのスコアラーがあなたの野球チームにいたら何をやるか?」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 取得したデータを分析して、いかに戦術に生かすかということがメインの内容で、期待していた野球の裏話的なものではなかった。勘違いで残念でした。 取得したデータを分析して、いかに戦術に生かすかということがメインの内容で、期待していた野球の裏話的なものではなかった。勘違いで残念でした。
    さーくる・けー
    2022年06月09日
    15人がナイス!しています
  • ★★★☆☆ 一般向けではなく,高校生以上の球児か駆け出しの指導者が見たらためになりそうな本でした。ある程度わかっている人は,はじめにと0章を読み,1章~3章は文章を読まずにそれぞれの項目の最後のPOINTだけを読 ★★★☆☆ 一般向けではなく,高校生以上の球児か駆け出しの指導者が見たらためになりそうな本でした。ある程度わかっている人は,はじめにと0章を読み,1章~3章は文章を読まずにそれぞれの項目の最後のPOINTだけを読み,最終の4章を読むと時短になりつつ,内容も入ってくるかと思います。個人的には0章と4章が楽しかったです。 …続きを読む
    ふじあつ
    2022年07月13日
    10人がナイス!しています
  • 何をやるのか?別にマジックめいたことが書いてあるわけではなくて、照明の位置を気にしましょうとか、投手の癖を観察しましょうとか、相手の守備の穴を見つけましょうとかそんな基本的なことが書いてある。だが、そ 何をやるのか?別にマジックめいたことが書いてあるわけではなくて、照明の位置を気にしましょうとか、投手の癖を観察しましょうとか、相手の守備の穴を見つけましょうとかそんな基本的なことが書いてある。だが、その基本的なことができている人は少ない。少ないからこそ差別化要因になるのだ。1,2個はできていても例えば100個ある基礎を全部を意識的にやるというのはそれだけで圧倒的な差異になる。そして実は作者は2009年WBC優勝の立役者。イチローの決勝タイムリーは作者の助言も絡んでいる。それだけの成果につながるんだね。 …続きを読む
    Taizo
    2022年07月17日
    4人がナイス!しています

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