- 著者 垣根 涼介
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2024年07月24日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 328
- ISBN:
- 9784041112496
武田の金、毛利の銀
- 著者 垣根 涼介
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2024年07月24日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 328
- ISBN:
- 9784041112496
乱世の沙汰も、銭次第。
上洛した織田信長に呼び出された明智光秀は、とある任務を下される。数の信奉者である信長は、敵対する大名の財力を把握する必要があった。中でも武田と毛利の資金源である湯之奥金山と石見銀山の見定めは不可欠である。ただし、そのためには敵地の中枢に潜り込み、金銀の産出量を示した台帳を確認しなくてはならない。見つかれば命の保証はない危険な道中である。光秀は盟友の新九郎と愚息を伴って隠密裏に甲州へ向かう。駿河湾の港・田子の浦にたどり着いた三人は、そこで土屋十兵衛長安と名乗る奇天烈な男に出会い――。
『光秀の定理』『信長の原理』に連なる、直木賞受賞第一作!
『光秀の定理』『信長の原理』に連なる、直木賞受賞第一作!
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
第一章 策謀
第二章 武田の金
第三章 毛利の銀
第四章 乖離
第二章 武田の金
第三章 毛利の銀
第四章 乖離
「武田の金、毛利の銀」感想・レビュー
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世界各国の情報機関にとって、敵国の経済力調査は最重要の仕事だ。同様にカネがなければ滅びると身に染みていた戦国大名も、敵対大名の経済力を気にしていた。その筆頭である信長が、金銀の鉱山を有する武田と毛利の …続きを読む2024年08月14日202人がナイス!しています
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垣根 涼介は、新作をコンスタントに読んでいる作家です。 経済通の織田信長ならではの視点、しかし明智光秀が、忍びのような調査をする可能性は、かなり低いような気がします。結果として、最終的に佐渡の金山が、徳 …続きを読む2024年08月30日200人がナイス!しています
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垣根涼介さんの直木賞受賞第一作は信長の命で甲斐金山、石見銀山の偵察を任された光秀たちのロードムービー的小説だった。読み始めは方向性が掴めず戸惑ったが、ミッションが出されてからは面白くなってきた。この物 …続きを読む2024年08月11日134人がナイス!しています