- 著者 火野 葦平
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2021年02月25日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 320
- ISBN:
- 9784041111611
麦と兵隊・土と兵隊
- 著者 火野 葦平
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2021年02月25日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 320
- ISBN:
- 9784041111611
火野葦平は、いかなるときも「人間」を書く。幻のベストセラーを復刊!
どんなに検閲がうるさく、制限がきびしかろうとも、書いておきたいものがあった――(あとがきより)
陸軍報道部員として日中戦争に従軍した著者が愛をもって描く兵隊と中国民衆。
果てしない麦畑を進軍、九死に一生を得た徐州作戦の経験を日記形式で綴る「麦と兵隊」、
杭州湾敵前上陸作戦に臨み、死と隣り合わせの日々を懸命に生きる兵隊の心情を弟への手紙形式で綴る「土と兵隊」の2作を収録。
戦場のリアルを限界まで追求し、書けなかった現実をも想像させる名作。
特別収録 浅田次郎「時代の贄 火野葦平の従軍手帖に寄せて」
陸軍報道部員として日中戦争に従軍した著者が愛をもって描く兵隊と中国民衆。
果てしない麦畑を進軍、九死に一生を得た徐州作戦の経験を日記形式で綴る「麦と兵隊」、
杭州湾敵前上陸作戦に臨み、死と隣り合わせの日々を懸命に生きる兵隊の心情を弟への手紙形式で綴る「土と兵隊」の2作を収録。
戦場のリアルを限界まで追求し、書けなかった現実をも想像させる名作。
特別収録 浅田次郎「時代の贄 火野葦平の従軍手帖に寄せて」
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「麦と兵隊・土と兵隊」感想・レビュー
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昭和13年、芥川賞を受賞した火野葦平は、日中戦争の陣中にあった。軍報道部への転属ののち、軍務の傍らで執筆したのが本作である。描かれるのは、勇敢でありながら人間味を失わない、兵隊の姿である。それは、戦意 …続きを読む2022年10月23日63人がナイス!しています
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高校時代以来の再読。当時は周りに従軍経験者も多く存命で支那事変やその後の戦争中の話を聞く機会もあったが、本書に関しては何か冗長な気がして読みづらかった印象だった。ところが今回読んでみると、事象の羅列の …続きを読む2021年04月28日44人がナイス!しています
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作者の日中戦争従軍記である。『麦と兵隊』、『土と兵隊』の二作品が収録されている。解説に書かれていましたが、この作品の意義は戦後に書かれたのではなく、戦中に戦場でリアルタイムに書かれたことである。しかも …続きを読む2021年03月19日41人がナイス!しています