黄金列車

黄金列車

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

label
  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2022年02月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
400
ISBN:
9784041110652
label

黄金列車

  • 著者 佐藤 亜紀
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2022年02月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
400
ISBN:
9784041110652

戦場を駆ける黄金列車の運命は? 命がけの戦いを描く著者の新たな傑作!

ハンガリー王国大蔵省の職員・バログは、現場担当としてユダヤ人の資産を保護・退避させるべく「黄金列車」に乗り込む。財宝を狙い近づいてくる悪党らを相手に、文官の論理と交渉術で渡り合っていくが――。 ハンガリー王国大蔵省の職員・バログは、現場担当としてユダヤ人の資産を保護・退避させるべく「黄金列車」に乗り込む。財宝を狙い近づいてくる悪党らを相手に、文官の論理と交渉術で渡り合っていくが――。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「黄金列車」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • ユダヤ人から没収した資産を保護・退避させるためブダペストを出発した黄金列車。この作品は、列車の管理を任されたユダヤ人資産管理委員会のメンバーたちを中心に描かれている。迫りくるロシア軍、なんとか逃げおお ユダヤ人から没収した資産を保護・退避させるためブダペストを出発した黄金列車。この作品は、列車の管理を任されたユダヤ人資産管理委員会のメンバーたちを中心に描かれている。迫りくるロシア軍、なんとか逃げおおせようと焦るメンバー、そんな中、トップの大佐はなんと高価なものばかりをトラックに詰め込み、走り去ってしまう。ようやく国外に出ても、線路使用の許可取りと機関車の確保に四苦八苦、長い貨車は敵の攻撃の的代わりにされる。 …続きを読む
    NAO
    2023年10月23日
    61人がナイス!しています
  • 第二次世界大戦末期のハンガリー。東からはソ連、西からは連合国に追い込まれ、窮地に陥ったハンガリー政府は、国有財産であるユダヤ人から没収した莫大な財宝を列車で移送させる。その財宝を鵜の目鷹の目で狙う者た 第二次世界大戦末期のハンガリー。東からはソ連、西からは連合国に追い込まれ、窮地に陥ったハンガリー政府は、国有財産であるユダヤ人から没収した莫大な財宝を列車で移送させる。その財宝を鵜の目鷹の目で狙う者たちから守ろうとする官吏たち。官吏の一人バログには辛い過去がある。バログの過去の記憶が突然挟まれるので、しっかり読んでいないと頭が混乱する。ハンガリーの複雑な歴史も分かっていないとついていけない場面もあるので、誰が読んでも面白い!とはならない難しい小説かもしれないが、読み応えある良作。 …続きを読む
    chantal(シャンタール)
    2025年01月13日
    59人がナイス!しています
  • 第二次大戦末期のハンガリー、国がユダヤ人から没収した金銀財宝・財産をブダペストから列車で退避させる話だが、実話が基になっていると知り驚く。やむなく運搬担当となった主人公を含む役人達が凄い。運搬物の中身 第二次大戦末期のハンガリー、国がユダヤ人から没収した金銀財宝・財産をブダペストから列車で退避させる話だが、実話が基になっていると知り驚く。やむなく運搬担当となった主人公を含む役人達が凄い。運搬物の中身が知られたらヤバい事、移送後も自分達が微妙な立場に立たされる事を理解し、どんな状況でも記録、点検、許可などの事務作業を誠実に徹底する。主人公の妻やユダヤ人の友人との回想で、彼がどんな思いでこの仕事をこなしているのかが分かってくる。ユダヤ人への非道な行いや戦争の虚しさを誠実な役人魂によってより感じさせる傑作 …続きを読む
    tosca
    2022年10月26日
    29人がナイス!しています

powered by 読書メーター

この著者の商品

最近チェックした商品