いとまの雪 新説忠臣蔵・ひとりの家老の生涯 下

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2020年12月18日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
296
ISBN:
9784041110188

いとまの雪 新説忠臣蔵・ひとりの家老の生涯 下

  • 著者 伊集院 静
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2020年12月18日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
296
ISBN:
9784041110188

決起の裏に隠された、 四十七人の悲願。明かされる復讐劇の黒幕とは。

赤穂の田舎侍が――。元禄十四年、赤穂藩主・浅野内匠頭は江戸城・松の廊下で吉良上野介に対し刃傷沙汰を起こし、即日切腹の裁定が下される。赤穂藩士は堀部安兵衛ら急進派が目論む吉良への仇討ちとお家再興の間で揺れ動く。双方の志と痛みを受け止めた家老・大石良雄は全てを擲つ覚悟で、訪れるであろう復讐の時を待っていた。そして明らかになる良雄の周到な計画と、時代を超えた復讐の狙い。良雄の計画を影で支える四十八番目の志士の正体とは? 日本史上最も有名な復讐劇を独自の視点で描き切った時代長篇、完結! 赤穂の田舎侍が――。元禄十四年、赤穂藩主・浅野内匠頭は江戸城・松の廊下で吉良上野介に対し刃傷沙汰を起こし、即日切腹の裁定が下される。赤穂藩士は堀部安兵衛ら急進派が目論む吉良への仇討ちとお家再興の間で揺れ動く。双方の志と痛みを受け止めた家老・大石良雄は全てを擲つ覚悟で、訪れるであろう復讐の時を待っていた。そして明らかになる良雄の周到な計画と、時代を超えた復讐の狙い。良雄の計画を影で支える四十八番目の志士の正体とは? 日本史上最も有名な復讐劇を独自の視点で描き切った時代長篇、完結!

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

第六章 騒乱の春        
第七章 赤穂浪士        
第八章 刃向は東へ
第九章 春賦の海
第十章 いとまの雪

「いとまの雪 新説忠臣蔵・ひとりの家老の生涯 下」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 上・下巻、550頁弱、完読しました。新説には、あまり新鮮味がありませんでしたが、大石内蔵助中心のハードボイルド忠臣蔵、読後感は清々しくあります。著者は意外と歴史小説もイケるかも知れません。 https://www.ni 上・下巻、550頁弱、完読しました。新説には、あまり新鮮味がありませんでしたが、大石内蔵助中心のハードボイルド忠臣蔵、読後感は清々しくあります。著者は意外と歴史小説もイケるかも知れません。 https://www.nippon.com/ja/japan-topics/bg900238/ …続きを読む
    starbro
    2021年01月13日
    198人がナイス!しています
  • 悲願達成…。世を、己れを捨て、堪え忍ぶ。ついには主君の仇を見事に討ち果たした大石内蔵助率いる赤穂浪士。映画や演劇を観るかのような臨場感と緊迫感に最後まで惹き付けられました。「昼行灯」の下の顔は時代に立 悲願達成…。世を、己れを捨て、堪え忍ぶ。ついには主君の仇を見事に討ち果たした大石内蔵助率いる赤穂浪士。映画や演劇を観るかのような臨場感と緊迫感に最後まで惹き付けられました。「昼行灯」の下の顔は時代に立ち向かう壮大な策士。大石内蔵助、天晴れです。 …続きを読む
    とん大西
    2021年02月28日
    123人がナイス!しています
  • 史実にはない、内蔵助に仕えた忍び・仁助、大坂の淀屋に紹介された女性・かんという二人を登場させ、討ち入りが失敗した場合に備え、上野介が米沢に逃れようとする途中で上野介を討つため、脱盟したとされる大野九郎 史実にはない、内蔵助に仕えた忍び・仁助、大坂の淀屋に紹介された女性・かんという二人を登場させ、討ち入りが失敗した場合に備え、上野介が米沢に逃れようとする途中で上野介を討つため、脱盟したとされる大野九郎兵衛が待機させ、討ち入り成功の直後、寺坂吉右衛門を使いとして米沢方面に走らせたという展開が斬新。吉良を討つのは、主君の仇と言うより、将軍綱吉と大老格・柳沢吉保に対する挑戦という解釈を展開している。最も恐ろしいのは「主君のために命を捨てる」という不可解な思想が現在も世界各地で形を変えて生き続けていることだろう。 …続きを読む
    藤枝梅安
    2021年05月14日
    83人がナイス!しています

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