ザ・ラストマン 日立グループのV字回復を導いた「やり抜く力」

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2021年01月08日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
272
ISBN:
9784040823935
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ザ・ラストマン 日立グループのV字回復を導いた「やり抜く力」

  • 著者 川村 隆
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2021年01月08日
判型:
新書判
商品形態:
新書
ページ数:
272
ISBN:
9784040823935

日本経済をV字回復させるビジネス・パーソンの条件とは

「ラストマンになれ」

私がこの言葉を聞いたのは、三〇代のころです。
当時の私は日立工場に勤めていて、たしか設計課長に昇進したときのことだったと思います。
日立工場長だった綿森力さんが、工場の執務室の窓の前でこう言いました。

「この工場が沈むときが来たら、君たちは先に船を降りろ。
それを見届けてから、オレはこの窓を蹴破って飛び降りる。
それがラストマンだ」

――そのときから、私の胸に「ザ・ラストマン」という言葉が深く刻まれています。【序章より】

*  *  *  *  *  *

「自分の後ろには、もう誰もいない」――ビジネスマンに必須の心構えとは。

決断、実行、撤退…一つひとつの行動にきちんと、しかし楽観的に責任を持ってやり抜けば、より楽しく、成果を出せる。
7873億円の赤字から会社を再生した元日立グループ会長が、苦境の日本経済で戦い続けるビジネスパーソンに贈るメッセージ。

新規収録原稿「若い企業人の皆さんへ」「ポストコロナ時代の企業」

※本書は二〇一五年三月に小社から刊行された同名の単行本を加筆・再編集したものです。
「ラストマンになれ」

私がこの言葉を聞いたのは、三〇代のころです。
当時の私は日立工場に勤めていて、たしか設計課長に昇進したときのことだったと思います。
日立工場長だった綿森力さんが、工場の執務室の窓の前でこう言いました。

「この工場が沈むときが来たら、君たちは先に船を降りろ。
それを見届けてから、オレはこの窓を蹴破って飛び降りる。
それがラストマンだ」

――そのときから、私の胸に「ザ・ラストマン」という言葉が深く刻まれています。【序章より】

*  *  *  *  *  *

「自分の後ろには、もう誰もいない」――ビジネスマンに必須の心構えとは。

決断、実行、撤退…一つひとつの行動にきちんと、しかし楽観的に責任を持ってやり抜けば、より楽しく、成果を出せる。
7873億円の赤字から会社を再生した元日立グループ会長が、苦境の日本経済で戦い続けるビジネスパーソンに贈るメッセージ。

新規収録原稿「若い企業人の皆さんへ」「ポストコロナ時代の企業」

※本書は二〇一五年三月に小社から刊行された同名の単行本を加筆・再編集したものです。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

新書版まえがき
はじめに
序 章 「自分の後ろには、もう誰もいない」
     ザ・ラストマン――「この覚悟」を持っていますか
第1章 大事なときに「何を決めるか」「どう決めるか」
     リーダーに求められていること
第2章 「きちんと稼ぐ」ための思考習慣
     「独りよがり」にならないために
第3章 意思決定から実行までの「シンプルな手順」
     自信をもってビジネスをするために
第4章 いつも前向きに「自分を磨く」人
     自分を鍛える、部下を鍛える
第5章 「慎重に楽観して」行動する9カ条
     成果を丁寧に出すための羅針盤
第6章 私たち日本人に必要な「意識」とは何か
     グローバル感覚とダイバーシティ
特別章 日立をV字回復させた「ラストマン」魂の言葉
     ――川村隆インタビュー
おわりに
新書版あとがき

「ザ・ラストマン 日立グループのV字回復を導いた「やり抜く力」」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • (2023-5)巨額の赤字となった日立を短期間でV字回復させた川村氏の著書。ここでいう「ラストマン」は最終意思決定者のこと。もちろん会社であれば社長だが、それだけではなく、部長、課長或いはその仕事の担当者本 (2023-5)巨額の赤字となった日立を短期間でV字回復させた川村氏の著書。ここでいう「ラストマン」は最終意思決定者のこと。もちろん会社であれば社長だが、それだけではなく、部長、課長或いはその仕事の担当者本人がラストマンにならなくてはダメだとしている。ここに書かれている事に目新しいものは無い。言い換えれば、組織の立て直し、仕事の進め方に魔法は無く、やるべき事をスピード感を持って、傍観者としてではなく断固としてやり切ることが大切なのだ。★★★★ …続きを読む
    サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥
    2023年01月23日
    66人がナイス!しています
  • 当たり前のことを当たり前のように実践し続けることほど難しいことはない。一人一人が自らの仕事に責任を持って取り組むこと。誰もが自分自身をラストマン(最後に責任を負う者)だと思って行動すること。そうすれば 当たり前のことを当たり前のように実践し続けることほど難しいことはない。一人一人が自らの仕事に責任を持って取り組むこと。誰もが自分自身をラストマン(最後に責任を負う者)だと思って行動すること。そうすれば組織も社会も良くなる。今の日本にもっとも欠けていて、もっとも必要なことに違いない。政治が悪い、大企業が悪い、そんなことを云う暇があったら、まずは自分が実践するのみ! …続きを読む
    鈴木拓
    2022年05月24日
    22人がナイス!しています
  • 上の役職の者は、須く最終決定権を担う覚悟を持つべきである。各方面の要求をすり合わせていては、スピード感ある鬼気迫る決断はできず、急速に変化する現代社会で生き残ることはできない。企業の究極目的は利益を社 上の役職の者は、須く最終決定権を担う覚悟を持つべきである。各方面の要求をすり合わせていては、スピード感ある鬼気迫る決断はできず、急速に変化する現代社会で生き残ることはできない。企業の究極目的は利益を社会に還元することであり、きちんと「稼いで」還元する意識を持たないといけない。現状維持は衰退への第一歩。常に明日の自分に目標を持つことで、やっと現状維持ができるのだという自覚を持つこと。決めたからには、反対に流されず実行し切る。自分に非があれば潔く認める。 …続きを読む
    miso soup
    2022年10月27日
    9人がナイス!しています

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