天翔ける

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2021年02月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
336
ISBN:
9784041108949
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天翔ける

  • 著者 葉室 麟
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2021年02月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
336
ISBN:
9784041108949

日本の礎は、この男によって築かれた。松平春嶽を描く、傑作歴史長編!

幕末、福井藩は激動の時代のなか藩の舵取りを定めきれず大きく揺れていた。決断を迫られた藩主・松平春嶽の前に現れたのは坂本龍馬を名乗る一人の若者。明治維新の影の英雄、雄飛の物語がいまはじまる。 幕末、福井藩は激動の時代のなか藩の舵取りを定めきれず大きく揺れていた。決断を迫られた藩主・松平春嶽の前に現れたのは坂本龍馬を名乗る一人の若者。明治維新の影の英雄、雄飛の物語がいまはじまる。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「天翔ける」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 幕末の四賢侯の一人とも称される松平春嶽。幕末をテーマにした歴史小説は数多くあれど、春嶽を主人公に据える作品は珍しいです。幕末の騒乱期の日本を縦横に奔走したヒーローは数多いて、それぞれが小説の主人公にな 幕末の四賢侯の一人とも称される松平春嶽。幕末をテーマにした歴史小説は数多くあれど、春嶽を主人公に据える作品は珍しいです。幕末の騒乱期の日本を縦横に奔走したヒーローは数多いて、それぞれが小説の主人公になりうる活躍をするのですが、春嶽は、私を捨てて公に尽くす、いわゆる『破私滅公』を行動指針とし、まさに天を翔けるがごとき視点で日本という国の変革期を俯瞰した傑物。幕末から明治維新までのあらすじが一冊に網羅されているだけで読み得で、知ってる名前が矢継ぎ早に出てくる面白さ。朝井まかて先生の解説がまた素晴らしい‼️🙇 …続きを読む
    三代目 びあだいまおう
    2024年06月19日
    188人がナイス!しています
  • 幕末から明治維新に至る正に沸騰した時代の流れの中にあって、越前福井藩主松平春嶽らの静かではあるが、そんな中にも確たる信念が心に沁みる。幕末を描いた作品は数多あれど、葉室さんの知識に裏打ちされ、「私」が 幕末から明治維新に至る正に沸騰した時代の流れの中にあって、越前福井藩主松平春嶽らの静かではあるが、そんな中にも確たる信念が心に沁みる。幕末を描いた作品は数多あれど、葉室さんの知識に裏打ちされ、「私」が根底にある権謀術策ではなく、「公」のためとした時代の英傑たちの清廉な気概が心地よい。時代の転換点、難しい時期であったのだろう。それまでの歴史を振り返れば…ラストの春嶽と西郷の対峙の場面はしんとして切ないまでに美しい。巻末の朝井まかてさんの解説を読んで、改めて落涙。いい作品でした。 …続きを読む
    あさひ@WAKABA NO MIDORI TO...
    2022年06月25日
    148人がナイス!しています
  • 幕末から明治維新にかけては、興味があるが、複雑すぎてよくわからない。しかし、この作品を読み、坂本龍馬、西郷隆盛、勝海舟といった、歴史の授業で習った人達が、その時代に、どのような役割を担っていたのかを、 幕末から明治維新にかけては、興味があるが、複雑すぎてよくわからない。しかし、この作品を読み、坂本龍馬、西郷隆盛、勝海舟といった、歴史の授業で習った人達が、その時代に、どのような役割を担っていたのかを、少しは垣間見ることができた。 …続きを読む
    てつのすけ
    2021年10月11日
    41人がナイス!しています

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