流浪地球

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2022年09月07日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
312
ISBN:
9784040659930

流浪地球

  • 著者 劉 慈欣
  • 訳者 大森 望
  • 訳者 古市 雅子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2022年09月07日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
312
ISBN:
9784040659930

中国大ヒット映画原作、『三体』著者によるSF短編集、待望の邦訳!

●ぼくが生まれた時、地球の自転はストップしていた。人類は太陽系で生き続けることはできない。唯一の道は、べつの星系に移住すること。連合政府は地球エンジンを構築し、地球を太陽系から脱出させる計画を立案、実行に移す。こうして、悠久の旅が始まった。それがどんな結末を迎えるのか、ぼくには知る由もなかった。「流浪地球」
●惑星探査に旅立った宇宙飛行士は先駆者と呼ばれた。帰還した先駆者が目にしたのは、死に絶えた地球と文明の消滅だった。「ミクロ紀元」
●世代宇宙船「呑食者」が、太陽系に迫っている。国連に現れた宇宙船の使者は、人類にこう告げた。「偉大なる呑食帝国は、地球を捕食する。この未来は不可避だ」。「呑食者」
●歴史上もっとも成功したコンピュータ・ウイルス「呪い」はバージョンを変え、進化を遂げた。酔っ払った作家がパラメータを書き換えた「呪い」は、またたく間に市民の運命を変えてしまう――。「呪い5・0」
●高層ビルの窓ガラス清掃員と、固体物理学の博士号を持ち、ナノミラーフィルムを独自開発した男。二人はともに「中国太陽プロジェクト」に従事するが。「中国太陽」
●異星船の接近で突如隆起した海面、その高さ9100メートル。かつての登山家は、単身水の山に挑むことを決意。頂上で、異星船とコミュニケーションを始めるが。「山」
●ぼくが生まれた時、地球の自転はストップしていた。人類は太陽系で生き続けることはできない。唯一の道は、べつの星系に移住すること。連合政府は地球エンジンを構築し、地球を太陽系から脱出させる計画を立案、実行に移す。こうして、悠久の旅が始まった。それがどんな結末を迎えるのか、ぼくには知る由もなかった。「流浪地球」
●惑星探査に旅立った宇宙飛行士は先駆者と呼ばれた。帰還した先駆者が目にしたのは、死に絶えた地球と文明の消滅だった。「ミクロ紀元」
●世代宇宙船「呑食者」が、太陽系に迫っている。国連に現れた宇宙船の使者は、人類にこう告げた。「偉大なる呑食帝国は、地球を捕食する。この未来は不可避だ」。「呑食者」
●歴史上もっとも成功したコンピュータ・ウイルス「呪い」はバージョンを変え、進化を遂げた。酔っ払った作家がパラメータを書き換えた「呪い」は、またたく間に市民の運命を変えてしまう――。「呪い5・0」
●高層ビルの窓ガラス清掃員と、固体物理学の博士号を持ち、ナノミラーフィルムを独自開発した男。二人はともに「中国太陽プロジェクト」に従事するが。「中国太陽」
●異星船の接近で突如隆起した海面、その高さ9100メートル。かつての登山家は、単身水の山に挑むことを決意。頂上で、異星船とコミュニケーションを始めるが。「山」

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

流浪地球
ミクロ紀元
呑食者
呪い5・0
中国太陽

訳者あとがき 大森望

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「流浪地球」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 読んでいるうちに、頭の中で手塚治虫の漫画で再現されていた。地球を宇宙船に改造したり、人類をミクロ化するなど奇想天外な物語は「アトム」やその他の作品と似たものを感じるためだが、何よりSFドラマに不可欠な 読んでいるうちに、頭の中で手塚治虫の漫画で再現されていた。地球を宇宙船に改造したり、人類をミクロ化するなど奇想天外な物語は「アトム」やその他の作品と似たものを感じるためだが、何よりSFドラマに不可欠なセンス・オブ・ワンダーを思い切りぶち込んで地球の未来を思索するスタイルは手塚とそっくりなのだ。科学の発展についていけなかったり、容赦ない破滅に否応なく巻き込まれる人間の喜怒哀楽を描く点で、日本と中国の天才は奇妙に一致する。特に宇宙ソーラーシステムの鏡面を手作業で清掃する労働者を描く「中国太陽」がベストだった。 …続きを読む
    パトラッシュ
    2022年10月06日
    194人がナイス!しています
  • これオススメ。表題作も面白かったが、最後の『山』が秀逸!地中から進化した半導体生命の壮大な科学史に感動する。見えない部分は想像に任せ、意外な発見がある度に世界観を二転三転させて進化してきた半導体生命の これオススメ。表題作も面白かったが、最後の『山』が秀逸!地中から進化した半導体生命の壮大な科学史に感動する。見えない部分は想像に任せ、意外な発見がある度に世界観を二転三転させて進化してきた半導体生命の愉快なお話。『中国太陽』、これはいかにも中国らしい貧農とエリートのお話。この作家、蟻と恐竜の話がよほど好きなのか『貪食者』にも書かれている。一瞬を切り取ったスナップショットの様なエピソードでありながら、背景に長い歴史が横たわっているのを感じさせる作品が多い。 …続きを読む
    absinthe
    2023年01月16日
    166人がナイス!しています
  • 驚きと感動の表題作!訳者のあとがきに依れば、地球自体にエンジンをつけて宇宙船にする、というアイデアは過去の作品にもあるという事だが、400年後の太陽のスーパーフレアによる地球滅亡を避ける為に2500年もの歳 驚きと感動の表題作!訳者のあとがきに依れば、地球自体にエンジンをつけて宇宙船にする、というアイデアは過去の作品にもあるという事だが、400年後の太陽のスーパーフレアによる地球滅亡を避ける為に2500年もの歳月をかけて、まず地球の自転を止め、楕円の軌道で太陽の周りを巡って加速させてプロキシマ・ケンタウリの軌道に入りその惑星となる、という計画。乏しい私の想像力をも喚起させる豊かな描写、終盤に待ち構える衝撃の展開、悠久の時に思いを馳せるラスト、当に地球の未来を見据えた年代記、何と壮大なことよ。 …続きを読む
    みっちゃん
    2022年11月29日
    151人がナイス!しています

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