雪花妃伝 ~藍帝後宮始末記~ 一
コミカライズ化作品
富士見L文庫×COMIC BRIDGE 頑張る女子主人公コンテスト ファンタジー部門特別賞 受賞作品
コミカライズ化作品
富士見L文庫×COMIC BRIDGE 頑張る女子主人公コンテスト ファンタジー部門特別賞 受賞作品
コミカライズ化作品
富士見L文庫×COMIC BRIDGE 頑張る女子主人公コンテスト ファンタジー部門特別賞 受賞作品
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
幼くして王后にされた少女。いったんは離宮へ追いやられたものの19歳にして再び後宮へと呼び戻される。
国王。王后・鈴雪のほか4人の妃がいる。未だに後継者がいない。幼い鈴雪には恐ろしい存在だったが……。
位は貴妃。紅が似合う豊満な肢体の美女で、王の寵愛が最も厚く、プライドも高い。
位は賢妃。子を失ったばかりで顔色が悪い。寧貴妃とは昔から反目し合っている。
位は充媛。どことなく子供っぽさのあるマイペースな女性。薄紅色が好き。
雪花妃伝~藍帝後宮始末記~
都月きく音・著
――王を害すると託宣を受けて辺境に捨てられた少女は、王の后となる。――
https://kakuyomu.jp/works/1177354054884586338
■富士見L文庫編集部■
世界観と主人公の設定が非常にマッチしていて、冒頭からドラマチックな雰囲気にわくわくしました。
「王の子を殺しているのは誰か」というミステリ要素も雰囲気に合っているのですが、この謎解き部分はもう少しメリハリが欲しかったのと、主人公ならではの行動や気づきが欲しかったです。
ラストも「まだ続きが読みたい」と思わせるような、前向きな余韻を含ませてもいいと思います。
■COMIC BRIDGE編集部■
世界観にブレがなく、文章のまとまりも大変よくて、小説としての質が高いと思えました。主人公の鈴雪のキャラメイクもしっかりできていて、思い入れのできる人物になっていましたが、少しおとなしすぎる感も。
そして、天麗公主の設定にはやや唐突感がありました。もう少し伏線を張っておいたほうがよかったかと思います。また、「結」は若干蛇足とも感じました。藍叡と鈴雪が結ばれたところで終わっても充分物語として成立しているし、幸せな気持ちで読み終えたかったので、少し残念でした。