長く高い壁 The Great Wall

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2021年02月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784041098622
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長く高い壁 The Great Wall

  • 著者 浅田 次郎
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2021年02月25日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784041098622

軍の論理では割り切れぬ、人の心を従軍作家が解き明かす。戦場の人間ドラマ

1938年秋。従軍作家として北京に派遣されていた探偵小説作家の小柳逸馬は、軍からの突然の要請で前線へ向かう。
検閲班長・川津中尉と赴いた先は、万里の長城・張飛嶺。
そこでは分隊10名が全員死亡、しかも戦死ではないらしいという不可解な事件が起きていた。
千人の大隊に見捨てられ、たった30人残された「ろくでなし」の小隊に何が起きたのか。
赤紙一枚で大義なき戦争に駆り出された理不尽のなかで、兵隊たちが探した"戦争の真実"を解き明かす、極限の人間ドラマ。
1938年秋。従軍作家として北京に派遣されていた探偵小説作家の小柳逸馬は、軍からの突然の要請で前線へ向かう。
検閲班長・川津中尉と赴いた先は、万里の長城・張飛嶺。
そこでは分隊10名が全員死亡、しかも戦死ではないらしいという不可解な事件が起きていた。
千人の大隊に見捨てられ、たった30人残された「ろくでなし」の小隊に何が起きたのか。
赤紙一枚で大義なき戦争に駆り出された理不尽のなかで、兵隊たちが探した"戦争の真実"を解き明かす、極限の人間ドラマ。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

待望の文庫化!

「長く高い壁 The Great Wall」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 従軍作家として北京に派遣されていた小柳逸馬は突然の要請で前線へ向かう。万里の長城・張飛嶺で起きた分隊10名全員死亡、戦死ではない不可解な事件の真実とは? 従軍作家として北京に派遣されていた小柳逸馬は突然の要請で前線へ向かう。万里の長城・張飛嶺で起きた分隊10名全員死亡、戦死ではない不可解な事件の真実とは?
    ゆみねこ
    2021年04月06日
    83人がナイス!しています
  • 久々の浅田次郎。彼には珍しく推理小説である。支那に駐屯する1、000人の独立歩兵大隊が新作戦のために移動。匪賊対策のために残されたのは僅か30名、そのうち1個分隊、10名が殺される。果たして共匪による犯罪なのか 久々の浅田次郎。彼には珍しく推理小説である。支那に駐屯する1、000人の独立歩兵大隊が新作戦のために移動。匪賊対策のために残されたのは僅か30名、そのうち1個分隊、10名が殺される。果たして共匪による犯罪なのか。時代背景や軍編成の要点もきちんと押さえられており流石の浅田次郎。テーマも書き込まれている。面白い。が、この結末になるのであれば、そもそも、共匪の仕業ではないという主張をした小田島憲兵曹長は何だったのか。それだけが消化不良である。 …続きを読む
    yamatoshiuruhashi
    2021年04月14日
    48人がナイス!しています
  • 出戦不堪者で構成される張飛嶺守備分隊10名全員死亡した事件をめぐる戦争ミステリー。従軍作家として北京にいた推理小説家の小柳逸馬が軍の命により真相究明にあたる。別の分隊や地元民からの聞き取り調査で話が進 出戦不堪者で構成される張飛嶺守備分隊10名全員死亡した事件をめぐる戦争ミステリー。従軍作家として北京にいた推理小説家の小柳逸馬が軍の命により真相究明にあたる。別の分隊や地元民からの聞き取り調査で話が進む。見た目通りの人はいない。誰が嘘をついているのかといったミステリーの要素と、日本にとっての「日中戦争とは何なのか」がテーマになっている本書。庶民の豊かな食生活を見て、軍閥の支配から支那国民を解放する聖戦ではなく単に豊かな国を簒奪しようとしているのではないかという下りが印象的。ただやや面白さに欠ける。 …続きを読む
    となりのトウシロウ
    2021年05月07日
    47人がナイス!しています

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