市川雷蔵と勝新太郎

市川雷蔵と勝新太郎

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2021年09月29日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
568
ISBN:
9784041098318

市川雷蔵と勝新太郎

  • 著者 中川 右介
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2021年09月29日
判型:
四六判
商品形態:
単行本
ページ数:
568
ISBN:
9784041098318

歌舞伎から映画へ移り成功した最後の 世代、市川雷蔵と勝新太郎――

市川雷蔵と勝新太郎はともに一九五〇年代から六〇年代にかけて、大映、いや日本映画界を支えた俳優である。

歌舞伎から映画へ移った俳優たちはみな、世襲と門閥で配役が決まる歌舞伎の世界ではいい役につけず、映画という新天地を目指した。そして雷蔵の死と大映の倒産で「時代劇映画の時代」はとりあえず終わり、残った時代劇スターたちの活躍の場もテレビへ移行した。雷蔵と勝は、歌舞伎から映画へ移り成功した最後の世代だった。

【目次】
はじめに

前史

第一部 関西歌舞伎の凋落
 第一章 脇役の子 一九三一年~一九五一年
 第二章 歌舞伎役者・市川雷蔵 一九五二年~一九五四年

第二部 長谷川一夫を追う者たち 一九五四年~一九六二年
 第一章 注目されないデビュー 一九五四年
 第二章 雷蔵の飛躍 一九五五年
 第三章 量産時代の始まり 一九五六年
 第四章 開く差 一九五七年
 第五章 日本人が最も多く映画を見た年 一九五八年
 第六章 忍び寄るテレビ 一九五九年
 第七章 それぞれの転機 一九六〇年
 第八章 悪名 一九六一年 
 第九章 座頭市と忍びの者 一九六二年

第三部 両雄並び立つ 一九六三年~一九七一年
 第一章 カツライス時代の幕開け 一九六三年
 第二章 新しい取り組み 一九六四年
 第三章 第三のシリーズ「若親分」「兵隊やくざ」 一九六五年
 第四章 第四のシリーズ「陸軍中野学校」「酔いどれ博士」 一九六六年
 第五章 勝プロ創立 一九六七年
 第六章 雷蔵倒れる 一九六八年
 第七章 雷蔵無念 一九六九年
 第八章 雷蔵のいない大映 一九六九年~一九七一年

終 章 生ける伝説 一九七二年~一九九七年

あとがき

市川雷蔵・勝新太郎・長谷川一夫 出演映画リスト
参考文献
市川雷蔵と勝新太郎はともに一九五〇年代から六〇年代にかけて、大映、いや日本映画界を支えた俳優である。

歌舞伎から映画へ移った俳優たちはみな、世襲と門閥で配役が決まる歌舞伎の世界ではいい役につけず、映画という新天地を目指した。そして雷蔵の死と大映の倒産で「時代劇映画の時代」はとりあえず終わり、残った時代劇スターたちの活躍の場もテレビへ移行した。雷蔵と勝は、歌舞伎から映画へ移り成功した最後の世代だった。

【目次】
はじめに

前史

第一部 関西歌舞伎の凋落
 第一章 脇役の子 一九三一年~一九五一年
 第二章 歌舞伎役者・市川雷蔵 一九五二年~一九五四年

第二部 長谷川一夫を追う者たち 一九五四年~一九六二年
 第一章 注目されないデビュー 一九五四年
 第二章 雷蔵の飛躍 一九五五年
 第三章 量産時代の始まり 一九五六年
 第四章 開く差 一九五七年
 第五章 日本人が最も多く映画を見た年 一九五八年
 第六章 忍び寄るテレビ 一九五九年
 第七章 それぞれの転機 一九六〇年
 第八章 悪名 一九六一年 
 第九章 座頭市と忍びの者 一九六二年

第三部 両雄並び立つ 一九六三年~一九七一年
 第一章 カツライス時代の幕開け 一九六三年
 第二章 新しい取り組み 一九六四年
 第三章 第三のシリーズ「若親分」「兵隊やくざ」 一九六五年
 第四章 第四のシリーズ「陸軍中野学校」「酔いどれ博士」 一九六六年
 第五章 勝プロ創立 一九六七年
 第六章 雷蔵倒れる 一九六八年
 第七章 雷蔵無念 一九六九年
 第八章 雷蔵のいない大映 一九六九年~一九七一年

終 章 生ける伝説 一九七二年~一九九七年

あとがき

市川雷蔵・勝新太郎・長谷川一夫 出演映画リスト
参考文献

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「市川雷蔵と勝新太郎」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 【S】1958年(S33)、のべ11億人以上の人々が映画館に足を運んだ。それは絶頂であるのと同時に、日本映画の終わりの始まりでもあった。永田ラッパ雅一という毀誉褒貶の過ぎる人物が実質的な創業者である映画会社大映と 【S】1958年(S33)、のべ11億人以上の人々が映画館に足を運んだ。それは絶頂であるのと同時に、日本映画の終わりの始まりでもあった。永田ラッパ雅一という毀誉褒貶の過ぎる人物が実質的な創業者である映画会社大映と、長谷川一夫のもと助さん格さん的に大車輪の活躍で同社を牽引した二大スター、市川雷蔵と勝新太郎の悲喜こもごもの物語である。カツ(勝)・ライ(雷)スと称された個性の全く違う同年の二人の友情。筆まめで藝に真摯な雷蔵と、釦の掛け違えで後年はキャリアを失ったような勝新。恐ろしい情報量の労作である。 …続きを読む
    村上春巻
    2021年11月25日
    20人がナイス!しています
  • そうそうそう中川氏の著作で読みたかったよこのテーマ、な一冊。中川氏だけに歌舞伎界の情勢には詳しいし。大映好き雷蔵さん好きなので人物名作品名を追うだけで嬉しい。そして読み終わってしまった今はひたすら寂し そうそうそう中川氏の著作で読みたかったよこのテーマ、な一冊。中川氏だけに歌舞伎界の情勢には詳しいし。大映好き雷蔵さん好きなので人物名作品名を追うだけで嬉しい。そして読み終わってしまった今はひたすら寂しい… …続きを読む
    Gen Kato
    2022年01月04日
    3人がナイス!しています
  • 戦後の日本の映画界のスターの多くが歌舞伎界から発生したのは偶然ではなく必然だったのでしょう。 家柄や生まれが将来の役の位置を決めてしまう硬直化した制度が映画界にスターを供給したとも言える。 それにしても 戦後の日本の映画界のスターの多くが歌舞伎界から発生したのは偶然ではなく必然だったのでしょう。 家柄や生まれが将来の役の位置を決めてしまう硬直化した制度が映画界にスターを供給したとも言える。 それにしても著者の驚くほど細かいデータ調査には頭が下がる。 …続きを読む
    Kolon
    2022年01月26日
    2人がナイス!しています

powered by 読書メーター

この著者の商品

最近チェックした商品