ほとけの心は妻ごころ

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2020年07月16日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784041096772
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ほとけの心は妻ごころ

  • 著者 田辺 聖子
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2020年07月16日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
320
ISBN:
9784041096772

昭和の夫婦10組の日常をリアルに、コミカルに描く作品集

夫が威張る相手は私しかいない。そう思うと、ワガママで身勝手な夫を捨てるのも哀れに思えてくる。こういう、男を甘やかすホトケ心は実は危険なもので・・・・・・。(「ほとけの心は妻ごころ」)
夫は中年にもなって美貌が自慢。ちょっとお多福顔の私と見比べては「美男と野獣」とご満悦。しかし私は気がついた、美貌とは見飽きるものだ。(「美男と野獣」)
オロカな夫を見つめる妻たちの日常を、鋭い筆致とユーモアで描いた10篇。
田辺聖子2ヶ月連続復刊・第2弾。
解説・寺地はるな
夫が威張る相手は私しかいない。そう思うと、ワガママで身勝手な夫を捨てるのも哀れに思えてくる。こういう、男を甘やかすホトケ心は実は危険なもので・・・・・・。(「ほとけの心は妻ごころ」)
夫は中年にもなって美貌が自慢。ちょっとお多福顔の私と見比べては「美男と野獣」とご満悦。しかし私は気がついた、美貌とは見飽きるものだ。(「美男と野獣」)
オロカな夫を見つめる妻たちの日常を、鋭い筆致とユーモアで描いた10篇。
田辺聖子2ヶ月連続復刊・第2弾。
解説・寺地はるな

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「ほとけの心は妻ごころ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 久しぶりの田辺聖子、やはり面白い。ダメな人がだめなまま生きることが許される世界、おおらかで風通しがいい。今の時代に忘れかけているものではないか。ここに登場する男たちは愚かでしょうもないが、それを理解し 久しぶりの田辺聖子、やはり面白い。ダメな人がだめなまま生きることが許される世界、おおらかで風通しがいい。今の時代に忘れかけているものではないか。ここに登場する男たちは愚かでしょうもないが、それを理解し、支え許す健気な妻がいる。ここに登場する男たちは幸せだ。様々な夫婦の在り方を鋭い筆致とユーモアたっぷりに描いた短編。 …続きを読む
    ふじさん
    2021年09月27日
    89人がナイス!しています
  • 1980年の作品を最近、文字を大きく改版した本。短編集で「もう長うない」という作品が私は一番気に入りました。1980年といえば私は小学生だったのですが、この本の登場人物を当時の両親に重ねたり、今の自分に重ねた 1980年の作品を最近、文字を大きく改版した本。短編集で「もう長うない」という作品が私は一番気に入りました。1980年といえば私は小学生だったのですが、この本の登場人物を当時の両親に重ねたり、今の自分に重ねたりして非常に面白かったです。私は田辺聖子の作品の時代背景がわかることにはっきりと気づいた読書でした。 …続きを読む
    クプクプ
    2021年08月05日
    70人がナイス!しています
  • 2023(348)色々な夫婦の短編集。どのお話も、妻が夫を立てていて・・・というか、上手に操作している。どのお話も他人事なので、楽しく拝読。自分だったら絶対耐えられません!寺地はるなさんの解説「だってわたし 2023(348)色々な夫婦の短編集。どのお話も、妻が夫を立てていて・・・というか、上手に操作している。どのお話も他人事なので、楽しく拝読。自分だったら絶対耐えられません!寺地はるなさんの解説「だってわたしたちはみんなそれぞれ、数多の欠点を抱え、お互いに許したり許されたりしながら生きている。」 …続きを読む
    えりまき
    2023年12月09日
    15人がナイス!しています

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