魔力の胎動

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2021年03月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
352
ISBN:
9784041096741
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魔力の胎動

  • 著者 東野 圭吾
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2021年03月24日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
352
ISBN:
9784041096741

悩める人々の前に現れた彼女は、魔女

成績不振に苦しむスポーツ選手、
息子が植物状態になった水難事故から立ち直れない父親、
同性愛者への偏見に悩むミュージシャン。
彼等の悩みを知る鍼灸師・工藤ナユタの前に、
物理現象を予測する力を持つ不思議な娘・円華が現れる。
挫けかけた人々は彼女の力と助言によって光を取り戻せるか?
円華の献身に秘められた本当の目的と、切実な祈りとは。
規格外の衝撃ミステリ『ラプラスの魔女』とつながる、あたたかな希望と共感の物語。
成績不振に苦しむスポーツ選手、
息子が植物状態になった水難事故から立ち直れない父親、
同性愛者への偏見に悩むミュージシャン。
彼等の悩みを知る鍼灸師・工藤ナユタの前に、
物理現象を予測する力を持つ不思議な娘・円華が現れる。
挫けかけた人々は彼女の力と助言によって光を取り戻せるか?
円華の献身に秘められた本当の目的と、切実な祈りとは。
規格外の衝撃ミステリ『ラプラスの魔女』とつながる、あたたかな希望と共感の物語。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

第一章 あの風に向かって翔べ
第二章 この手で魔球を
第三章 その流れの行方は
第四章 どの道で迷っていようとも
第五章 魔力の胎動

あらすじ

人物相関図

「魔力の胎動」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 本書は『ラプラスの魔女』の前日譚であり連作短編集の構成で羽原円華の名刺代わりとも云える事件が繰り広げられる。彼女がそれぞれの問題をスパコン並みに計算して解き明かす一方で、最終的にそれぞれの登場人物の問 本書は『ラプラスの魔女』の前日譚であり連作短編集の構成で羽原円華の名刺代わりとも云える事件が繰り広げられる。彼女がそれぞれの問題をスパコン並みに計算して解き明かす一方で、最終的にそれぞれの登場人物の問題を解決するのは数式やロジックとかではなく、各々の心に発破をかけて感情に働きかけて成し得ることだ。即ち人の心の力は論理や計算を凌駕し、困難を克服する力を持っているという円華からのメッセージと受け取れるのだ。彼女に関わる人間の心を動かす、情理の両輪を両立させた物語が今後どんな作品になるのか、大いに期待したい。 …続きを読む
    Tetchy
    2022年04月07日
    356人がナイス!しています
  • 東野圭吾は工学部出身だが、理系のトリックや探偵役は「ガリレオ」の湯川学と「ラプラス」の羽原円華だけだ。読みやすさを考えてと思うが、同じ理系で全く異なる推理術を備えた探偵の創造が難しかったのか。その点、 東野圭吾は工学部出身だが、理系のトリックや探偵役は「ガリレオ」の湯川学と「ラプラス」の羽原円華だけだ。読みやすさを考えてと思うが、同じ理系で全く異なる推理術を備えた探偵の創造が難しかったのか。その点、データ解析手法で真相を探る湯川に比べ、まず直感から状況にあてはまるパズルを組み立てる円華は正反対の存在といえる。スポーツや事故での空気や水の流れを的確に読み、思いがけない力の作用を解明するプロセスは他にない意外性に満ちている。円華と湯川が推理を競うクロスオーバー作品を読みたいが、出版社が違うので無理だろうな。 …続きを読む
    パトラッシュ
    2023年02月01日
    337人がナイス!しています
  • 「ラプラスの魔女」の前日譚。短編集のようで、こっそりと2つの物語が進んでる。一つは「ラプラスの魔女」を読んでみてわかるモノ、もう一つは本著を読みながらわかってくるモノ。もう一度読み返した時、伏線に気づ 「ラプラスの魔女」の前日譚。短編集のようで、こっそりと2つの物語が進んでる。一つは「ラプラスの魔女」を読んでみてわかるモノ、もう一つは本著を読みながらわかってくるモノ。もう一度読み返した時、伏線に気づいたりするのかな。本編「ラプラスの魔女」を先に読んだからかもしれませんが、読み進める内に沸々と本編を読もうかどうしようか悩んで、本著を読み終わる頃には「ラプラスの魔女」を読みたいになってる不思議な感じ。ゆっくりながら、沸々と沸き起こるような前日譚でした。☆4.5 …続きを読む
    せ~や
    2021年04月13日
    281人がナイス!しています

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