科学と文学

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2020年07月16日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
256
ISBN:
9784044005870
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科学と文学

  • 著者 寺田 寅彦
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2020年07月16日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
256
ISBN:
9784044005870

科学と芸術が結合した名随筆。

「科学の世界は国境の向うから文学の世界に話しかける」(「文学と科学の国境」)。日本の伝統文化への強い愛情を表した寺田寅彦。芭蕉連句を映画のモンタージュ構成や音楽の楽章に喩えるなど、ジャンルを越えて芸術の本質に迫る眼差しをもっていた。科学者としての生活の中に文学の世界を見出した「映画芸術」「連句雑俎」「科学と文学1」「科学と文学2」の4部構成。解説・角川源義、川添愛

「科学の世界は国境の向うから文学の世界に話しかける」(「文学と科学の国境」)。日本の伝統文化への強い愛情を表した寺田寅彦。芭蕉連句を映画のモンタージュ構成や音楽の楽章に喩えるなど、ジャンルを越えて芸術の本質に迫る眼差しをもっていた。科学者としての生活の中に文学の世界を見出した「映画芸術」「連句雑俎」「科学と文学1」「科学と文学2」の4部構成。解説・角川源義、川添愛

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

映画芸術

緒言
映画芸術の特異性
映画の成立
映画の編輯過程
映画と連句
映画と夢
前衛映画
抽象映画
発声映画
有色映画
立体映画
人工映画
映画と国民性

連句雑俎

連句の独自性
連句と音楽
連句と合奏
連句の心理と夢の心理
連句心理の諸現象
月花の定座の意義
短歌の連作と連句

科学と文学 1

科学者と芸術家
文学の中の科学的要素
詩と官能
西鶴と科学
天文と俳句

科学と文学 2

緒言
言葉としての文学と科学
実験としての文学と科学
記録としての文学と科学
芸術としての文学と科学
文学と科学の国境
随筆と科学
広義の「学」としての文学と科学
通俗科学と文学
ジャーナリズムと科学
文章と科学
結語

解説 角川源義・川添愛

「科学と文学」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 図書館の新刊コーナーで見つけて。物理学者であり随筆家、俳人の寺田寅彦、読むのは初めて。映画芸術、連句雑俎、科学と文学の三部構成だが、その洞察力、分析力、未来を見据える感性に驚いた。特に映画に関して。こ 図書館の新刊コーナーで見つけて。物理学者であり随筆家、俳人の寺田寅彦、読むのは初めて。映画芸術、連句雑俎、科学と文学の三部構成だが、その洞察力、分析力、未来を見据える感性に驚いた。特に映画に関して。これが書かれた昭和7年当時、ようやくトーキーが出だした頃ではなかろうか。その時代に、映画の芸術性について的確に論じているのだ。映画の成り立ちから、音声映画の良し悪し、有色映画、なんと立体映画まで。そして、和歌俳諧浮世絵を生んだ日本に「日本的なる世界的映画」を創造することが課題だと説く。未来が見えていたんですね。 …続きを読む
    keroppi
    2020年08月19日
    73人がナイス!しています
  • 言い回しがいかにも寅彦先生。今は自分の専門分野以外について敢えて論じる人が減ってしまったように思う。 言い回しがいかにも寅彦先生。今は自分の専門分野以外について敢えて論じる人が減ってしまったように思う。
    オザマチ
    2023年10月29日
    12人がナイス!しています
  • 難しすぎたあ〜〜、、 難しすぎたあ〜〜、、
    hass
    2021年08月19日
    1人がナイス!しています

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