モモコとうさぎ

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2021年01月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
368
ISBN:
9784041092965
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モモコとうさぎ

  • 著者 大島 真寿美
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2021年01月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
368
ISBN:
9784041092965

現代を生きる若者の不安と憂鬱と活路を見事に描きだした青春放浪記!

モモコ、22歳。就活に失敗して、バイトもクビ。そのまま大学を卒業し、屋根裏部屋にこもってちくちくちくちく縫い物に没頭する日々を送っていた。だが、家を出なくてはならない日がきて……。たゆたうように世間を歩くモモコの背中のリュックの中にはうさぎが一匹、じっと彼女を見守っている。外国人労働者、格差社会、限界集落、超長寿社会、地方の共同体……よるべない私たちの現実と憂鬱、そして希望を描く、人生応援歌。解説・ペヤンヌマキ(ブス会*) モモコ、22歳。就活に失敗して、バイトもクビ。そのまま大学を卒業し、屋根裏部屋にこもってちくちくちくちく縫い物に没頭する日々を送っていた。だが、家を出なくてはならない日がきて……。たゆたうように世間を歩くモモコの背中のリュックの中にはうさぎが一匹、じっと彼女を見守っている。外国人労働者、格差社会、限界集落、超長寿社会、地方の共同体……よるべない私たちの現実と憂鬱、そして希望を描く、人生応援歌。解説・ペヤンヌマキ(ブス会*)

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

「モモコとうさぎ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 風変わりな家庭に育ったモモコ、22歳。大学を出ても就職できず、バイトも全てクビになり、家を出てぬいぐるみのうさぎと共に旅に出る。友人宅、兄の独身寮、幼い頃家族四人で暮らした海辺の町、父の故郷の山村。ど 風変わりな家庭に育ったモモコ、22歳。大学を出ても就職できず、バイトも全てクビになり、家を出てぬいぐるみのうさぎと共に旅に出る。友人宅、兄の独身寮、幼い頃家族四人で暮らした海辺の町、父の故郷の山村。どこでもせっせと働くモモコ。医療施設の集まる町の外国人たち、高齢者ばかりの限界集落。優しく素直なモモコに安住の地がない今の日本の光景だ。最後にたどりつく、うさぎの発明者の町・桃源郷の不思議なコミュニティ。貧しいけれど老若男女が幸せに暮らす。大島さんの理想郷の一つだろう。<人と暮らす>ことを考えさせられる物語だ。 …続きを読む
    エドワード
    2022年05月16日
    26人がナイス!しています
  • 一言でいえば、モモコの自分探しなんだけど、旅の途中で出会う皆がいい味。みね婆もりるさんも素敵。りるさんの踊りはピナ・バウシュを想像してしまう。ただ、ウサギっていったい何だったんだろう。若干の蛇足感。 一言でいえば、モモコの自分探しなんだけど、旅の途中で出会う皆がいい味。みね婆もりるさんも素敵。りるさんの踊りはピナ・バウシュを想像してしまう。ただ、ウサギっていったい何だったんだろう。若干の蛇足感。
    YH
    2022年10月08日
    4人がナイス!しています
  • 不思議なうさぎの人形をもって放浪するモモコ(23歳)の物語。モモコがお父さんの生まれ故郷の田舎へたどり着いたとき、お世話してしてくれたお婆さん、みね婆が素敵です。標識のような人。そこにいて、そこがどこか 不思議なうさぎの人形をもって放浪するモモコ(23歳)の物語。モモコがお父さんの生まれ故郷の田舎へたどり着いたとき、お世話してしてくれたお婆さん、みね婆が素敵です。標識のような人。そこにいて、そこがどこかを知っていて、そしていくつかの行先を示してくれるような、そんなみね婆。 …続きを読む
    Mimi Ichinohe
    2021年07月31日
    4人がナイス!しています

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