- 著者 原田 マハ
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2020年07月16日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 320
- ISBN:
- 9784041092941
アノニム
- 著者 原田 マハ
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2020年07月16日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 320
- ISBN:
- 9784041092941
一枚の絵が世界を変える――原田マハが描く最高のアートエンタテインメント
ジャクソン・ポロック幻の傑作が香港でオークションにかけられることになり、美里は仲間とある計画に挑む。一方アーティスト志望の高校生・張英才のもとには謎の集団「アノニム」からコンタクトがあり!?
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
登場人物(イラスト/平沢下戸)
ジェット
蒋恩堂。IT長者であり世界トップ10に入るアートコレクター。アノニムのボスでもある。
エポック
ゼキ・ハヤル。イスタンブールでトルコ絨毯店を営む経営者。 別名で美術史家としても活躍。
ミリ
真矢美里。香港の巨大美術館のコンペに競り勝ち、メイン・アーキテクトとして派遣された建築家。
ヤミー
ダリダ・フィオレンティーナ。ブルックリンでギャラリーを経営する美女。
ネバネス
サラ・グッドマン。フリーランスで活躍する世界屈指の美術品修復家。
オブリージュ
ジャック=フランソワ=フロマンタン=エリ=ド・ブルゴー=ドリュクレー。ラグジュアリーブランドのオーナーでありファイン・アートコレクター。
ネゴ
パトリック・ダンドラン。オークション会社「サザビーズ」の花形オークショニア。
オーサム
ラヤ・シン 天才エンジニアであり、アノニムメンバーでは最年少。
『アノニム』を読み解く3つのKEYWORD
1.ジャクソン・ポロック
1912年生まれ。第二次世界大戦直後、NYを中心に活躍したアーティスト。カンヴァスを床に置き、絵の具を垂らす(ドリッピング)手法で抽象絵画を制作。アクションペインティングとも呼ばれ、美術史に一時代を築く。
2.Numberシリーズ
ポロックの代表作のシリーズであり、本作の装画である『Number 1A,1948』はニューヨーク近代美術館(MoMA)に飾られている。また『Number 17A』という作品は2015年に約2億ドルで取引され、この金額は2017年4月現在、世界4位の高さである。
3.アノニム
作中に登場する謎の窃盗集団。盗難にあった美術作品を修復し、持ち主に返す活動をしている。アノニムとは、unknown (作者不詳)の意味を指している。
著者インタビュー
『アノニム』でわかる、現代アートの楽しみかた(インタビュー「本の旅人」2017年6月号より)
1.ジャクソン・ポロック
1912年生まれ。第二次世界大戦直後、NYを中心に活躍したアーティスト。カンヴァスを床に置き、絵の具を垂らす(ドリッピング)手法で抽象絵画を制作。アクションペインティングとも呼ばれ、美術史に一時代を築く。
2.Numberシリーズ
ポロックの代表作のシリーズであり、本作の装画である『Number 1A,1948』はニューヨーク近代美術館(MoMA)に飾られている。また『Number 17A』という作品は2015年に約2億ドルで取引され、この金額は2017年4月現在、世界4位の高さである。
3.アノニム
作中に登場する謎の窃盗集団。盗難にあった美術作品を修復し、持ち主に返す活動をしている。アノニムとは、unknown (作者不詳)の意味を指している。
著者インタビュー
『アノニム』でわかる、現代アートの楽しみかた(インタビュー「本の旅人」2017年6月号より)
「アノニム」感想・レビュー
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アート義賊団であるアノニム集団が香港の高校生の張英才を目を付け、ジャクソン・ボロックの作品「ナンバー・ゼロ」をターゲットとしたプロジェクトの顛末。香港での学生運動の中で進む話の展開は正に少し前の香港 …続きを読む2020年09月30日131人がナイス!しています
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原田さんの絵画ものですがいつものと違ってエンターテイメント系ですね。この中のジャクソン・ポロックは私も以前から好きで映画でもエド・ハリスが演じていたのを見たことがありました。さまざまな人物が登場し過ぎ …続きを読む2021年03月03日126人がナイス!しています
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ジャクソン・ポロックの幻の作品「ナンバー・ゼロ」をオークションで競い落そうとする美術専門の窃盗団の冷血なリーダーのゼウスと彼らの手から傑作を守りつつ、人間とアートの可能性を張英才や香港の若者に伝える謎 …続きを読む2022年11月11日107人がナイス!しています
著者紹介
原田 マハ
1962年東京生まれ。マリムラ美術館、伊藤忠商事を経て、森ビル森美術館設立準備室在籍時、ニューヨーク近代美術館に派遣され同館にて勤務。その後2005年「カフーを待ちわびて」で第1回日本ラブストーリー大賞を受賞、デビュー。2012年に発表したアートミステリ『楽園のカンヴァス』は第25回山本周五郎賞、第5回R・40本屋さん大賞、TBS系「王様のブランチ」BOOKアワードなどを受賞、ベストセラーに。2016年『暗幕のゲルニカ』が第9回R・40本屋さん大賞を受賞。2017年『リーチ先生』で新田次郎文学賞を受賞。その他の作品に『本日は、お日柄もよく』『ジヴェルニーの食卓』『太陽の棘』『サロメ』などがある。