- 著者 矢野 隆
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2020年03月28日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 288
- ISBN:
- 9784041092729
愚か者の城
- 著者 矢野 隆
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2020年03月28日
- 判型:
- 四六判
- 商品形態:
- 単行本
- ページ数:
- 288
- ISBN:
- 9784041092729
愛する者の城を滅ぼせ!藤吉郎の下した、命がけの決断!
「迷う暇があるなら走れ。御主は走る以外に能のない男であろうが」
敵地にある墨俣の築城に成功し、織田信長の美濃攻略に大きく貢献した木下藤吉郎。だが彼の心は、晴れやかなものではなかった。信長の妹・於市が、浅井長政に嫁ぐことになり、想いを寄せていたことを妻の於禰に知られてしまったのだ。夫婦仲は険悪になり、藤吉郎は本来の明るさを失っていく。そんななか、越前の朝倉討伐の遠征に出ていた信長に於市からの驚くべき報せが届けられる。長政が信長を裏切り、朝倉義景側についたというのだ。藤吉郎は、信長から於市のいる浅井家討伐を命じられるが──。気鋭の作家が描く、書き下ろし歴史長篇。
敵地にある墨俣の築城に成功し、織田信長の美濃攻略に大きく貢献した木下藤吉郎。だが彼の心は、晴れやかなものではなかった。信長の妹・於市が、浅井長政に嫁ぐことになり、想いを寄せていたことを妻の於禰に知られてしまったのだ。夫婦仲は険悪になり、藤吉郎は本来の明るさを失っていく。そんななか、越前の朝倉討伐の遠征に出ていた信長に於市からの驚くべき報せが届けられる。長政が信長を裏切り、朝倉義景側についたというのだ。藤吉郎は、信長から於市のいる浅井家討伐を命じられるが──。気鋭の作家が描く、書き下ろし歴史長篇。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
「愚か者の城」感想・レビュー
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木下藤吉郎から羽柴秀吉と名前が変わるまでの一代記。数々の戦の凄まじさ、特に比叡山延暦寺の僧侶の惨殺には寒気を感じた。信長の鬼人のような恐ろしさを、これでもかというほどの迫力で描いているので、それに従う …続きを読む2020年04月22日40人がナイス!しています
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浅井長政に嫁いだお市の方への横恋慕。その浅井の裏切り。光秀へのライバル心。ねねへの思い。ちょうど今日、NHKで「秀吉」の総集編が放送されてましたが、藤吉郎から秀吉になるまでの葛藤にまみれた半生記。2020年07月12日22人がナイス!しています
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令和の秀吉像を作り出した矢野隆さんの傑作『大ぼら吹きの城』の続編。今作は"天下人"という目指すべき姿を見出したものの、現実や未熟な自分とのギャップに苦しむ秀吉が描かれる。初登場の光秀がとっても嫌らしく、 …続きを読む2020年08月05日19人がナイス!しています