アルプスの少女ハイジ

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  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2021年01月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
432
ISBN:
9784041092477
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アルプスの少女ハイジ

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2021年01月22日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
432
ISBN:
9784041092477

美しい自然、ハイジがくれた永遠の愛と感動の物語を、読みやすい完訳版で。

 両親を失いながらも、太陽のように明るく人々の心を照らす少女ハイジ。アルプスの山小屋で孤独に暮らすおじいさんとの絆、ヤギ飼いのペーターやその家族とのふれあい、足の不自由な少女クララとの出会いと友情――。雄大な自然を背景に、深い喪失感を抱く人々が、ひとりの少女によって人間性を回復し再生していく、愛と感動の物語。
 1880~81年に発表された『ハイジ』は、当初から大評判となり、いまも世界中で翻訳・劇化・映像化されている。日本でもアニメが大ヒットし、児童文学として多くの絵本や抄訳が出版されているが、原作は、家族の絆や地域社会との共生、エコロジーな暮らしへの回帰など現代的なテーマにあふれ、大人にこそ考えさせられることが多い本格的な文学作品である。
 本書は、シュリンク『朗読者』の翻訳で数々の賞を受賞した、ドイツ文学者・松永美穂氏による渾身の完訳。



 両親を失いながらも、太陽のように明るく人々の心を照らす少女ハイジ。アルプスの山小屋で孤独に暮らすおじいさんとの絆、ヤギ飼いのペーターやその家族とのふれあい、足の不自由な少女クララとの出会いと友情――。雄大な自然を背景に、深い喪失感を抱く人々が、ひとりの少女によって人間性を回復し再生していく、愛と感動の物語。
 1880~81年に発表された『ハイジ』は、当初から大評判となり、いまも世界中で翻訳・劇化・映像化されている。日本でもアニメが大ヒットし、児童文学として多くの絵本や抄訳が出版されているが、原作は、家族の絆や地域社会との共生、エコロジーな暮らしへの回帰など現代的なテーマにあふれ、大人にこそ考えさせられることが多い本格的な文学作品である。
 本書は、シュリンク『朗読者』の翻訳で数々の賞を受賞した、ドイツ文学者・松永美穂氏による渾身の完訳。



※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

◆第1部 ハイジの修業と遍歴の時代
アルムのおじいさん/おじいさんのところで/牧場で/おばあさんのところで/二人のお客さんと、それに続く事件/まったく別の生活と、たくさんの新しいこと/ロッテンマイヤーさんの落ち着かない日々/ご主人が帰ってきて耳にした、前代未聞のことがら/おばあさま/ハイジの喜びと悲しみ/ゼーゼマン家の幽霊/アルムへ帰る旅/日曜日、教会の鐘が鳴るとき
◆第2部 ハイジは習ったことを役立てられる
旅行の準備/アルムへのお客さま/恩返し/デルフリ村の冬/まだまだ冬は続く/遠くのお友達が動き出す/アルムでのそれからの日々/誰も予想しなかったこと/お別れしても、また会える

「アルプスの少女ハイジ」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 頂き物。完訳だというが、まだ読み終えているわけではない。初読は少年少女世界の名作文学で。何度も読み返し、生まれて初めて21歳の海外旅行ではチューリヒから電車に乗って雪の残る3月、アルムの山々、ハイジの 頂き物。完訳だというが、まだ読み終えているわけではない。初読は少年少女世界の名作文学で。何度も読み返し、生まれて初めて21歳の海外旅行ではチューリヒから電車に乗って雪の残る3月、アルムの山々、ハイジの世界を辿りに行った。帰りはバッドラガツまで一駅歩いたよ。今から思えば大胆だった。子供の頃の読書体験はかくも若き頃の私を動かし…の思い出に浸りつつ、少しずつ読書中。ちなみに干し草のベッドは体験したことは無いが、農家出身の老母の幼いころは藁布団だったそうで。山羊は羊が飼えない土地の遊牧と大人になってから知った。 …続きを読む
    neimu
    2021年03月08日
    57人がナイス!しています
  • すごくよかった。アニメの印象しかなくドイツ文学者による訳本があるとは知らなかった。ハイジに出会って変わっていったアルムの「おじいさん」。おじいさんの変化が伝染し、みんなも笑顔になっていく。素直に気もち すごくよかった。アニメの印象しかなくドイツ文学者による訳本があるとは知らなかった。ハイジに出会って変わっていったアルムの「おじいさん」。おじいさんの変化が伝染し、みんなも笑顔になっていく。素直に気もちのよい、アルムの美しい景色の中で深呼吸したような心が浄化される作品だった。アルムのおじいさん、ペーターのおばあさん、クララのおばあさん…老人たちがハイジをよい方向へと導いていく描かれ方もよい。ハイジもクララもペーターもユキピョンもとてもかわいい。スイスのハイジ村、いいなあ。今から142年前、1880年の作品。 …続きを読む
    pirokichi
    2022年04月03日
    23人がナイス!しています
  • 来週の読書会に向けて、違う翻訳で再読です。光文社古典新訳文庫は挿絵ありでしたが、どちらの翻訳読みやすくサクサクと読めました。再読して印象深かったのが、ハイジのおじいさんの生活力です。自家製のチーズやバ 来週の読書会に向けて、違う翻訳で再読です。光文社古典新訳文庫は挿絵ありでしたが、どちらの翻訳読みやすくサクサクと読めました。再読して印象深かったのが、ハイジのおじいさんの生活力です。自家製のチーズやバターなどを売って生計を立て、大工仕事の心得もあり、病人を介護する技も身につけ、植物動物のことも熟知しているなんて、すごいです。この頑固な70代のおじいさんが、ハイジを中心に皆と過ごすようになって、老年に”愉快な”生活を送れるようになることが嬉しかったですね。 …続きを読む
    コニコ@共楽
    2021年12月11日
    23人がナイス!しています

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