こわい本9 影

こわい本9 影

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

label
  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2022年01月21日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
368
ISBN:
9784041089989
label

こわい本9 影

  • 著者 楳図 かずお
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2022年01月21日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
368
ISBN:
9784041089989

私を妬んでいるのは鏡の中の自分?鏡の中にいる私が抜け出してきて――

主人公の絵美にお屋敷は、幼いころから鏡の前で美しい自分の姿を見るのが大好きだった。だが恵美はいつも誰かからの憎しみの視線を感じながら暮らしており、ついにそれが鏡の自分であることに気が付く。さらに鏡の中の自分は鏡から抜け出し、絵美になり替わり恋人の貢君の元へ。どうやったら元に戻せるのか、恵美の悩みは続き……(「鏡」)
主人公の美少女・松本あぐりは、音読中に眠りこけてしまう。夢の中では「自分がお人形になっていて、お母さんが自分にとても会いたがっている」という。小さいころに亡くなったと聞かされているお母さんだが、学校の先生たちはあぐりのねむり病の真相を探ることに――(「ねむり少女」)
あや子と雪子は大の仲良しだったが、お面マニアのお爺さんに「朝霧面」と「夕霧面」をもらう。その夜、二人がそれぞれ戯れにお面を被ると――(「のろいの面」)。
他「青い大きい鹿の死」を収録。
主人公の絵美にお屋敷は、幼いころから鏡の前で美しい自分の姿を見るのが大好きだった。だが恵美はいつも誰かからの憎しみの視線を感じながら暮らしており、ついにそれが鏡の自分であることに気が付く。さらに鏡の中の自分は鏡から抜け出し、絵美になり替わり恋人の貢君の元へ。どうやったら元に戻せるのか、恵美の悩みは続き……(「鏡」)
主人公の美少女・松本あぐりは、音読中に眠りこけてしまう。夢の中では「自分がお人形になっていて、お母さんが自分にとても会いたがっている」という。小さいころに亡くなったと聞かされているお母さんだが、学校の先生たちはあぐりのねむり病の真相を探ることに――(「ねむり少女」)
あや子と雪子は大の仲良しだったが、お面マニアのお爺さんに「朝霧面」と「夕霧面」をもらう。その夜、二人がそれぞれ戯れにお面を被ると――(「のろいの面」)。
他「青い大きい鹿の死」を収録。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ


ねむり少女
のろいの面
青い大きい鹿の死
【巻末企画】岡崎京子エッセイ、吉田戦車+楳図かずお対談、楳図かずおインタビュー、解題、初出

吉田ユニデザインの「こわい本」オリジナルグッズ情報はこちらから

同じシリーズの作品

「こわい本9 影」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 今巻のテーマは、影。少女ホラーマンガが4編収められている。「鏡」は、自分の影が、鏡の中から出てくる恐怖。可憐な少女が恐怖におののく。表紙の絵からして怖い。途中コミカルな要素もプラスされているが、そのこ 今巻のテーマは、影。少女ホラーマンガが4編収められている。「鏡」は、自分の影が、鏡の中から出てくる恐怖。可憐な少女が恐怖におののく。表紙の絵からして怖い。途中コミカルな要素もプラスされているが、そのことでより恐怖が引き立っているようだ。帯に書いてあったが、「楳図かずお大美術展」がいよいよ1月28日から開催されるようだ。とても見たいけど、今の感染状況では行くのも怖いし、楳図さんの怖い絵にも触れたいし、どうしよう。もう少し様子をみようかな。 …続きを読む
    keroppi
    2022年01月27日
    77人がナイス!しています
  • 少女ホラー4作収録。わたしの大好きな作品「ねむり少女」あぁなんて可愛いんだ!巻末寄稿は岡崎京子さん。彼女がお元気だったころの原稿なので、なんとも切なくてたまらなくなります。 少女ホラー4作収録。わたしの大好きな作品「ねむり少女」あぁなんて可愛いんだ!巻末寄稿は岡崎京子さん。彼女がお元気だったころの原稿なので、なんとも切なくてたまらなくなります。
    鱒子
    2022年03月05日
    63人がナイス!しています
  • 自分が一番怖い。その真理がよくわかる『こわい本』第9巻。「鏡」は何度読んでも傑作だ。もう一人の自分を表現するのに、鏡に映った自分を用いるのは決して斬新なわけではなく、凡庸なパターンであるはずなのに、一 自分が一番怖い。その真理がよくわかる『こわい本』第9巻。「鏡」は何度読んでも傑作だ。もう一人の自分を表現するのに、鏡に映った自分を用いるのは決して斬新なわけではなく、凡庸なパターンであるはずなのに、一歩も二歩も踏み込んだ楳図かずおの主題への探求が、まったく新しい恐怖を生み出している。鏡の中の自分が本人を名乗る、いわば影が本物を乗っ取る展開だが、楳図は影が生まれた理由(それは本人側の心理の問題)と共に影の苦悩までをも描こうとする。そこが楳図かずおの凄さだ。(つづく) …続きを読む
    ぐうぐう
    2022年07月05日
    32人がナイス!しています

powered by 読書メーター

最近チェックした商品