- 著者 末木 文美士
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2020年03月24日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 320
- ISBN:
- 9784044005559
日本の思想をよむ
- 著者 末木 文美士
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2020年03月24日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 320
- ISBN:
- 9784044005559
未来を考えるために、思想と文化を古典から読み解く、日本思想史入門。
空海、鴨長明、荻生徂徠、伊藤仁斎、福沢諭吉、南方熊楠、西田幾多郎……実に多様で新鮮な思想が、この国にはある。
人間や自然だけでなく、目に見えない死者や神仏との関係も親密なものとして捉えてきた。
他者との関係性のなかで自己を捉える視点こそ、いま求められている。
自然を考え、人間を考え、宗教を考え、社会や国家を考える。
単行本から新たに2編追加し、45編の日本の思想史を彩る著作をひもといて、未来を生きるためのヒントを見出す。
各著作の解説と原文抜粋を載せ、巻末には年表とブックガイドも収録する。
【目次 (抜粋)】
第1部「自然と人間」
空海『弁顕密二教論』
鴨長明『方丈記』
二宮尊徳『二宮翁夜話』
など
第2部「死者からの問いかけ」
源信『往生要集』
慈円『愚管抄』
柳田国男『先祖の話』
など
第3部「超俗から世俗へ」
最澄『山家学生式』
法然『選択本願念仏集』
伊藤仁斎『童子問』
など
第4部「身体への眼差し」
世阿弥『風姿花伝』
一休『狂雲集』
白隠『夜船閑話』
安藤昌益『統道真伝』
など
第5部「仏教を捉え直す」
親鸞『教行信証』
道元『正法眼蔵』
無住『沙石集』
和辻哲郎『古寺巡礼』
など
第6部「『日本』とはなにか」
『古事記』
荻生徂徠『学則』
本居宣長『紫文要領』
内村鑑三『基督信徒のなぐさめ』
鈴木大拙『日本的霊性』
西田幾多郎『場所的論理と宗教的世界観』
丸山眞男『日本の思想』
第7部「社会と国家の構想」
日蓮『立正安国論』
中山みき『みかぐらうた』
福沢諭吉『文明論之概略』
清沢満之『倫理以上の根拠』
『日本国憲法』
など
人間や自然だけでなく、目に見えない死者や神仏との関係も親密なものとして捉えてきた。
他者との関係性のなかで自己を捉える視点こそ、いま求められている。
自然を考え、人間を考え、宗教を考え、社会や国家を考える。
単行本から新たに2編追加し、45編の日本の思想史を彩る著作をひもといて、未来を生きるためのヒントを見出す。
各著作の解説と原文抜粋を載せ、巻末には年表とブックガイドも収録する。
【目次 (抜粋)】
第1部「自然と人間」
空海『弁顕密二教論』
鴨長明『方丈記』
二宮尊徳『二宮翁夜話』
など
第2部「死者からの問いかけ」
源信『往生要集』
慈円『愚管抄』
柳田国男『先祖の話』
など
第3部「超俗から世俗へ」
最澄『山家学生式』
法然『選択本願念仏集』
伊藤仁斎『童子問』
など
第4部「身体への眼差し」
世阿弥『風姿花伝』
一休『狂雲集』
白隠『夜船閑話』
安藤昌益『統道真伝』
など
第5部「仏教を捉え直す」
親鸞『教行信証』
道元『正法眼蔵』
無住『沙石集』
和辻哲郎『古寺巡礼』
など
第6部「『日本』とはなにか」
『古事記』
荻生徂徠『学則』
本居宣長『紫文要領』
内村鑑三『基督信徒のなぐさめ』
鈴木大拙『日本的霊性』
西田幾多郎『場所的論理と宗教的世界観』
丸山眞男『日本の思想』
第7部「社会と国家の構想」
日蓮『立正安国論』
中山みき『みかぐらうた』
福沢諭吉『文明論之概略』
清沢満之『倫理以上の根拠』
『日本国憲法』
など
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
はじめに
1.自然と人間
空海『弁顕密二教論』
鴨長明『方丈記』
二宮尊徳『二宮翁夜話』
宮沢賢治『二十六夜』
南方熊楠『土宜法龍宛書簡』
2.死者からの問いかけ
源信『往生要集』
慈円『愚管抄』
平田篤胤『霊能真柱』
柳田国男『先祖の話』
田辺元『メメント モリ』
コラム日本の思想を考える1 三つの伝統
3.超俗から世俗へ
最澄『山家学生式』
法然『選択本願念仏集』
叡尊『感身学正記』
夢窓『夢中問答集』
蓮如『蓮如文集』
鉄眼『化縁之疏』
伊藤仁斎『童子問』
4.身体への眼差し
栄西『喫茶養生記』
明恵『夢記』
聖戒『一遍聖絵』
世阿弥『風姿花伝』
一休『狂雲集』
白隠『夜船閑話』
安藤昌益『統道真伝』
5.仏教を捉え直す
親鸞『教行信証』
道元『正法眼蔵』
無住『沙石集』
不干斎ハビアン『妙貞問答』
鈴木正三『驢鞍橋』
富永仲基『出定後語』
和辻哲郎『古寺巡礼』
コラム日本の思想を考える2 大伝統をどう見るか
6.「日本」とはなにか
『古事記』
荻生徂徠『学則』
本居宣長『紫文要領』
内村鑑三『基督信徒のなぐさめ』
鈴木大拙『日本的霊性』
西田幾多郎『場所的論理と宗教的世界観』
丸山眞男『日本の思想』
7.社会と国家の構想
日蓮『立正安国論』
吉田松陰『講孟余話』
中山みき『みかぐらうた』
福沢諭吉『文明論之概略』
清沢満之『倫理以上の根拠』
『国体の本義』
『日本国憲法』
ブックガイド
年表
あとがき
1.自然と人間
空海『弁顕密二教論』
鴨長明『方丈記』
二宮尊徳『二宮翁夜話』
宮沢賢治『二十六夜』
南方熊楠『土宜法龍宛書簡』
2.死者からの問いかけ
源信『往生要集』
慈円『愚管抄』
平田篤胤『霊能真柱』
柳田国男『先祖の話』
田辺元『メメント モリ』
コラム日本の思想を考える1 三つの伝統
3.超俗から世俗へ
最澄『山家学生式』
法然『選択本願念仏集』
叡尊『感身学正記』
夢窓『夢中問答集』
蓮如『蓮如文集』
鉄眼『化縁之疏』
伊藤仁斎『童子問』
4.身体への眼差し
栄西『喫茶養生記』
明恵『夢記』
聖戒『一遍聖絵』
世阿弥『風姿花伝』
一休『狂雲集』
白隠『夜船閑話』
安藤昌益『統道真伝』
5.仏教を捉え直す
親鸞『教行信証』
道元『正法眼蔵』
無住『沙石集』
不干斎ハビアン『妙貞問答』
鈴木正三『驢鞍橋』
富永仲基『出定後語』
和辻哲郎『古寺巡礼』
コラム日本の思想を考える2 大伝統をどう見るか
6.「日本」とはなにか
『古事記』
荻生徂徠『学則』
本居宣長『紫文要領』
内村鑑三『基督信徒のなぐさめ』
鈴木大拙『日本的霊性』
西田幾多郎『場所的論理と宗教的世界観』
丸山眞男『日本の思想』
7.社会と国家の構想
日蓮『立正安国論』
吉田松陰『講孟余話』
中山みき『みかぐらうた』
福沢諭吉『文明論之概略』
清沢満之『倫理以上の根拠』
『国体の本義』
『日本国憲法』
ブックガイド
年表
あとがき
「日本の思想をよむ」感想・レビュー
-
2016年初出。高校倫理でも出てくる人は多いが、しかし、その著作名やあらすじまでは立ち入っていないことも多い。多くの著作は知らないものから成る。45テーマで、うち、32ぐらいは高校生でも知っているかも …続きを読む2020年05月23日36人がナイス!しています
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著者の本は『日本仏教史』に続いて2冊目。柔らかく明瞭な語り口。世相に対する批判も多少は混じるが、基本的に「紹介」に徹した共感の姿勢が気持ちいい。初出が月イチの新聞連載ということで、空海、篤胤、道元、丸 …続きを読む2020年06月15日8人がナイス!しています
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空海から丸山眞男まで、日本思想史の重要な著作(とくに仏教書)からの引用と、そこから現代へのメッセージを読み取る。もともと新聞連載だったということもあって一冊あたり短くて読みやすい。親鸞・日蓮といった鎌 …続きを読む2022年04月23日3人がナイス!しています