赤い部屋異聞

  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2019年12月04日
判型:
四六変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
256
ISBN:
9784041088302

赤い部屋異聞

  • 著者 法月 綸太郎
  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2019年12月04日
判型:
四六変形判
商品形態:
単行本
ページ数:
256
ISBN:
9784041088302

作家・法月綸太郎が、偏愛する東西の名作九篇に捧ぐ、オマージュ連作短編集

日常に退屈した者が集い、世に秘められた珍奇な話や猟奇譚を披露する「赤い部屋」。新会員のT氏は、これまで九十九人の命を奪ったという〈殺人遊戯〉について語り始める。少しも法律に触れない、安全至極な殺人法とは――そして恐るべき身の上話ののち、仰天の結末がT氏を待ち受けていた!(「赤い部屋異聞」) 乱歩の名作をアレンジし、どんでん返しのつづら折りが見事な表題作ほか、都筑道夫のホラー短編を下敷きにした“決して最後まで読めない本”の怪異譚「だまし舟」(書き下ろし)など、マニアであれば二度おいしい、絶品揃いの全九篇。 日常に退屈した者が集い、世に秘められた珍奇な話や猟奇譚を披露する「赤い部屋」。新会員のT氏は、これまで九十九人の命を奪ったという〈殺人遊戯〉について語り始める。少しも法律に触れない、安全至極な殺人法とは――そして恐るべき身の上話ののち、仰天の結末がT氏を待ち受けていた!(「赤い部屋異聞」) 乱歩の名作をアレンジし、どんでん返しのつづら折りが見事な表題作ほか、都筑道夫のホラー短編を下敷きにした“決して最後まで読めない本”の怪異譚「だまし舟」(書き下ろし)など、マニアであれば二度おいしい、絶品揃いの全九篇。

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

もくじ

赤い部屋異聞
砂時計の伝言
続・夢判断
対位法
まよい猫
葬式がえり
最後の一撃
だまし舟
迷探偵誕生

「赤い部屋異聞」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 法月 綸太郎は、新作中心に読んでいる作家です。装幀も雰囲気があり、著者が偏愛する古今東西の名作オマージュ連作短編集の佳作でした。オススメは、江戸川 乱歩『赤い部屋』のオマージュで表題作の『赤い部屋異聞』 法月 綸太郎は、新作中心に読んでいる作家です。装幀も雰囲気があり、著者が偏愛する古今東西の名作オマージュ連作短編集の佳作でした。オススメは、江戸川 乱歩『赤い部屋』のオマージュで表題作の『赤い部屋異聞』&『まよい猫』&『葬式がえり』の3本です。著者の『裁断されたあとがき』もGOODでした。 …続きを読む
    starbro
    2020年01月26日
    220人がナイス!しています
  • 乱歩など古今東西の名作ミステリのオマージュ短編集。元ネタへの敬意を十分に感じさせる作り込みで、実に多彩なミステリの味をふんだんに楽しめた。著者がセレクトしただけあって、どれもひとクセもふたクセもあるも 乱歩など古今東西の名作ミステリのオマージュ短編集。元ネタへの敬意を十分に感じさせる作り込みで、実に多彩なミステリの味をふんだんに楽しめた。著者がセレクトしただけあって、どれもひとクセもふたクセもあるものばかり。こんなミステリもあるんだと発想に思わず感服させられ、ミステリを読む楽しさを改めて感じた。さらに各篇ごとに著者の濃い解説が付き、元を読みたくなることしきり。「砂時計の伝言」「続・夢判断」「葬式がえり」「だまし舟」「迷探偵誕生」あたりがお気に入り。著者のミステリ愛が伝わってくる作品だった。 …続きを読む
    buchipanda3
    2019年12月07日
    111人がナイス!しています
  • オマージュ短編集。海外の名作へのオマージュも多く、元作品を知らないものが多かったのですが、元作品の内容がわかるようにうまく取り込んでいて、なおかつ元作品以上の読み応えと落ちを用意しているのがしっかりと オマージュ短編集。海外の名作へのオマージュも多く、元作品を知らないものが多かったのですが、元作品の内容がわかるようにうまく取り込んでいて、なおかつ元作品以上の読み応えと落ちを用意しているのがしっかりと伝わってきました。短いものが多いのですが、本格なものもホラー寄りのものもどれもとても良かった。細断されたあとがきもこのコンセプトにぴったりだと思います。一番衝撃を受けたのは「最後の一撃」これはそのテーマのアンソロに載っているよりも、こちらで単独で読めて良かったです。他に好みなのは「砂時計の伝言」「だまし舟」 …続きを読む
    aquamarine
    2020年01月13日
    83人がナイス!しています

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