- 著者 湯浅 邦弘
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2020年01月23日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 208
- ISBN:
- 9784044005467
荀子 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典
- 著者 湯浅 邦弘
- 定価: 円 (本体 円+税)
- 発売日:
- 2020年01月23日
- 判型:
- 文庫判
- 商品形態:
- 文庫
- ページ数:
- 208
- ISBN:
- 9784044005467
人間とは何か? 政治の本質とは何か? 「性悪説」と「礼治」を解説。
「礼が守れぬ者は法も守れない」
今から二三〇〇年も前に、コンプライアンスにつながる考え方を説いた荀子。「法」の前に「礼」を理解するべき、という「礼治」の考え方を、現代語訳、書き下し、返り点付き原文、やさしい解説、コラムとともに紹介。これ一冊で中国思想「荀子」の入門となる一冊。
今から二三〇〇年も前に、コンプライアンスにつながる考え方を説いた荀子。「法」の前に「礼」を理解するべき、という「礼治」の考え方を、現代語訳、書き下し、返り点付き原文、やさしい解説、コラムとともに紹介。これ一冊で中国思想「荀子」の入門となる一冊。
※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。
もくじ
はじめに
荀子の生涯と思想
『荀子』の構成と特色
第一部 『荀子』の名言を読む
一、人間の可能性を信ずる
(1)人は学ぶことで成長する
青は藍より出でて藍より青し
郷を選び士に就く
段階を追って学ぶ
独学ではなく師に従う
最後までやり遂げる
無限を追求してはならない
自分で歩き至る
(2)人を感化する方法
人を導くプロセスとは
しかるべき区別を守る
人を必死にさせるには
楽は楽なり
音楽が人の心を整える
(3)性悪説とは何か
努力によって善に向かう
必要があるから礼儀は作られた
誰でも聖人の境地に至れる
コラム 故事成語の誕生
二、礼が守れない者は法も守れない
(1)礼の起源と精神
欲望を抑えるために礼は必要
自然、祖先、先生を敬う
人の死にこそ礼を尽くす
(2)法に近づく礼
心にかなうものはみな礼である
礼によって浪費を防ぐ
礼が守れない者は法も守れない
ふさわしい人を得ることが大切
礼と刑の区別をはっきりさせる
(3)区別と威厳が礼の術
強引な方法は必ず失敗する
人々の支持を得る
君主は舟、庶民は水
道徳に威厳を持たせるのが礼
コラム ラストエンペラーと礼
三、不遇とどう向き合うか
(1)天と人の分
人事こそが大切
天と人との分を理解する
自分の仕事に全力を尽くす
雨乞いで雨が降るのではない
(2)自分で道を切り開く
王となるべくして王となる
世に逆らわない
時世に遇わない者は多い
時の屈伸に従う
コラム 円と方の生き方
四、新しい世界像を創り出す
(1)俗説を斬る
世俗の説には誤りが多い
敵を分類してしまう
まとめて斬る
(2)儒家の存在意義
国に利を与えることができる者
おおわれない心
名を定める手順
現実的な手本を求める
中道を得た仕事と言葉
君子は不器用なるもまたよし
コラム 宥坐の器
第二部 『荀子』の思想に学ぶ
一、性善説と性悪説
二、礼と法はどう違うか
三、荀子から韓非子へ、そして始皇帝へ
四、法治の挫折と礼の復活
五、新発見の資料と荀子の再評価
おわりに 変革の時代に求められる思想
参考文献
索引
荀子の生涯と思想
『荀子』の構成と特色
第一部 『荀子』の名言を読む
一、人間の可能性を信ずる
(1)人は学ぶことで成長する
青は藍より出でて藍より青し
郷を選び士に就く
段階を追って学ぶ
独学ではなく師に従う
最後までやり遂げる
無限を追求してはならない
自分で歩き至る
(2)人を感化する方法
人を導くプロセスとは
しかるべき区別を守る
人を必死にさせるには
楽は楽なり
音楽が人の心を整える
(3)性悪説とは何か
努力によって善に向かう
必要があるから礼儀は作られた
誰でも聖人の境地に至れる
コラム 故事成語の誕生
二、礼が守れない者は法も守れない
(1)礼の起源と精神
欲望を抑えるために礼は必要
自然、祖先、先生を敬う
人の死にこそ礼を尽くす
(2)法に近づく礼
心にかなうものはみな礼である
礼によって浪費を防ぐ
礼が守れない者は法も守れない
ふさわしい人を得ることが大切
礼と刑の区別をはっきりさせる
(3)区別と威厳が礼の術
強引な方法は必ず失敗する
人々の支持を得る
君主は舟、庶民は水
道徳に威厳を持たせるのが礼
コラム ラストエンペラーと礼
三、不遇とどう向き合うか
(1)天と人の分
人事こそが大切
天と人との分を理解する
自分の仕事に全力を尽くす
雨乞いで雨が降るのではない
(2)自分で道を切り開く
王となるべくして王となる
世に逆らわない
時世に遇わない者は多い
時の屈伸に従う
コラム 円と方の生き方
四、新しい世界像を創り出す
(1)俗説を斬る
世俗の説には誤りが多い
敵を分類してしまう
まとめて斬る
(2)儒家の存在意義
国に利を与えることができる者
おおわれない心
名を定める手順
現実的な手本を求める
中道を得た仕事と言葉
君子は不器用なるもまたよし
コラム 宥坐の器
第二部 『荀子』の思想に学ぶ
一、性善説と性悪説
二、礼と法はどう違うか
三、荀子から韓非子へ、そして始皇帝へ
四、法治の挫折と礼の復活
五、新発見の資料と荀子の再評価
おわりに 変革の時代に求められる思想
参考文献
索引