ししりばの家

ししりばの家

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

試し読みをする

※電子書籍ストアBOOK☆WALKERへ移動します。

label
  • 定価: (本体円+税)
発売日:
2020年01月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
352
ISBN:
9784041085431
label

ししりばの家

  • 定価: 円 (本体円+税)
発売日:
2020年01月23日
判型:
文庫判
商品形態:
文庫
ページ数:
352
ISBN:
9784041085431

ようこそ、砂の散る奇妙な家へ――。エンタメ界の鬼才が放つミステリホラー

夫の転勤先の東京で、幼馴染の平岩と再会した果歩。しかし招かれた平岩家は不気味な砂が散る家だった。怪異の存在を訴える果歩に異常はないと断言する平岩。おかしいのはこの家か、それとも、わたしか――? 夫の転勤先の東京で、幼馴染の平岩と再会した果歩。しかし招かれた平岩家は不気味な砂が散る家だった。怪異の存在を訴える果歩に異常はないと断言する平岩。おかしいのはこの家か、それとも、わたしか――?

※画像は表紙及び帯等、実際とは異なる場合があります。

比嘉姉妹シリーズ



同じシリーズの作品

「ししりばの家」感想・レビュー
※ユーザーによる個人の感想です

  • 昔の級友から家に招かれるのは気が重い。優しかったおばあさんは寝たきりになり、床には砂が積もっている。微かな違和感…は、訪問を重ねるにつれ真っ黒な裂け目を見るような恐れと嫌悪に変わる。でも断れない。この 昔の級友から家に招かれるのは気が重い。優しかったおばあさんは寝たきりになり、床には砂が積もっている。微かな違和感…は、訪問を重ねるにつれ真っ黒な裂け目を見るような恐れと嫌悪に変わる。でも断れない。この辺り、人を断ち切れない心理は自分にも覚えがあるだけに気持悪かった。その生ぬるさのせいで、おぞましいものの全体像が現れるまでのっそりと肌を撫でるような時間が流れていく。このじれったさが何ともいえず怖い。家の中は外と違う時間が流れており、それが人間関係を歪める。魔物は家という空間および時間に住むのだろう。2017 …続きを読む
    夜間飛行
    2020年06月21日
    221人がナイス!しています
  • ★★★★★ 初読。夫の転勤で東京に引っ越してきた果歩。知らない土地、多忙ですれ違う夫婦生活。満たされない毎日を送る彼女は旧友の平岩と再会し、彼の家に遊びに行くが…聞こえて来る女の呻き声、そして部屋に降り積も ★★★★★ 初読。夫の転勤で東京に引っ越してきた果歩。知らない土地、多忙ですれ違う夫婦生活。満たされない毎日を送る彼女は旧友の平岩と再会し、彼の家に遊びに行くが…聞こえて来る女の呻き声、そして部屋に降り積もった砂…そこは怪異に襲われた異常な家だった。  子供の頃に同じ家を訪れ、社会生活を送れなくなった男と、霊感を持つ比嘉琴子が「ししりば」に挑む。今回も怪異が強大無比。毎回比嘉さんは命懸けです。引きこもり生活の五十嵐君が勇気を出して怪異に、そして社会に対峙していこうとする姿が感動的。うーんハズレがないなぁ。 …続きを読む
    bookkeeper
    2022年06月19日
    155人がナイス!しています
  • 比嘉姉妹シリーズ。話がますます面白くなる。何か妖しいいわくのある不思議な家の物語。家が人を取り込んでいくのだが、その原理が不思議で興味深いのだが。振り回される人間達。この作家は、日本の伝統的な物の怪の 比嘉姉妹シリーズ。話がますます面白くなる。何か妖しいいわくのある不思議な家の物語。家が人を取り込んでいくのだが、その原理が不思議で興味深いのだが。振り回される人間達。この作家は、日本の伝統的な物の怪の話に見せかけて現代的なホラーを描く。全二作よりその風味が増している。3作続けて面白いというのは凄いな。 …続きを読む
    absinthe
    2024年11月12日
    109人がナイス!しています

powered by 読書メーター

著者紹介

写真:澤村 伊智(さわむら いち)

澤村 伊智(さわむら いち)

1979年大阪府生まれ。東京都在住。
幼少時より怪談/ホラー作品に慣れ親しみ、岡本綺堂の作品を敬愛する。2015年『ぼぎわんが、来る』(受賞時のタイトルは『ぼぎわん』)で第22回日本ホラー小説大賞<大賞>を受賞。巧妙な語り口と物語構成によって、全選考委員から高い評価を獲得した。
新たなホラーブームを巻き起こす旗手として期待されている。

この著者の商品

最近チェックした商品